ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

神秘的ですが、控えめです ~カラスウリの花~

2024-07-11 | 散歩

このところ、夕方近くなると、ポツリ、ポツリと
小雨が落ちてきますが、ザーッと降ることが
ありません。そのせいか、かえって蒸し暑く
感じます。でも蒸し暑くとも夕方のほうが幾分か
暑さは和らぎます。
   
2日ほど前。夕方5時頃、外歩きに出てみました。
まだ明るさが残っています。今回はリハビリに
専念するつもりで、いつもは歩かない、およそ
花など期待できない道を歩いて行きました。
            
すると、道の片側のフェンスに、やや大きな葉っぱを
つけたツルが絡みついています。
なにやら白いものが見えます。ユウガオ? 
一旦、通り過ぎたものの、ちょっと気になってバック。
よくみると白いツボミがいくつかあり、レースが
丸まって膨らみかけたようなものがありました。
ここ数年、見ることがなかったカラスウリの花です。

これまで、ぶらぶら歩きには出会いの面白さがある、
なんてわかったようなことを書いてきましたが、
夕方遅くの散歩、いつもと違う道、花壇でなくてフェンス、
まったくの偶然の「出会い」です。
こんなことってあるんですね。

ところで、カラスウリの花ですが、夕方から夜にかけて
咲くことは知ってましたが、どれくらいの時間で咲くのか、
全くわかりません。そこでツボミを見つけてから、
1時間おきに、二度ほど写真を撮りに行きました。
2時間ほどの間に、次第に暗くなっていく小道を行ったり
来たりです。
傍から見れば、あの人何をやってるんだろと、首を
傾げられたにちがいありません。


最初がツボミ、それが膨らんで、そしてレースを開いて、
星形の花になっていきます。順をおってアップします。

まずツボミ。
  




ツボミは、7・8センチくらいの長さがあったような
気がします。ここからレース状に花が開いていくとは
とても想像できません。


先端の膨らみ。  



先端が膨らんで、絡んだ糸が丸まっているように見えます。


開き出したレース。
     




よくまあ、絡まったり、もつれたりすることなく
広がっていくもんですね。


星型レースの花。









暗がりの中にひっそとりとレースを広げています。
花の大きさは、10数cmといったところです。
神秘的ですが、控えめに静かに咲いています。
まるで、人目を避けて咲いているようです。
気づく人も少ないのかもしれません。





横から見て見ると、上のような具合です。
味もそっけもなくなりました。失礼しました。


     


猛暑日が続くことがなければ、今年もカラスウリの花を
見ることはなかったかもしれません。
自然の中の「出会い」、不可思議なものです。

コメント (6)
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