さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

不況でも高卒就職率100%の工業高校。

2010-09-27 15:53:16 | Weblog
2008年のリーマンショック以来の不況にもかかわらず、この数年、就職率100%を誇る高校がある。昨日の朝日新聞に、そんな書き出しで始まる記事がありました。その高校は、奈良県立王寺工業高校。来春卒業予定206人のうち163人が就職を希望する。これに対して8月23日時点で求人票が来ている県内外の企業は341社もあるそうだ。その中にトヨタ、シャープ、JR西日本など、大企業も含まれているという。で、ここ数年は毎年就職率が100%。今は、大卒の就職ばかりでなく、高卒の就職も大変な時代に、100%というのは並大抵の数字ではないはず。

この秘密は、やっぱり教育らしい。特に3年間で1つのことをやり通したという部活動が魅力になっているという。そんなわけで、エコバイク作り、発電用風車作りなど、ものづくりの分野での部活動が、王寺工業高校では活発だという。そしてこの高校では挨拶を含めた礼儀正しさも入学時から徹底して指導している。おかげで訪れる企業の求人担当者も、好印象を受けて帰るらしい。なるほどねえ。お馬鹿な、大学生より、よほど社会人として通用しそうですね。

大学生とこの高校生を比較してみると、就職のために大学や高校に通っていることは共通している。しかし、この高校生たちはしっかりと就職を意識してどんな仕事をやりたいのかを部活動や授業を通じて見いだしている。それに対して、大学生はどんな仕事になるかもわからない企業ばかりを見て就職活動を行っているから、じゃ~どんな仕事ができますか。と聞かれたときに、答えようがないんじゃないかな。理科系なら、研究とかに近い仕事をしたい、と答えればいいだろうけど。

でも、就職をしっかり見据えて、3年間を過ごす高校生は、え・ら・い。何の目的もなく、ただ就職のために大学に行く学生とは大違い。人間性や働く意欲でも、この高校生を越えられる大学生がどれほどいるかというと、少ないだろうな。仕事を目指しているんじゃなく、企業を目指しているんだからね。だから3年で辞めてしまう大卒社員も多いんだろうな。かつては35%といわれていたけど、今は何%くらいだろうか。とにかく、かんばれ王寺工業高校の生徒さん。ほかの他府県も、こんな高校生を育てて社会に送り出しなさいよ。

今シーズン初めての鍋、ほうとうです。

2010-09-27 01:27:38 | Weblog
いきなり涼しくなったからってわけではないんですが、突然、鍋になりました。何で鍋かというと、ちょっと前に山梨県に旅行されたご近所さんがいて、そのお土産にほうとうのセットをいただいた。で、そのほうとうの賞味期限が10月1日だったので、そろそろ食べるか、ということで鍋にたっぷりの野菜と鶏肉手羽先を入れて、こうなった次第です。

で、出来上がった鍋、ちょっと分厚いきしめんのような麺、これがほうとう。鍋から引き上げて食べてみる。ふん、確かに麺ではない。すいとんではないけれど、もうちょっとしっかりコシがある。そう、これは、2年前に暮らした大分のだんご汁の、そのだんごにそっくり。小麦粉をしっかり練って、うどんではないけれど、薄いと言っても麺状態にすると、結構食べやすいのですね。

出汁は味噌ベースです。ちょっと薄かったかなと妻は言いますが、これでも十分。もっと濃くなると、八丁味噌を使った味噌煮込みうどんの様になりますから。うどんを煮込むと、伸びてしまっておいしくなくなる。でも、ほうとうや、だんご汁の麺は、じっくり煮込んでも伸びることがないので、その感触がキープできる。不思議な感覚です。ほうとうもおいしいけど、だんご汁もおいしいのですよ。ほうとうを食べながら、ふとそんなことを思い出した。

さて、ほうとうは完食。でも、まだ鍋には野菜や鶏肉がしっかり残っています。明日の朝は、この中にいままで食べきれなかった冷凍の余りご飯が、鍋の中に入ることでしょう。野菜や鶏肉からしっかり出た旨味。その中で、ご飯が泳ぎ、投入した玉子と絡まっていく。いや~、雑炊のおいしさは、たまりませんね。まだ食べてないけど。想像ですよ。