さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

ガラガラの特急電車が走っていく。

2010-09-28 14:33:34 | Weblog
私は奈良に住んでいる。奈良といえば、交通機関の電車はJRより、近鉄電車なんですね。よく大阪から奈良へ、京都から奈良へ、移動するには頭っからJRと思っている人もいるでしょうけど、京都や大阪から奈良へ移動するには近鉄電車が便利なんですから。関東より北や、九州から奈良へお越しの方はよ~く覚えておいてくださいね。

さて、その近鉄電車です。近鉄電車には、別料金の特急料金を徴収する特急列車が走っています。東京では、そんな電車があるのは、小田急ロマンスカーか、西武特急か、東武か、京成特急かくらいです。で、私も近鉄沿線に住んでいますから、近鉄の特急列車が走っているのをよく見かけます。ところが、その列車がガ~ラガラ。ぱっと見た目、10%の乗客も乗っていないことがよくある。30分くらいの乗車時間で、500円を余分に支払う。そりゃね、やっぱりこのご時世では高いでしょ。

で、何が言いたいかというと、どうせ電車を走らせるのなら、精一杯のお客を乗せなきゃムダじゃないか。たとえば、航空会社は、できるだけ多くの客を乗せるために格安チケットなどをばらまきながら、乗車率の向上に努めている。そうなんです。乗る人の少ない列車は安くすればいい。東京の京王電鉄では、午前10時から午後4時まで、時差の回数券を発売していた。10回分の料金で12回乗れる回数券です。さらには、土曜日と休日限定で、14回乗れる回数券もあった。

こういったことを考慮して、通勤時間帯の特急料金はそのままで。当然、いった列車は帰ってこなければなりません。反対方向の列車は半額にするとか。そうすれば、ほとんど乗客のいない特急電車の乗車率をアップできるんじゃないでしょうか。需要と供給ですよ。ニーズが少なければ、できるだけ安くする。JRだって、新幹線では、各駅停車は空いているんですよね。特急列車だって、時間帯によってはガラガラ。どうせ列車を走らせるのなら、できる限り乗ってもらわないと、エネルギーのムダでしょ。

そういう工夫がないから、鉄道は自動車に負けてしまうんですよ。電車は、1人乗せるも、100人乗せるも、消費エネルギーはほぼ同じ。だから、料金を差別化してもっと多くの人が乗ってもらえる工夫をしなさいよ。空っぽの電車を眺めていて、そんなことを思った次第です。料金にもっと柔軟性を持たせないと、乗客は増えないよ。


ぽちたま番組を、しっかり見つめる陸。

2010-09-28 01:20:47 | Weblog


テレビ東京系の動物番組、「ぽちたま」は、今年の3月で終了しましたよね。でも、その再放送かなんかが、衛星放送のBSジャパンで放送されているのです。たまたま、今日の月曜日に放送があった。だって、普通の地上波は番組改編時期で、くだらないバラエティ番組ばかりやっているものだから。こんな時に、BS番組や、ケーブルテレビが見られるのは、いいことですね。本当に、地上波の民放も、もっと見たくなるような番組をやってほしいものです。

で、なぜか、陸がテレビの前にいる。で、私はくだらん民放番組ばかりがあるから、チャンネルを変えていいかと妻に聞く。いいよ、という妻の声で、私はBSの「ぽちたま」にチャンネルを変えた。すると、陸が食い入るようにテレビを見はじめた。最初は、頭をあげてテレビをしっかりと見ている。テレビに登場するのは猫ばかりなのに。しばらくすると、頭をどっかと座布団の上にのっけた。でも、目はしっかりとテレビの画面を見ている。ふ~ん、こんなにテレビに見入る陸を見たのは初めて。今までも、金曜日の7時からはぽちたまはありました。でも、そんなに陸は関心を持たなかった。今日はしっかり見ています。どうしてだろう。友達がほしいのかな。

思い当たるのは、夕方の陸との散歩です。途中の、とある四つ角に差し掛かると、陸は必ず立ち止まる。北の方から、その場所に降りてくるのですが、立ち止まって東を見る。西を見る。そして、西の方にのぼっていく、50メートルほど歩いて立ち止まる。来た方向を振り返る。その方向に人影とかが見えたら、そちらにカラダを向けじっと見つめる。で、来た道を逆戻りする。また、その四つ角で立ち止まる。北の道路を見る。次に南の道路を見る。また、今来た西の道を振り返る。しょうがなく、北の道へ歩き出す。20メートルほど歩いたら、何を思ったのか、またさっきの四つ角に戻っていく。これの繰り返し。

きっと、陸の頭の中にイメージした友達が、道の彼方から歩いてくるのを待っているのだろうな。だから、急にテレビのぽちたまをしっかり見だしたのも、イメージした友達が、もしかしたら登場するかもしれない。そんな期待が、陸にはあるのかもしれない。やっぱり、陸も友達がほしいのだろうな。友達以上の、友達。人間だったら、そういう友達が、一緒にいる。私たちのように。陸の寂しそうな顔を見るたび、そんなことを考えてしまう。陸だって人間じゃなくて、生きている種族だから。