ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ピチピチ

2013-03-29 00:07:55 | Weblog
先日から、会社に、大学4年生の女の子が実習生として来ている。
大学の授業が終わったし、卒論も書いたから、職探しと社会勉強をやりに来ている。

で、今日は一日中、私が打合せやら外出やらで席にいなかったら、
帰り際に「もっと仕事をください。今日みたいに資料を読むだけなんてイヤです。
もっと忙しいほうがいいんです」と言う。

朝、ある仕事のマニュアルを渡し、
「日本語だから、ネットで調べたりしながら、理解しておいて」と言ったところ、
時間があまり過ぎたらしい。
「あなたはこんなに忙しい。私は仕事がやりたい。だから仕事をください」と。

すごい。上海人が決して言わないようなセリフだ。
が、仕事はそんなに簡単ではなく、教えずにできるようなものは、ほとんどない。

ということで、
「そのマニュアルを理解して、少しずつ慣れたら、もっとお願いできる仕事が増えるから」
と言ったところ、「これはわかったから、もっと仕事したい」と。

もう少しで「教えないでできるほど、仕事は簡単じゃないよ」と言いそうになったけど、
それを言ったらやる気のある女子学生がかわいそうだし、
彼女の論点と私の論点がずれてしまうと思い、ぐっと飲み込んで、
「ごめんね。明日はこれをやろうね」と言っておいた。

社内では早くも、もともといる上海人80后男子とチェンジだ!という声もあがった。
私も、正直に言って1ヶ月後は彼女のほうができるようになっているだろう、と思う。

ただ、仕事を学校のテストのように考えていると、
それはそれで、ちょっと違うから、
そのあたりの「手綱さばき」が難しいと思う。

正直に言って、やっぱり日本人と仕事をすると楽なので、
日本人を補充してほしいと思う部分はある。
でも、これからは中国人と協業する時代なんだよな。

それにしても、日本人というのは、役職があがると判断しなくなるものだなあ。
私もそうなるんだろうか。

ああ、女子学生って、ピチピチだなあ。