原作は知らず。何と山形の作家さんなんだそうで。それも知りませんでした。映画が面白かったら読もうかな~と思っていたが、読もうという気は失せてしまった。いや、読んでみないとそりゃわかんないけど、他に読みたい本がいっぱいあるんで・・・とお茶を濁しておこう。
さて、行方不明になってしまったJK。親父さんは元刑事。もう別れてるけど、娘を大事に思わない父親はいない・・・はずという前提のもと、父親が娘を探す。で、娘もいい子のはず・・・と言う前提。で、次々にわかっていく自分の娘のとんでもはっぷん(古!)ぶり。友達は売っちゃうは、それも女の子ばかりじゃなく、男の子まで。
んな、さんざんほったらかしにしておいて、そんな娘になっちゃうのもさもありなんなのですが、親父さんとしては娘を探す・・というよりも、事件を誘引して、謎を解き明かしていかねば!という刑事魂に火がつく。と言っても刑事でもなんでもないただのおっさんがやることにしては度が過ぎる。
もちろんとんでもな行動をしていた娘ですから、いろんな裏の方々との付き合いもあって、どんどんとやばいところにはまりこんでいくのであります。うーん、解決してるように見えて、もしや事件を泥沼の、深く激しいものにしてんじゃないですか???という疑問はこの際見ないことにします。
途中で犯人の予想はついて、その通りだったのですが、犯人探しがメインでもなく、要は残酷でとんでもな犯罪を、いかに激しく、かつポップアップに、血のりどばどば、陽気に見せるのか・・・・と言うことだったではと思います。でもってその見せ方が鼻につく。いや、いままでも役者たちをとことん追い詰め、役者自身の持ってる以上の凄みを引き出し、それを見るものに叩きつける!というつくり方には違いないのですが、なんかあざとくね?
もっと素直に撮って、素直に見せて、素直な流れに沿ったとしてもなんら支障はない気がします。多すぎる場面転換、絡めすぎた時系列、とてもじゃないが物語に入りこめない。徐々にイライラが募ってくる。それが狙いだったのなら、大成功ですが、そんなのはあえて見たくなかったです。そういうもんだと思って見たんで、とことん辟易はしなかったのですが、やけに長く感じました。そして見えなかったのが、何に渇いているか??誰が渇いているのか?
役者はそれぞれ目を見張る頑張りと、いつもは見せない姿を見せてました。つくづくすごい仕事だと思う。「嫌われ松子・・」で、監督と大バトルをしたとか、しないとか、まことしやかに言われてた中谷さんがご登場。和解したのかな?
◎◎〇
「渇き。」
監督 中島哲也
出演 役所広司 小松菜奈 妻夫木聡 清水尋也 二階堂ふみ
さて、行方不明になってしまったJK。親父さんは元刑事。もう別れてるけど、娘を大事に思わない父親はいない・・・はずという前提のもと、父親が娘を探す。で、娘もいい子のはず・・・と言う前提。で、次々にわかっていく自分の娘のとんでもはっぷん(古!)ぶり。友達は売っちゃうは、それも女の子ばかりじゃなく、男の子まで。
んな、さんざんほったらかしにしておいて、そんな娘になっちゃうのもさもありなんなのですが、親父さんとしては娘を探す・・というよりも、事件を誘引して、謎を解き明かしていかねば!という刑事魂に火がつく。と言っても刑事でもなんでもないただのおっさんがやることにしては度が過ぎる。
もちろんとんでもな行動をしていた娘ですから、いろんな裏の方々との付き合いもあって、どんどんとやばいところにはまりこんでいくのであります。うーん、解決してるように見えて、もしや事件を泥沼の、深く激しいものにしてんじゃないですか???という疑問はこの際見ないことにします。
途中で犯人の予想はついて、その通りだったのですが、犯人探しがメインでもなく、要は残酷でとんでもな犯罪を、いかに激しく、かつポップアップに、血のりどばどば、陽気に見せるのか・・・・と言うことだったではと思います。でもってその見せ方が鼻につく。いや、いままでも役者たちをとことん追い詰め、役者自身の持ってる以上の凄みを引き出し、それを見るものに叩きつける!というつくり方には違いないのですが、なんかあざとくね?
もっと素直に撮って、素直に見せて、素直な流れに沿ったとしてもなんら支障はない気がします。多すぎる場面転換、絡めすぎた時系列、とてもじゃないが物語に入りこめない。徐々にイライラが募ってくる。それが狙いだったのなら、大成功ですが、そんなのはあえて見たくなかったです。そういうもんだと思って見たんで、とことん辟易はしなかったのですが、やけに長く感じました。そして見えなかったのが、何に渇いているか??誰が渇いているのか?
役者はそれぞれ目を見張る頑張りと、いつもは見せない姿を見せてました。つくづくすごい仕事だと思う。「嫌われ松子・・」で、監督と大バトルをしたとか、しないとか、まことしやかに言われてた中谷さんがご登場。和解したのかな?
◎◎〇
「渇き。」
監督 中島哲也
出演 役所広司 小松菜奈 妻夫木聡 清水尋也 二階堂ふみ
役者さんの持ってるパッションみたいなもんを引き出すのはうまいのですが、どうもその見せ方が気に入らん。
こういう癖のある作品、暴力を美化しただけのような作品は苦手ですねぇ。
確かにすごいっすね。出来上がったものをハサミでじょきじょき切って、それをめちゃくちゃにつないでそれが見事な完成形!!みたいな。
はい、天才だと思います。
そこがまた鼻につくんですよね。
>技巧あふれる映像を見せたかったのか、俺すごいだろ~的なものを見せたかったのか??
たしかにすごいっちゃ~すごいです、中島監督。
>渇いた感はなかったです。
むしろドロドロですね。
鼻についた。
技巧あふれる映像を見せたかったのか、俺すごいだろ~的なものを見せたかったのか??
渇いた感はなかったです。
日本のどこにここまでひねくれた世界があるのか?
たぶん、どこにもありません。
これはもはや近未来SFの世界だと思います。