あまり会ったことないけど

私は、あまり会ったことがないけれど、中国には富裕層というのがいるらしい。
そう言われて考えてみると、バブルと言えば土地成金。
中国では土地を私有できないから家になるけど、
まあ、会社にもそういう人の子どもたちはたくさんいて、ゴロゴロしている。
上海人だったら、給料よりも家賃収入のほうが多いし、
おかげで真面目に働かないし。

ということで、上海あたりの富裕層を狙った日本企業もたくさん進出しているわけだが、
意外にも苦戦しているのが、老人介護系らしい。

彼らはお金は持っている。
でも、上海のじいさん、ばあさんは、上海語しか話さない。
そして、上海人のおぼっちゃま、おじょうちゃまは、福祉系のキツい仕事なんて、
絶対するわけがない。
言葉の問題から外省の人を雇うわけにもいかないし、
外省の人でも、全然気が利かないような人だとしょうがないし。
で、結局人材不足で、ビジネスとして成り立たない、ということらしい。

ただ、もう少しして、普通語も話す世代が老人になるころには、
チャンスがあるかもしれない。
どうせ、いまの若い世代なんて、子どもを産んでも自分じゃ育てないし、
家事も全部親にやってもらってるし、歳をとってから絶対に困る。
ただし、その頃も上海人がお金をもっているかどうかはわからない。

日本も福祉はいろいろと難しいけど、
上海も上海だ。