所沢の多聞院(たもんいん)に行ってみました。
以前訪れた際に見た境内のハギ。
ググるとミヤギノハギと出ていました。
別名ナツハギとも言われ、早ければ7月頃から開花する
そうです。もしかしたら花が見られるのではないか、
そう思って訪ねました。
まず毘沙門堂にお参りし、狛寅(こまとら)とユリの
コラボレーションに風情を感じた後、境内を見てまわりました。
この石像。名前は「鬼の悟り」ですが、相撲の横綱の
雰囲気があり、ユーモラスで好きな像です。
まだアジサイが残っていました。
ウズアジサイはしっとりした感じです。
結構ながく咲いているんですね。
さて肝心のミヤギノハギですが、だいぶ木が大きく
なり、通路の石畳に垂れるような感じになっていました。
その枝先に、数輪の花がついていました。
しかし花が多く見られるようになるのは、
やはりもっと先かもしれません。
ハギに代わって、目を楽しませてくれたのが、
レンゲショウマです。
境内の通路際に、蕾をつけたレンゲショウマが、
あちらこちらに顔をだしています。
いくつか花が咲いていましたが、
いずれも花は下向きです。
ちょうど庭の草木を手入れしていた職員の方(庭師の方
でしょうか)が、「寺院の住職から、レンゲショウマを
見に来た人が、写真に撮りやすいよう通路際に植えて
くださいと、言われてるんですよ」と話しながら、
花を上向きにしてしてくれました。
その庭師の方は、続けて「レンゲショウマだけでなく、
花は、おしべ・めしべが見えるよう撮らないとね。」
と笑顔で教えてくれました。
実は、ブログ冒頭のユリと狛寅とお堂の写真も、この
方が撮影のポイントを教えてくれた写真なんです。
今の時期、花は少なくなっていましたが、鉢に植えられた
ハスがきれいでした。上の2枚目の写真がちょっとボケて
しまったのが残念でした。
ハンゲショウ(半夏生)です。
実際に見たのはこれが初めてです。
葉が白くなるのが本当に不思議ですね。
春先に見たヤマシャクヤク(山芍薬-上の写真の一枚目)
には青い実がついていました。
これが熟すと、裂けて真っ赤になり、黒い種がでてくるんです。
白い餅のようなユキモチソウ(雪餅草-上の写真の一枚目)
も青い実になっていました。
これも赤い実になっていくはずです。
栗の木に青い実がついていました。
トゲが痛いはずの栗。ふわっとして柔らかな感じです。
これなら手のひらに載せても、痛くなさそうです。
多聞院は本当に癒される思いがする寺院です。
都会地には珍しい山野草や花木が見られる庭がある
からなのですが、参拝者のためにも、その草木を
大事にされているご住職がおられるんですね。
あらためてその「心」を感じさせていただきました。
世界が平和でありますように!
ありがとうございます。
多聞院は何度も行っていますが、行くたびに
ほっとしたものを感じます。山野草が中心だから
なのかもしれません。
大相撲はコロナ感染拡大で、休場になる力士が
増え、取り組みが減ったそうですね。
優勝した逸ノ城関は努力が報われた感じがします。
お相撲さんの石像はユーモラスですね。名古屋場所は
大関、正代が波乱の演出をしていますね。
ブログにコメントをありがとうございます。
決して大きなお寺ではないのですが、お庭の
花が素敵なので、花が好きな方だけでなく、
カメラを持って写真を撮りに来る方が多い
ようです。
拝観料もありません。ただ車でないと、
アクセスがちょっと大変です。
行くたびに、山野草の変化がみられるので、
楽しませていただいています。
中でも、レンゲショウマの可憐さには心から癒されました。
下向きの花を撮るのはいつも腰を痛めそうで苦労しますよね。