晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

上越・ 只見川 恋の岐沢  沢登り

2017-10-27 17:56:07 | 沢登り
三番目のゴルジュをヘツる



期日:2017年9月9~11日
メンバー : L Akky, Y.W

コースタイム、天気
9/9 晴 恋ノ岐橋9:45―清水沢出合13:29―三角沢―熊ノ沢上部1180m天場(泊)16:39
9/10 晴 天場6:27―おほこ沢8:24―大滝14:43―支沢15:22―登山道1870m16:40―白沢清水(泊)17:45
9/11 晴 白沢清水6:30―台倉山7:42―下台倉山8:40―鷹巣登山口11:00


山行記録
9月9日
「恋ノ岐川の沢名は岩穴の古語であり地方名である「幽」が語源で、小さな幽、つまりは小幽がなまって恋になった。」との事でなんの変哲もない由来だとのこと。(岳人2012年8月号 P17) 小さな岩穴とは滝の釜がたくさんある沢という事らしい。

恋ノ岐橋の路肩に車を止めて遡行開始。水は多くはない。4分ほど行くとすぐにゴルュ。 右をへつってきれいな浅瀬を渡りさらに左をヘツル。二番目のゴルジュの二段5m滝は右側にロープがあったので巻いた。
 三番目のゴルジュは左側をヘツッた。水の中にもしっかりしたステップがあった。深い釜もしっかりしたステップがあるのでヘツル前にどちらが易しいかを判断してへツッて行く。
 釜のある4m滝も左側が易しい。少し行くと有名な二段4+6m滝。豪快ですばらしい。

 この上はナメで明るい沢を楽しく歩いていく。感動する。ポットホールがある4mナメ滝などを登って行くと二条4m滝や三段3m滝、四段4m滝が出現するがこれも楽しく越えていく。三角沢出合、熊ノ沢出合を越して1180mの天場に到着。砂地で良い天場である。ツェルトを張り、枯れ枝を集めて火を焚く。小枝が乾いていて新聞紙一枚で簡単に焚きつけることができた。焚火を見ていると気持ちが暖かくなってくる。ズボンを乾かし、満点の星空を拝んで寝た。

9月9日

恋ノ岐橋から入渓


      一番目のゴルジュ 左をヘツる


      ゴルジュ3m滝


      ゴルジュをヘツる


      二番目ゴルジュ 二段5m魚留滝 右側を巻くロープがある


      三番目のゴルジュ  左側をヘツる


      左側をヘツる 結構スタンスもある


      深釜をヘツる


      深釜のある4m滝 左から


      二段4m+6m 右側を登る


      清水沢付近のナメ


      清水沢付近のナメ滝


      2mナメ滝


      ポットホールのあるナメ滝4m


二条4m滝


      淵をヘツる


      4mS字滝  巻く


      ナメ滝二段5m


幅広二条4m


      ナメ滝三段5m


四段4m


熊ノ沢上1180mの天場


      焚火を楽しむ


9月10日
 二日目も良い天気。階段状5m滝を越すと1210m及び1250mに良い天場があった。二段くの字滝(8x15m)や三段ナメ滝を越すと出ました大釜を持った4m滝。左側からヘツルのが易しそうと判断して行くと予想通り難しくなく、比較的簡単に登ることができた。この後も深い釜を持った滝が表れてへツッて行くとオホコ沢出合。時間がない場合は、ここまでが核心部なのでここから登山道に出ても良い。一泊二日で楽しむことができる。

 この後も深い釜を持った2~3m前後の滝がたくさん出てくるがだんだん飽きてきた。深い釜を持った3m斜滝は両壁ともホールドが少なく難しい滝。木の枝をロープ代わりにして振り、ガバを何とかつかまえて若林さん突破。私は若林さんの引いたロープを使い、右側から泳いで左壁に取り付き登った。2014年の記録には左側岩壁の下に小岩があって難しかったがヘツル事ができたとの事。沢は変化するものだと実感。小滝と釜を一時間程登ると1690mには6m三角滝が出現。褐色の岩は滑って滑りそう。Y.Wさんが右側を木の枝をつかんで登った。カチがあり登れそうなので木を使わずに登ったら、テンションを掛けてしまった。やはり木に掴まって登るのが正解だ。

 この後4m滝や三段5m滝を登ると期待した40m大ナメ滝。アクアステルスがしっかり効いて安全に登ることができた。この上でもう滝がないのかと思ったらまだ深い釜を持った4m滝が出てきた。左壁に支沢があり、高度計を見たら1800mであったので登山道へ出られる支沢と判断しここを登った。
 一時間ほど藪のトラバースなどの藪漕ぎを強いられて疲れたころようやく登山道に出た。根曲り竹のトラバースはきつい。時間が差し迫っていたので頂上への道を登らず白沢清水へ下ることにした。高速道路のように快適な登山道を一時間程下って白沢清水に着いた。ここでツェルトを張り泊まった。焚火ができなかったが快適な天場であった。



      幅広3m滝


      二段くの字滝 右側を登る


      釜があるナメ滝4m


      釜がある3m滝


      ナメ滝三段5m


大釜がある4m滝 釜の左をへっッて滝に取り付く


      釜と大岩があるナメ滝3m


釜がある3mCS滝


      オホコ沢出合


      釜があるナメ滝3m


      倒木のある大釜、3m


トイ状滝3m 左から


      深釜のある3m滝


      釜のある4m滝 左壁を登る


      深釜のある3m滝  右側から


      二条2m滝


      深釜のある両門ノ滝3m


深釜のある斜滝3m 右側から木の枝などに掴まって越える 難しい


      三段10m滝


      大ナメ滝40m下段


      深釜のある4m滝 左りの支沢に入る  根曲り竹のトラバースで大苦戦で登山道へ 登山道は楽だ


      登山道を下り白沢清水でビバーク



9月11日
 三日目は余裕で長い下山道を下った。下りだけでも4時間半もかかった。鷹巣登山口駐車場に置いておいた車で恋ノ岐橋へ戻った。
 銀山平で白金の湯で疲れと汗を落として帰った。 豪快で楽しい沢であった



      下台倉山1604mからの展望


1260m付近から下山道を望む


      下大倉沢の橋に無事到着


       一日目GPSトラック


       二日目GPSトラック 







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