松嶋神社（人形町２丁目）

　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　新大橋通りのビルの一階奥に鎮座されています。鎌倉時代の元亨元年（１３２１）以前に、この辺

りが海であった頃、松の木が鬱蒼と生えた小島の柴田家の邸内社として祀られていました。天正１３

年（１５８５）に松嶋稲荷大明神として、一般に参拝の自由が許されたといいます。大正５年６月に

は松嶋神社と改称されました。　　

　江戸時代には、この辺りは屈指の歓楽街で、人形細工職人、歌舞伎役者、葦町の芸者衆や庶民の参

拝で賑わったといいます。日本橋七福神として大黒神が祀られ商売繁盛のご利益です。