ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

東京・国分寺散歩 ~殿ヶ谷戸庭園~

2016-07-07 | 公園・庭園・名所
かつての職場の同僚と久しぶりに会いました。彼がいうことには、「殿ヶ谷戸(とのがやと)庭園」は落ち着いた雰囲気でいいとのこと。それではと、早速に行ってみました。この公園は都立公園の一つですが、JR国分寺駅南口のすぐ前で、アクセスは最高でした。





この「殿ヶ谷戸庭園」は、そのHPには次のように書かれています。

「殿ヶ谷戸庭園の原型は、大正初期の江口定條別邸を前身とし、昭和初期の三菱財閥・岩崎家別邸に遡ります。昭和40年代の都市開発に伴う市民運動の末、住民により守られた庭園として、昭和49年に東京都が買収し、後に一般公開されました。現在、この守られた自然の中では、都市部に残された数少ない武蔵野らしさが感じられる植生をご覧いただけます。四季を通じて、今では貴重になった様々な山野草に出会うことができるでしょう。」







実際に園内を散策してみると、きれいに刈り込まれた芝生の向こうに、アカマツ、モミジ、孟宗竹などの植生とともに、萩など様々な山野草を目にすることができます。花を楽しむというより、庭全体の景観を楽しむ回遊式の庭園です。











この庭園は、自然の地形をうまく活用して造園されています。平坦なところだけでなく傾斜地を上り下りしますので、私にはよいしょ・よいしょでございました。







庭園の北東には池が配置され、周囲にはモミジが数多く植えられています。この池を紅葉亭という茶室から見下ろすしかけになっているのですが、その眺めはなかなかのもの。
ボランティアガイドの方の説明では、「この庭を訪問した京都の写真家の人が、京都にはたくさんのもみじの名所がありますが、この庭園のようにモミジを見下ろして楽しむところは少ない」と言ってくれたんだそうです。確かに、秋の紅葉の時期はすばらしい風情になると感じました。













野草などが花をさかせていました。





これはヒオウギスイセンというのだそうです。


これはレンゲショウマ。










落ち着いた静かな風情の庭園でした。ぶらっと散歩するにはちょうどいいところでした。


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