散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

庚申塔と撫で牛

2011-06-16 06:21:17 | Weblog
  
   石祀型庚申塔

 「庚申講(庚申待ち)とは、人間の体内にいるという三尸(さんし)という虫が、寝ている

間に天帝にその人間の悪事を告げに行くのを防ぐため、庚申の日には夜通し眠らないで天帝や

猿田彦、青面金剛などを祀って宴会などをする風習」だそうで、中国から伝来した道教に由来

する庚申信仰というものだそうです。江戸時代には各地に庚申講が結成され、庚申塔を造立す

るようになったといいます。  

 塔の形態は多様ですが、綾瀬天神(北野神社)の境内にあるのは「石祀型庚申塔」というも

ので、社殿の形を模したものです。このようなものは東京都内でも類例を見ないそうで、足立

区有形民俗文化財に登録されている珍しいものです。  

         

 天神様と言えばこの「撫で牛」も立派で、人々に撫でられてピッカピカですね。