久々に見応えのある回でした。
三国竦みの緊迫感が出ていて良かったです。
後は、勘助の言う「人の国、国は人」。
あの場面で、この言葉!これぞ本当の美しい国!
今回の演出家は良い仕事をしましたな!(いきなり偉そうな言い草でスミマセン・・・)
今回は由布姫に子が出来たシーンから始まりました。
勘助の感動するシーンが効果的でした。内野さんの涙するシーンがとても活きていて良かったです。
で、勝頼役は誰が演じるんだい?今から楽しみですよ~!
その後、村上義清が何故か登場してきて、今後の今川・武田・北条の行方を予想。
しかも大当たり。
永島さんは本当にオイシイ役を手に入れましたな~
それにしても、このドラマにおける村上義清!
ちょっと冴えすぎではないか!?
そうか、この村上はおそらく
「ハレルヤ~チャンス」
と唱えて未来からやってきた村上なのだ!(なんだかややこしいな)
だから過去のことが手に取るようにわかるのだ!
一度でいいから見てみたい、可愛らしく「ハレルヤ~」と唱える永島さん。
そして村上の読みどおり、今川と北条は今にも合戦しそうなムードに。そこにやってきたのがデスラー崇孚!(伊武さんは琉河を含めた一部の方からこの先ずっと『デスラー』と言われ続けるんでしょうね)
武田家に現れたのは北条攻めの出兵要請。
ここで兵を出してしまうとその隙に村上のマの手が!
と、ここで小山田さんが登場!
今回はとてもセリフが多くて良かったです。
前回欠場は、知略を磨く為の修行をしていたからでしょうか。
うん、小山田様の関東情勢の説明は分かり易かったです。
そこまでは、視聴者的には次週の予習となって良かったのですが。
その後はまるでピエロ・・・。
小山田様の戦略は、結論から言うと今川の勢力を甘く見すぎていたために採用されなったわけですが。(違っていたら誰か教えてください)
こういうフライング献策役は等々力担当じゃないのか。
「よ~し、わかった!」(←最近、毎回このセリフを書いてます)
ってここで言うんじゃないのか。その為の加藤武じゃないのか。
でも、良かったですよ、小山田さん。
己の欠点を認めて悔しがるシーンは良かったです。自分の至らなさを認めるのは誰でも、辛いもの。それを勘助の前で吐露したシーンは実に良かったです、だから人望があるんですよ、小山田さんは。
それに比べて・・・
今川義元さんよ!
傲慢だ!
金と権力にものを言わせてブログでは書けない事をいろいろとやってそうだ!
義元がライアーゲームの主催者だと言われても違和感が全く無いぞ!(キタオオジキンヤという役名で谷原さんが登場でもいいですよん)
見事なまでのダーティな殿様ぶりです。もうグッジョブすぎ
妙に偉そうなところとか、己の才に絶対的な自信を持っているところとか、決して勘助を認めようとはしない(認めていたとしても今更言えない)ところとか、言う事ナシです。しかも声がエレガントなので、凄くキャラが立っています。
もうね、今から桶狭間が楽しみなんですよ。
こういうキャラが乱れて狼狽する姿が物凄く見てみたい。無様だけれどもエレガントな散り様、この目でとくと見てみたい。マイティ谷原さんには期待するところが多いです。
意外にも、外見が一番怪しいはずの太源雪斎が実は有能で「お家大事」の忠臣であったのには騙されました。こちらは実像と伝えられているキャラに近づけましたか。
そして久々に出てきた、花倉の乱で「武者震いがするの~」と連呼していた人。
今回は武者震いはしませんでしたか。あれはお約束のセリフではなかったのか。加藤茶の「へっくしょん!」と同義だと思っていましたが。
そして、北条氏康。
なんというか北条氏康です。
どこからどう見ても北条氏康の言動です。
ご飯に汁をかけているシーンがとても似合います。
まさに『大旦那』という風情が滲み出ていて良かったです。悠々と腕を組みながら、一歩引いたところで冷静に周囲を見回して客観的な行動を取りそうです。
勘助に対する評価も義元とは違い、認めていたのも性格の表れではないかと。
かくて、晴信・雪斎・勘助の目論見どおり、甲駿相の三国同盟は成立。
ラストの晴信、義元の高笑いのシーンは含みがあってとても良かったです。
「晴信さん、まさか駿河の海を狙うつもりじゃないでしょうね?」
「ハッハッハッハッ!」
「ハッハッハッハッ!」
一見、仲が良さそうに見えるこの2人。でも実は腹の探り合い。
現代社会でもよく見かけるシーンですね。
次週、河越夜戦。
ああ、これなら知ってるぞ!
『誠』の旗がひらめきます。
そしてサダンジが登場。役者は揃いましたね。
『越後の龍』が目覚めるまで、後一歩
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