必然的なヒストリー

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【風林火山レビュー】両雄死す

2007-07-15 21:54:05 | 大河ドラマレビュー《風林火山》

千葉真一さん、竜雷太さんが退場した今回。
今回が一つの節目になったと思います。

上田原にて村上軍と武田軍が激突。
晴信が
「まるで我等が出陣する事を村上軍があらかじめ知っていたようじゃないか~!」
という様なことを言っていましたが、ズバリ正解。
これって先週、甘利が村上本人に情報漏洩したからですよね。
甘利には甘利なりの考えがあって敢えて今回の出陣時期を教えたようですが、先週見ていたとき、変な演出だと思っていました。
で、今回。その全貌が明らかに。
それは甘利のこのセリフ。
「村上本陣に赴き、大将首を掻っ切る!」
そりゃ、無理だろ!現実的じゃないよ。
で結果。
現実的じゃない謀は、案の定失敗してハリネズミ状態になって死亡。
彼の最期の言葉は
「板垣殿、やはりソレガシには謀はむかぬ様じゃ」
・・・。
これって単なる自爆○ロ(ただし敵方の被害はゼロ)じゃ・・・。
オーソドックスに戦死させてやれよ~。何だこの演出。
とため息。
あっ、でも甘利関連で見所はありました。
彼の裏切りを知った時の晴信の表情!
眉毛の動きが面白すぎる。あの上下運動はなんですか

で、話を戻して甘利のラストシーン。
本来ならティッシュ片手に涙流しながら見るシーンなのでしょうが、琉河はテレビの前でポカ~ン。
琉河の感情は他の人に比べて冷たいのでしょうか。
やっぱりそうなんですね。分かってます。
性格はライフの安西愛美以下です。
だから干物女です。
金銭感覚は山田太郎の母親以下です。

正直、今回の板垣、甘利にはラストサムライの渡辺&真田コンビ並の散り様の披露を期待していたのですよ。ちょっとガッカリかなと思っていたら。

板垣ラストシーンは文句なしに素晴らしかったです。
さすがは千葉さん。殺陣はさることながら、攻撃を受ける時のリアル感とか、その臨場感の産み出し方とかがもう最高!
特に最期の
「若・・・」
と呟いて、満足げに微笑みながら倒れ込むシーンが凄すぎました。
これで千葉さん、見納めなんだなと思うと何だか喪失感が。
千葉さんが抜けた穴は大きすぎます。
今回はやけに遺言めいたセリフばかりだったから、余計に喪失感が襲ってくるのです。

次週、武田軍が逆襲するそうです!
晴信よ、板垣・甘利の屍を越えて行け!
そして、一回り大きくなって帰還するのだ!

 


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