相変わらず被写体不足・・・毎回同じような写真が並びますが・・・m(__)m
今朝は曇り
稲穂が垂れてきました。香ばしい香りがします。
田んぼ脇の用水路・・・カルガモの家族です。
シオカラトンボとムギワラトンボ
その下にシオカラトンボ
ガマの穂がだいぶ大きくなりました。
これもカルガモの家族
ゴイサギ
調整池、カワセミがいました。
アブラゼミ
ムクゲ
我が家の庭から
ナミアゲハ
アブラゼミ
ここにも
空蝉
この空蝉、語源は「うつしおみ(現臣)」が「うつそみ」になり、さらに「うつせみ」に変わった語で、
この世に生きている人、現世の意味でした。
万葉集では、この意味で「空蝉」、「虚蝉」という漢字があてられて40首以上詠まれています。
「原文: 虚蝉之 代者無常跡 知物乎 秋風寒 思努妣都流可聞」
「よみ: うつせみの、世は常なしと、知るものを、秋風寒(さむ)み、偲(おも)ひつるかも」
(意味: この世ははかないものと知ってはいますが、秋風が寒く、(妻のことを)思い出します。)
大伴家持(おおとものやかもち)が妻を亡くした一か月後に詠んだ歌です。
題詞に「月がかわった後に、秋風を悲しんで家持が作った歌」とあります。
もう一首
「原文: 空蝉之 命乎惜美 浪尓所濕 伊良虞能嶋之 玉藻苅食」
「うつせみの、命を惜しみ、波に濡(ぬ)れ、伊良虞(いらご)の島の、玉藻(たまも)刈(か)り食(は)む」
(意味: 命惜しさに、波に濡れながら、伊良虞(いらご)の島の藻をとって食べるのです)
天武天皇によって「罪あり、因幡に流した」と日本書紀に記されている、麻続(をみの)の王(おほきみ)を詠んだ歌です。
日本書紀では因幡とありますが、『万葉集』巻第一では伊勢国の伊良虜の島に流罪されたとありますので、実際のところは不明です。
万葉集のあと、古今集では蝉の抜け殻の意味でも詠われるようになっています。
「空蝉の 殻は木ごとに とどむれど 魂のゆくへを 見ぬぞかなしき」
(蝉の殻は木ごとに残っているけれど、魂の行方がわからないのが哀しい)
地上での生活は数日から一週間程度、地中での長い年数を想えば、いかにも軽く短い命です。
空蝉を手に取った時のその軽さも、命の空しさや儚さを覚えます。
「掌の中に空蝉爪を立つる軽さ」 (原田種茅)
そういえば、今日はお盆
「父の忌の空蝉母の忌の螢」 (齋藤愼爾)
では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~
今朝は曇り
稲穂が垂れてきました。香ばしい香りがします。
田んぼ脇の用水路・・・カルガモの家族です。
シオカラトンボとムギワラトンボ
その下にシオカラトンボ
ガマの穂がだいぶ大きくなりました。
これもカルガモの家族
ゴイサギ
調整池、カワセミがいました。
アブラゼミ
ムクゲ
我が家の庭から
ナミアゲハ
アブラゼミ
ここにも
空蝉
この空蝉、語源は「うつしおみ(現臣)」が「うつそみ」になり、さらに「うつせみ」に変わった語で、
この世に生きている人、現世の意味でした。
万葉集では、この意味で「空蝉」、「虚蝉」という漢字があてられて40首以上詠まれています。
「原文: 虚蝉之 代者無常跡 知物乎 秋風寒 思努妣都流可聞」
「よみ: うつせみの、世は常なしと、知るものを、秋風寒(さむ)み、偲(おも)ひつるかも」
(意味: この世ははかないものと知ってはいますが、秋風が寒く、(妻のことを)思い出します。)
大伴家持(おおとものやかもち)が妻を亡くした一か月後に詠んだ歌です。
題詞に「月がかわった後に、秋風を悲しんで家持が作った歌」とあります。
もう一首
「原文: 空蝉之 命乎惜美 浪尓所濕 伊良虞能嶋之 玉藻苅食」
「うつせみの、命を惜しみ、波に濡(ぬ)れ、伊良虞(いらご)の島の、玉藻(たまも)刈(か)り食(は)む」
(意味: 命惜しさに、波に濡れながら、伊良虞(いらご)の島の藻をとって食べるのです)
天武天皇によって「罪あり、因幡に流した」と日本書紀に記されている、麻続(をみの)の王(おほきみ)を詠んだ歌です。
日本書紀では因幡とありますが、『万葉集』巻第一では伊勢国の伊良虜の島に流罪されたとありますので、実際のところは不明です。
万葉集のあと、古今集では蝉の抜け殻の意味でも詠われるようになっています。
「空蝉の 殻は木ごとに とどむれど 魂のゆくへを 見ぬぞかなしき」
(蝉の殻は木ごとに残っているけれど、魂の行方がわからないのが哀しい)
地上での生活は数日から一週間程度、地中での長い年数を想えば、いかにも軽く短い命です。
空蝉を手に取った時のその軽さも、命の空しさや儚さを覚えます。
「掌の中に空蝉爪を立つる軽さ」 (原田種茅)
そういえば、今日はお盆
「父の忌の空蝉母の忌の螢」 (齋藤愼爾)
では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~