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ジュリエットからの手紙

2011年07月27日 | さ行 外国映画
野心満々、将来性たっぷりのシェフを婚約者に持つソフィ。なんとか記者になりたいのだが、今んのところ調査員でがんばってるところ。結婚したらレストランがオープンして、忙しくなりそう。。結婚前にイタリア・ヴェローナ地方にハネムーン代わりに旅行に行くことに。

婚約者のヴィクターは、イタリアでも超忙しい。ワインの調達に、材料や料理に目が行く。そりゃしようがないが、まあこういう男には、何も言わずに黙ってついてきてくれるような女性じゃないとまずいでしょうね。

ほっておかれたソフィは、あの「ロミオとジュリエット」のジュリエットに対して世界中から手紙が送られ、それに返事を書いてる女性たちに出会う。なんて素敵なの!(私的にはこういうはあんなり好きじゃない。。。酸いも甘いもとりあえず体験してきた食えないおばさんですからしようがない・・)

その仕事の手伝いを始めたソフィ。そこで見つけた50年前の手紙。ここで恋をしたけど、やはり故郷に帰ってしまった後悔の手紙。ソフィは返事を書いた。その中身は、見てのお楽しみ!と言うことで、あっという間にイタリアからイギリスに手紙がついて、その女性がヴェローナにやってきちゃいました。早!

50年前の恋を探しに来たクレア。孫のチャーリーに連れてきてもらった。ソフィに対していきなりの罵声。なんてことをしてくれたんだ!祖母を起こしてどうする。かつての恋人が生きているとは限らない。彼には彼の生活があるかもしれない。大事な思い出をわざわざ破るようなことして!!!と。

その気持ちもよーくわかるけど、どうなるかは誰にもわからない。ヴィクターは相変わらずワインの調達に忙しい。ここは一緒にかつての恋人、ロレンツォ探しに行くことにした。

さんさんと降り注ぐ陽光、歴史を感じる街並み、美しい自然が画面からあふれている。ここを婚約者と一緒に歩かないでどうする?数日間、チャーリーとクレアと行動を共にして、ソフィの気持ちが揺れ動いて行きます、、、。さあて、クレアはロレンツォに遇うことが出来るのか!心が揺れ動いてきたソフィとチャーリーは?そしてヴィクターは???

と言うことで、王道中の王道!こうなって欲しいなあと思う通り、見ている人が若かりし頃に恋した気持ち、忘れられない初恋、結婚する前にこの人で本当にいいんだろうかと悩む日々、運命ってのはあるかもしんない!!!それが思った通りに動いて行く、まさに王道であります。

ケチつける気なんか、さらさらないです。こういうお話は、自分をお話の主役に置き換えて、たっぷりヒロインの気持ちになって浸るのが一番。きっちり始末をつけて次に進むと言う行動も勇気あるけど、理にかなってるし。

おまけにバネッサ・レッドグレイブのなんとまあかわいらしいこと。65歳といい役には、ちょっと年いってるかなあとは思ったのですが、実生活でも数十年来の恋愛にきっちり区切りをつけたパートナーのフランコ・ネロとのベストマッチでありやす。ガエル君のオレ様ぶりもなかなかでしたね。これで赤丸急上昇となったクリストファー・イーガンのこれからの活躍が楽しみでやんす。

◎◎◎○

「ジュリエットからの手紙」

監督 ゲーリー・ウィニック
出演 アマンダ・セイフライド ヴァネッサ・レッドグレイヴ ガエル・ガルシア・ベルナル フランコ・ネロ


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8 コメント

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ですよね (KLY)
2011-07-28 02:19:20
作ってる側も解っててこの話にしてますからね。もう素直に王道中の王道に乗っかって楽しむのがベストだと思います。
むしろ今時ここまで素直で一直線な作品作る人も珍しいと思うぐらいですよ。(笑)
アマンダのキュートさもとても活きてましたし、こういうの好きです。
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>KLYさま (sakurai)
2011-07-31 17:03:32
はい、中身は予告で見た限りしか知らず、ここまで王道の物語だとは知りませんでした。
最初は、いろいろと突っ込みたくなりましたが、封印。こういうのは楽しんじゃわないあと損ですねええ。
男性陣はアマンダに行っちゃいますねえ。あたしはチャーリーの方で。
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sakuraiさん♪ (mezzotint)
2011-08-02 07:58:23
おはようございます!
おぉ~イ―サンさまと監督は仲が良かった
んですね。う~んそれにしても残念ですね。
まだ49歳、これからなのに・・・。

王道のラブロマンス、ちょっと私の柄には
あいませんでしたが、たまにはこんなのも
ありかなあなんて(笑)

フランコ・ネロさんはダイハ―ド2に出ていたの?知らなかったわ。

体調の方、ご心配頂きありがとうございます。
その後手足口病に遭遇(涙)
少し回復しましたが・・・。
次は何が起こりますやら(汗)
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もうね… (オリーブリー)
2011-08-02 15:12:14
>酸いも甘いもとりあえず体験してきた食えないおばさんですからしようがない

ここ、激しく同調!
だからねぇ~あの年配2人の選択に、ありえねぇーなんです(滝汗)
わたしなんぞに返事を書かせたら、とんでなく現実的だと思いますわ(爆)

ガエルっちが良かった!
ここ数作、コミカルなガエルっちが多いような気がしますが、エロよりこんな方が好きだなぁ~。
料理バカでKYだけど、憎めないよね~可愛かったわ♪
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>mezzotintさま (sakurai)
2011-08-04 13:25:26
49歳、同年ですわ。
まだまだいろんなもんを作りたかったでしょうねえ。
勿体ない。
そういや、最近イーサンとは撮ってないですが、昔はよくコラボしてたんですよね。
あたしも忘れてました。

あまりにベタすぎて、ちょっと引いてたところもありますが、バネッサの幸せそうな顔見てると、まいっか。。。みたいな。

「ダイ・ハード2」の敵側の将軍でしたね。
ラテン系の悪役ではよくお目にかかりました。
でも、60過ぎてから、またカップルになるってのもなんだか映画みたい。

また、暑くなってきました。
どうぞ、無理せずお体大事に。
でも、映画は見ないとね。
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>オリーブリーさま (sakurai)
2011-08-04 13:28:58
はははは!激しく同調していただき、恐縮です!
まあねえ、絶対にあり得ないお話を、映画にして、ほんわかアタシの王子様!!みたいに喜ぶには、ちょーーっと、非現実過ぎたかなあ。
いや、いいんす。とってもいいんスが、お尻の辺がむずがゆくなったのも事実であります。

ガエル君、よかったですねえ。さすが芸達者だわ。どんな役させても、ぴたりとはまりますが、こういう役が似合うと、アタシも思う。
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こんばんは (はらやん)
2011-08-19 20:33:21
sakuraiさん、こんばんは!

>思った通りに動いて行く、まさに王道
そんな感じですねー。
こういう王道なのは、これはこれで気分すっきりします。
映画観ている間はロマンチックな気分になりますからね。
ほんとのロレンツォのカッコいいこと。
ああいうセリフがいえるのはやはりイタリア人ならでは、かな?
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>はらやんさま (sakurai)
2011-08-20 21:40:30
久しく見たことないみたいな王道の恋愛物語でしたが、このくらい潔いと、すっきりします。
ヒロインになった気分で!
もちろん、ばあさまの方です!!
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