カツ★ガレーヂ

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「絶対」は無い

2011-04-08 21:11:45 | 日記
今日は雨でしたね。
普段は高高度に飛散して地上には縁が無かった放射性物質も雨に乗って地上に帰ってきた事でしょう。
昔チェルノブイリ事故の頃には「ソ連はなんて迷惑な国なんだろうか」と思ったことがありますが、北半球に放射性物質を飛散させ海には高濃度放射性物質を含む水を垂れ流し、客観的に見て今日本は世界で最も迷惑な国になっています。
私自身原発なんて元から反対だったんだ、という訳ではなくこの資源の少ない日本では原発でエネルギーを得なければ経済発展をしていく事は出来ないとは思っていました。
大体我々がこれだけ電気機械に溢れた生活を送れるのも原発の恩恵です。
ただやはり原発と言うものは「ハイリスクハイリターン」な物だと言う認識が必要だという事が改めて周知された今回の一連の出来事。そもそも電力会社が原発の建設に反対されないために「絶対に安全だ」などと広言した事が大きな誤りです。私も学校時代に学校の講師が「絶対に原発は大丈夫だ」という話を講義の中でコンコンと聞いた事がありますが・・・。
あの講師も非常に原発をリスペクトしてたんだな~と思いますが、その若い講師以上の年齢になった今、間違いなく言えるのは、どれだけ二重三重にバックアップを準備しても機械設備に絶対に安全、絶対に壊れないと言う物は「絶対」にありません。
私もエンジニアの端くれですのでそれなりに分かりますが、物を設計する時には考えられる範囲で最も悪いパターンを想定して、それに対応できる様に装置と言う物は作られるのですが(特に重要な装置ほど何重にもバックアップはかけられる)、当然ながら想定外の事が起きればそれでアウトなのです。
「予想外の津波のせいです」と言っておきながら既に「地震だけなら絶対に大丈夫」と言っていたその地震の時に損傷をしていたと言う事実。余震が起きただけでも発電機が壊れたりと綱渡り。対策をしたって将来さらに想定外の事態が起きる可能性は非常に高いでしょう。
それを踏まえた上でなおの事原発は必要だ、増設が必要だと思われている方に言ってあげたいのは「他人事だと思わず自分の家のそばに原発を招致しては如何でしょう」。
本当に安全だったら東京電力など東京都庁の隣に原発を建てれば良いのだ。
実際本当に安全性の高い火力発電所は街のすぐ横にありますよね。

今日仕事先で来週試験をする自然エネルギーの発電装置の打ち合わせをしてきましたが、これからの日本、この技術力を生かしてどう進んでいくかが問われていくと思います。
安直に原発頼りではダメなのだ。

そんな原発問題にこの一曲を捧げます。


斉藤和義 ずっとウソだった



作詞作曲:斉藤和義
「ずっとウソだった」

この国を歩けば原発が54基
教科書もCMも言ってたよ安全です

俺たちを騙して言い訳は「想定外」
懐かしいあの空くすぐったい黒い雨

ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんとウソだったんだぜ 原子力は安全です
ずっと嘘だったんだぜ ほうれん草食いてぇなあ
ほんと嘘だったんだぜ 気づいてたろうこの事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるのこの国の政府

この街を離れてうまい水見つけたかい?
教えてよやっぱいいやもうどこも逃げ場はない

ずっとクソだったんだぜ 東電も北電も中電も九電ももう夢ばかり見てないけど
ずっとクソだったんだぜ それでも続ける気だ
ほんとクソだったんだぜ 何かがしたいこの気持ち

ずっと嘘だったんだぜ ほんとクソだったんだぜ
コメント (4)
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