とにかく好きなウェス!雑巾じゃないですよ!
どっかゆるくて、かつシニカルで、余計な説明はないんだけど、役者がみんなウェス色に染まっていって、彼の世界を作り出すってのが、なぜかはまっております。そこにですよ、あーーた!今回は、レイフ様でございますよ。
うーーんと、今までウェス作品に出てたかなあ~と、記憶の糸を手繰り寄せますが、出てないよね。うん。あの素敵なお顔が出てるのがなぜか少ない!鼻がないお顔は、もう見たくない!!ということで、私的、超満足な一本でした。
ホテルとはなんぞや!ホテルマンとは何をすべきなのか!お客は何を望んでいくのか!!などと、小難しいことを言う気はありませんが、俗世をしばし忘れて、別世界に浸ることができるのがホテル。僅か一晩でも、お客はお姫様気分になりたいのですよ。
そのこと十二分に心得、究極のサービスを提供してきたコンシェルジェのグスタフ@レイフ様。素晴らしいのは、それがまったく押しつけがましくない!さすがです。さて、そこにやってきた新人のベルボーイ、ゼロ。彼にサービスのなんたるかを叩き込んで、一人前のホテルマンにしようという矢先、事件が勃発。
究極のおもてなしを心がけてるグスタフは、どんな要求にもでもお答えするということで、マダム達の夜のお相手もその一つ。老齢?んなこと関係ありません。今日も今日とて、マダムDのお相手を務め、別れがたい別れを告げた後、マダムDが何者かに殺されてしまうと。んでもって、彼女が持ってる遺産のうちで、一番の絵画を受け継ぐのが、何とグスタフ氏と。これは親戚中が黙ってない。マダムDの周りに群がってる軍隊アリのような連中の目の敵にされるのであります。
さて、殺人の濡れ衣まで着せられ、グスタフ氏は、ヨーロッパ中を逃げ回るのですが、彼の人柄で、いろんなところに仲間がいたり、シンパがいたり、知力と体力をフルに使って、ジェットコースターのごとく飛び回るのであります。なのに、まったくゆるい。遊んでるかのような追っかけっこ。あの独特な空気感がとっても心地よいのであります。
グスタフさんを追っかける強面の殺し屋さん(?)のデフォさんがはまりまくり。いるだけで怖いです。とにかくいろんな有名どころが、入れ替わり立ち代わり、次々と登場するもんで、目にいい。エドワード・ノートンにお目にかかれるのがウェス作品ぐらいなもんで、なんとなくうれしい。スクリーンで見れたサリエリの何とも言えない存在感!映画にもっと出ていただきもんです。
◎◎◎◎○
「グランド・ブタペスト・ホテル」
監督 ウェス・アンダーソン
出演 レイフ・ファインズ F・マーレイ・エイブラハム マチュー・アマルリック エイドリアン・ブロディ ウィレム・デフォー
どっかゆるくて、かつシニカルで、余計な説明はないんだけど、役者がみんなウェス色に染まっていって、彼の世界を作り出すってのが、なぜかはまっております。そこにですよ、あーーた!今回は、レイフ様でございますよ。
うーーんと、今までウェス作品に出てたかなあ~と、記憶の糸を手繰り寄せますが、出てないよね。うん。あの素敵なお顔が出てるのがなぜか少ない!鼻がないお顔は、もう見たくない!!ということで、私的、超満足な一本でした。
ホテルとはなんぞや!ホテルマンとは何をすべきなのか!お客は何を望んでいくのか!!などと、小難しいことを言う気はありませんが、俗世をしばし忘れて、別世界に浸ることができるのがホテル。僅か一晩でも、お客はお姫様気分になりたいのですよ。
そのこと十二分に心得、究極のサービスを提供してきたコンシェルジェのグスタフ@レイフ様。素晴らしいのは、それがまったく押しつけがましくない!さすがです。さて、そこにやってきた新人のベルボーイ、ゼロ。彼にサービスのなんたるかを叩き込んで、一人前のホテルマンにしようという矢先、事件が勃発。
究極のおもてなしを心がけてるグスタフは、どんな要求にもでもお答えするということで、マダム達の夜のお相手もその一つ。老齢?んなこと関係ありません。今日も今日とて、マダムDのお相手を務め、別れがたい別れを告げた後、マダムDが何者かに殺されてしまうと。んでもって、彼女が持ってる遺産のうちで、一番の絵画を受け継ぐのが、何とグスタフ氏と。これは親戚中が黙ってない。マダムDの周りに群がってる軍隊アリのような連中の目の敵にされるのであります。
さて、殺人の濡れ衣まで着せられ、グスタフ氏は、ヨーロッパ中を逃げ回るのですが、彼の人柄で、いろんなところに仲間がいたり、シンパがいたり、知力と体力をフルに使って、ジェットコースターのごとく飛び回るのであります。なのに、まったくゆるい。遊んでるかのような追っかけっこ。あの独特な空気感がとっても心地よいのであります。
グスタフさんを追っかける強面の殺し屋さん(?)のデフォさんがはまりまくり。いるだけで怖いです。とにかくいろんな有名どころが、入れ替わり立ち代わり、次々と登場するもんで、目にいい。エドワード・ノートンにお目にかかれるのがウェス作品ぐらいなもんで、なんとなくうれしい。スクリーンで見れたサリエリの何とも言えない存在感!映画にもっと出ていただきもんです。
◎◎◎◎○
「グランド・ブタペスト・ホテル」
監督 ウェス・アンダーソン
出演 レイフ・ファインズ F・マーレイ・エイブラハム マチュー・アマルリック エイドリアン・ブロディ ウィレム・デフォー
可愛らしく、楽しく、人情味に溢れた世界を強調することで、全体主義の暗さをあぶり出すのが巧いと思いました。
ウェスのフィルターを通しただけで、まったく違う色になるのがすごいなあと思う次第。
正直、よくわからんうちに、次から次と話が展開するのでマジックをみているようでした。しかも、あちこちで見たことがある顔が登場するので、頭のなかで整理するのが大変でした。
世紀末というか、世紀初頭というか、幻想的な趣にはうっとりです。壁に飾られた絵画が非常に気になりました。
ときおり、独善的になることもありますが、おおむね好きです。
なんとも不思議な感覚に捉われる雰囲気がよかったですね。
そこに知ってる顔がずらっと並ぶんで、完全に置いてきぼりにはならないのがいいです。
初めてのウェス作品でした。
独特のトーンのある監督ですね。
なんとなく懐かしい雰囲気があってかわいい感じがする作品でした。
シアーシャ・ローランが大人になっていて驚きました。
結構撮ってるんで、「ダージリン急行」とか、いいと思いますよ。
すっとボケながらも愛があって、なんともほわんとした感じがとっても好きです。でもって、結構グロかったりして。
シアーシャさんは、ぐっと大人びましたね。
いろんな幅の演技が期待できそうです。