さんでんじです。

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敬老の日の父、90歳。

2010-09-21 01:42:30 | Weblog


だから、というわけでもないが、父のマンションを訪れた。部屋に入ると父はちょうど髭剃りをしているところだった。今日は、マンションの会合があるという。なるほどねえ。そういえば、父が去年入院したときも、やはり電気カミソリなどのセットは必需品だった。病院には、きれいな看護師さんがいるから。89歳の去年でも、90歳の今年でも、身嗜みを忘れないのは、大したものだねえ。

マンションでとりとめもない話をして、俳優の小林桂樹さんが、亡くなった話になった。すると森繁久弥さんの話にも及ぶ。父は数冊のファイルを持ち出してきて、その中には俳優などの死亡記事や雑誌の切り抜きなどが入っている。で、昨日も新聞を買っていて、一番新しいファイルには、小林桂樹さんの記事が入っている。その隣は、谷啓さんの記事だった。未だに几帳面なのはいいが、死亡記事のファイルもなんだかなあ。話のネタには困らないだろうけど。

そんななかで、もう少し涼しくなったら、カメラを持って写真を撮りに行こうと思う、とも言った。どこへでも、連れて行くよと私たちが言うと、撮影はひとりで気ままにぶらぶら歩くのがいいという。ま、そりゃそうだが。もう一度、カメラを持つ元気の出たことが、ちょっとうれしい。もう貴重なフイルムカメラです。父は、使うか、と私に聞くが、コンパクトデジカメに慣れきった私にはもう使いこなせない。カメラに託す父の生きる元気を、気遣いながら見守りましょうか。