欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

長い道のり

2009-09-06 | message
"道はまだ長いのです。今を張りつめていてはこれからがつらくなるばかり。
自分にやさしさを撒いてあげましょう。心の土地が干え上がる前に。
愛を携えていける人になりましょう。そのやさしい笑顔がこれからのあなたの力のなるからです。"

天使のおいていったもの

2009-09-06 | poem
疲れたわたしを迎えてくれたのは一枚の小さな白い羽根でした。
照明をつけた机の上に、やわらかな白いものがひとつ。
はじめは気にしませんでしたが、食事をし、風呂に入り、夜が深まってくると、その小さな羽根が気になりはじめたのです。
鳥を飼っているわけではない。窓を開けて出かけたわけでもない。それなのに机の端にやわらかな白い羽根が落ちていたのです。
まるでわたしに気づいてほしいかのように。
羽根を手にとってまじまじと眺めてみました。
どこから来たかわからない白い羽根。水鳥のような小さい羽根ですが、とてもやわらかなものなのです。
そのやわらかさに心が和むのでした。
もしかしてこの部屋に天使がきたのでしょうか? 天使はなにをしにきたのでしょうか?
羽根のやわらかさのようなものをこの部屋においていってくれたのでしょうか?
羽根を眺めながら、そのやわらかさを持つ天使の姿を思い浮かべるのでした。
天使の笑顔に思いをはせました。
わたしの考える天使の笑みがとてもやさしくやわらかいのです。切ないまでに気持ちの中にぐっとくるものがありました。
日常であまりに縮こまっている気持ちがふとゆるんでいったのでしょうか。
ふいに涙が出そうなそんな衝撃でした。でも、その衝撃はとても愛に満ちたやわらかいものだったのです。
ゆるんだ気持ちは子供の頃に持っていたような、そんななつかしい力に満ちたものでした。
気持ちの奥にちからを感じたのは久しぶりのことです。ワクワク感とでも言うのでしょうか。
そんな気持ちを持ったわたしの表情は不思議と思い描いていた天使の顔に似ているように思えました。
白い羽根を持って、わたしは微笑んでいました。気持ちの中にある潤う愛を確かめながら。