晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0330    八甲田山(1585m)

2023-12-24 15:48:29 | 登山

上毛無岱から下毛無岱へ下る階段から

  

期日 :   2003年10月 11日  晴

コースタイム

 雲谷YH5:48=酸ヶ湯温泉Ⓟ895m6:20~40―地獄湯ノ沢7:25―仙人岱7:45-鏡沼8:10~15―八甲田大岳頂上8:23~9:00―大岳鞍部避難小屋9:16―井戸岳9:35―赤倉岳山頂 9:42―赤倉岳祠9:52―毛無岱分岐10:11―大岳分岐10:35―毛無岱木道休憩10:40~50―毛無岱休憩所(池塘)11:00―下毛無岱休憩所11:21~44―酸ヶ湯温泉Ⓟ12:20~13:36―トヨタレンタカー14:40~50=バスターミナル14:55~14:55=盛岡駅18:15=扇屋旅館18:35 

  時間 5:03、(登り1:43、下り3:20)、距離11.5km、標高差1585-895=690m、累積標高+922m

          八甲田山ルート地図

        八甲田山ルート標高

記録、感想

 八甲田山のいわれは、たくさんの甲状をした峰の連なり、山上に多くの田代(湿原がある所)から付いた名前との事。

      R103  岩木山展望所から岩木山を望む

 シーズン真っ盛りのため、ユースホテルも繁盛。駐車場もいっぱい。早朝雲谷ホテルを出発。紅葉した快適な103号線十和田ゴールドラインをのんびり酸ヶ湯温泉に向かう。岩木山展望所(雲谷温泉近く)に車を止め早朝の岩木山を撮る。すがすがしい。ここで朝食のおにぎりを食べる。

 酸ヶ湯温泉では早朝なのに車が多かったが駐車できた。酸ヶ湯温泉の上にある登山口から登りはじめる。始めは、ブナ林の間の階段であるが次第に岩ゴロ道になり登山道らしくなってくる。

 今日は土曜日で登る人が多い。まわりは紅葉できれいだ。樹林帯がなくなってくると地獄湯ノ沢である。カーブを曲がると硫化水素の臭いがしてきた。振り返ると岩木山も見える。立派な橋を渡り沢の脇を登っていくと地獄湯ノ沢の上に出た。水に触ってみたが暖かくはない。平らになってくると木道が出てきて仙人岱についた。左側にお椀を伏せたような八甲田大岳、右側には高田大岳がそびえている。右側に立派な仙人岱避難小屋があった。よく整備されていると思った。

         千人岱ヒュッテ分岐より八甲田大岳(1313m)

 少し先に八甲田清水がこんこんと湧いていた。おいしい水を一口飲み水筒に詰め左側の八甲田大岳に登りはじめる。小石の混じった急坂を登ると鏡沼に着いた。青森トドマツにナナカマドの赤い身が映えて美しい。

        八甲田大岳の南、鏡沼   中央山頂

 ゆるくなった道を登るとすぐに頂上に着いた。360度の展望である。展望盤は地面に落ちている。風と雪のせいなのであろうか。 南東に高田大岳、北に赤倉岳と陸奥湾、北には青森市街と青森湾、津軽半島が、西には岩木山、白神岳、南西には櫛ケ峰、森吉山、八幡平が見えた。青森市街はすぐ目の前の下にある。はるか地の果てに来たという感じである。ポカポカ暖かい。だんだん人が多くなってきた。展望を楽しんで井戸岳に下る。鞍部には立派な大岳避難小屋があった。階段の道を登ると井戸岳のスリバチ火口であった。火口は一周できない。

         八甲田大岳山頂に着いた 山頂より高田大岳方面

      八甲田大岳山頂より南八甲田連峰

      大岳山頂より西の岩木山方面

      大岳山頂より南八甲田方面

     大岳より北方面

    井戸岳の登りから大岳鞍部避難小屋を振り返る

赤倉岳山頂を過ぎた北西稜線1540m(赤倉岳の祠)より赤倉岳の断崖が見えた

    赤倉岳の祠より毛無岱を望む

 赤倉岳の右手の崖の下に集落が見えた。七戸町であろうか。左側には毛無岱の草紅葉がやや茶色に見えた。赤倉岳から田茂萢をめざして下り、宮様コース分岐より上毛無岱に行く。シラビソと笹の間の道を沢まで下って少し登ると上毛無岱である。さわやかな風が吹き、周りは黄色に紅葉した草紅葉の草原に木道が続いている。はるかかなたには岩木山がそびえている。気持ちがよくここで少し寝ていきたいと思った。のんびりと写真を撮りながら歩く。しばらく歩くと休憩所があった。

      上毛無岱から岩木山を望む

  木道から井戸岳、八甲田大岳を振り返る

         上毛無岱の丸沼

   上毛無岱から下毛無岱へ下る階段から 標高1100m

 下毛無岱への降り口は少し急で階段がつくられていた。ここから下毛無岱の展望がすばらしい。一面の草紅葉とそれを横切る木道。木道の脇には休憩所も見える。はるかかなたには、岩木山が霞んで見えた。しばらく止まってすばらしい眺めを心に焼き付け、写真にも収める。下毛無岱の休憩所で食事をする。すばらしいところだ。そよ風も吹きさわやかで気持ちが良い。

     下毛無岱から岩木山を望む 標高1045m

   下毛無岱木道から階段(280段)、井戸岳、八甲田大岳を振り返る

 振り返ると上毛無岱の斜面が一面に紅葉している。のんびり降りていくと樹林帯に入り、カエデや紅葉が赤く、ブナは茶色に涸れていた。酸ヶ湯に降りていくと一団と紅葉がきれいになってきた。酸ヶ湯温泉では、車もいっぱい。人もいっぱいであった。

 車に戻りタオルと着替えを持って酸ヶ湯の仙人風呂に行った。中は大きく、おおらかで混浴であった。熱湯、ぬる湯、打たせ湯と分かれていた。青白色の硫化水素泉で気持ちが良かったが一時間も入っているとさすがに飽きてきた。1時半に出発したが、時間があれば十和田湖へ行く予定であったが、車が渋滞していたので今回は、城ヶ蔵温泉から弘前に向けて帰った。来年は、十和田湖と奥入瀬渓流を歩きたい。親切な弘前のレンタカー営業所を後にヨーデル号で盛岡に向かった。バスは思ったほかすいていた。何でも八戸へ行く人が多いのだそうだ。

 盛岡の扇屋旅館は、小さいけど食事もおいしく、気持ちのよい旅館であった。

 


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