最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

脳動脈瘤検査(脳ドック)を受けるなら

2006-09-07 21:44:15 | くも膜下出血
今日は脳外科外来の日だった。

私 : 今日、姉を連れてこようと思ったんですが、どうしても来ないんです。
  父も叔母も私もくも膜下出血になったのだから、
  絶対一度、脳動脈瘤がないか調べておいた方がいいと思うんです。
  でも、もし有ったらと思うと怖いらしいんですね。
  大きさや、場所からして、先生が手をつけられないと思う脳動脈瘤って
  どのくらいの率で発見されますか?
Dr : 大きさや場所、その他の理由で全く手がつけられないようなのは
  めったにありません。
私 : ほとんどが治療できるってことですね。
Dr : ええ、でもまず本人がやる気にならなきゃダメです。
  見つかって、ただストレスになるだけなら調べることはかえって良くない。

たまたま他のことで検査して見つかったのなら、
手術をしたくないと言うのもわかるが、
自分から脳動脈瘤の有無を調べたくて受けるなら、
もし、見つかったら治療する気で受けなければストレスになるだけだ。

叔母は脳動脈瘤があることがわかっていた。
しかし、手術の説明を受けて(当然、手術による危険性の説明もある)
予防手術は受けなかったそうだ。
「一発であの世に行けるからいいの!」などと言っていた。
しかし、実際には命は助かって、本人も家族も後遺症に苦しんだ。
手術はうまくいったが、その後の脳血管攣縮、水頭症によって高次脳機能障害になった。
ということは予防手術を受けていればそうならずに済んだのでは…
コメント (4)
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