散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

報恩寺 (墨田区太平町)

2008-01-22 07:50:18 | Weblog
 



太田道灌公が長禄2年(1458)に江戸城築城にあたり、丑寅の方に場内鎮護の

祈祷所を建立したのが始まりです。後に平河山報恩寺と改称されました。徳川家康

が江戸城に入り、城内拡大に伴って神田柳原清水町に移され、さらに元禄8年に現

在地に移されました。  

 現在の太平町の町名は、太田道灌の太と平河山の平の頭文字をとって名付けられ

たものです。震災・空襲により被災しましたが、昭和29年に本堂が再建されまし

た。境内の経石塔(三重塔)は昭和7年建立された鐘楼です。 

 時代劇大好き人間にとっては、このお寺にさしかかる長谷川平蔵の一節が気にか

かるのです。「報恩寺橋をわたりきった長谷川平蔵は、編笠のふちをあげ、さすが

にふかい感懐をもってあたりを見まわした」とあります。あの鬼平犯科帳の最初の

シーンですが、報恩寺橋は「鬼平」の始まりなんですね。