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すけさん日誌

杜の都で気ままに暮らす、管理人さんの日記です。
備忘録を兼ねた記録として使えれば、野望達成。

鉄子からの誘い

2008年05月07日 | 読書とか

ゴールデンウィークは、看病やら闘病やらで終了いたしました。
そんな 青銅週間 は、漫画を読むくらいしかすること(できること)がなかったわけです。

菊池直恵『鉄子の旅』4巻(小学館、2005年)
駅弁に釣られた女性マンガ家が、究極の鉄道好きに日本全国連れ回される、ほぼノンフィクション・コミック第4弾。テツの夢・日本全駅下車達成瞬間のワンシーンほか、今回も観光・グルメ・湯けむりとは一切無縁の全8話を収録!


全6巻とも購入して読んだわけですが、4巻では 某くりでん を訪れているので、せっかくなんで4巻をチェックしておきましょう。

マンガとしての面白さとしてはフツーだと思います。決して嫌いではないです。
ただ、くりでんをピックアップしている部分は素直に懐かしいし、大垣夜行とか聞くと 若かりし頃の貧乏旅行 を思い出すという、ちょっと感情に訴えてくる部分もあったりして。

闘病中の暇つぶしとしては、なかなかの贅沢だったかと思います。まあ、全6冊中、5冊は古本で入手しましたが。
ひそかに テツ属性 のある方がオススメ、というか、とっくに買っているわな。

(´∀`)ハハハ




ATOKでのツールバーの使い方を備忘録しておきます。
「英小」と「英大」の切り替え → Shift+Caps Lock
「カナ」への切り替え → カタカナ/ひらがな もしくは Alt+カタカナ/ひらがな

これは、実にささいな環境設定ではあるのですが、いったん「英大」になっちゃうと違和感があってたまりません。



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イレブンを捜せ

2008年03月02日 | 読書とか

いきなりですが、マンガ紹介。

俺たちのフィールド
戦略、技巧、チームの舞台裏全てリアルに楽しめる本格サッカーまんが!!サッカー選手だった父の遺志を継ぐ高杉和也(たかすぎかずや)が吠える!!


ガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン

ネタバレ等がイヤだからアマゾンの出版社コメントを使ったのに、最初の何巻か分のメインストーリーの結末までさらけ出しておりますな。
そうだよ、みんなの愛してくれた おとさん は死んでしまうのだよ(ヤケクソ?)

もうどうでもいいので、wikiの紹介も載せておいます。

俺たちのフィールド
『俺たちのフィールド』(おれたちのフィールド)は、1992年3・4合併号から1998年45号まで週刊少年サンデーで連載されていたサッカー漫画である。作者は村枝賢一。通称「俺フィー」。

そんなこんなで、もはや説明不要の俺フィーなわけですが、なぜか山神様に関する 史上最高取り扱い文献 ということでフィーチャーしておきます(言うまでもないでしょうが山神様の出番はこの場面のみ)。

ちなみに、濱田選手の居る舞台が海岸になっているのは、NEC山形が鶴岡に居た時代のことかーッ とか思わせつつも、たぶん濱田さんのキャラ設定(潮の満ち引きのように試合の流れを読む)の反映と思われます。


というわけで、緊急告知
①とある目的があって俺フィー全37巻を購入しましたが、とある事情のために不要となりました。ほしい人はコソーリ連絡ください。
②前々からお願いしている イレブン38巻 の探索プログラムでございますが、
今度の日曜日(3月9日)で打ち切ることといたします。これまでのご協力にお礼申し上げるとともに、もう一踏ん張り等いただければ幸いです。


イレブン見つけてくださった方には、無条件 で俺フィー差し上げますので(いらんか?)、よろしくお願いいたします。

(*・∀-)ヨロシク☆



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王様を倒せ!

2008年02月10日 | 読書とか

もはや恒例となりつつある、最近のオススメのマンガのコーナーのブログの村の時間の時間です。

綱本将也・ツジトモ『GIANT KILLING』1~4巻(モーニングKC、2007年~)
本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!
達海猛、35歳、東京下町の弱小プロサッカークラブETUの監督。
小さなクラブが大きなクラブに勝つ。
これがフットボール!!
『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!


これは普通に面白いサッカーマンガですね。
クラブチームを舞台とした名作には 『ORANGE』 などがあるわけですが、監督が主役という視点からどう切り込んでいくのか楽しみです。

現時点で4巻まで出ている単行本を読んだ感想としては、サッカーマンガ好きなら 買い かと思います。
久しぶりにモーニング読もうかと思っている部分も否定できないよね(グフフ

ちなみに『ORANGE』でいうところのガーベはモンテビオ(Montebio)、というか そのまんま東国原 だなー。
1部に在籍しているという 俺フィー並みの好待遇 に喜んでしまう等身大の自分。




〔大河ドラマ「イレブンを探せ!」〕
山形市のブックオフにて、最終巻である43巻を保護。
これにて残りは 38巻のみ となりました。そろそろ ここらへん で手を打ってしまおうか思案中。







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乱読は誰のために

2008年01月21日 | 読書とか

読書のカテゴリーで書くのは久しぶりの気もします。
まあ「読書」というよりも、最近は「面白かったマンガ紹介」コーナーみたいになっていますが。

よしながふみ『大奥』1~3巻(ジェッツコミックス、2005年~)
男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?


よしながさんは、「西洋骨董洋菓子店」 あたりから気に入っているのですが、これは面白い。
SFというのは、1つのフィクションを どれほどのリアリティで固められるか が決め手になると思うのですが、本作はよく練られており、非常に読み応えがあります。

現時点で3巻まで出ておりますが、正直これからの展開がまったく読めません。
『モーニング』に連載中の 「きのう何食べた?」 ともども、しばらくコミックスを買おうかなーとか思っている次第です。


〔お求めの『イレブン』のコーナー〕
たっくん様の献身的な活躍により、新庄市にて41巻が 保護 されたようです。
というわけで、残るターゲットは
38巻と43巻 となりました。

皆さまからのあたたかいご助力について、引き続きお願い申し上げる次第です。
特に本日は 管理人さんの誕生日 でもありますので、バースディプレゼントとしてもよろしいかと思います。

(屮゜Д゜)屮 カモーン


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へうげもの 戦国に咆える

2007年07月07日 | 読書とか

風邪とかフクビクエンとかで寝込んでいると、ついつい漫画を 大人買い してしまうものです。
というわけで、この2、3か月の間(つまり断続的に体調不良だった期間)、いろいろと物色していたのですが、ここ最近のヒット作を紹介しておきます。

山田芳裕『へうげもの』(講談社、2005年~)
山田芳裕が2005年から週刊モーニングで連載を開始した時代劇漫画。
主人公の古田織部は実在の茶人、戦国武将。
彼にかかわりの深い織田信長、千利休、豊臣秀吉らも活躍する。
おどけた言動をする人・剽軽者(ひようきんもの)という意味で、実在の織部が1599年、伏見で開いた茶会で使われた茶碗も「へうげもの」と命名されている。


まだ1巻しか読んでいないのですが、久々の個人的大ヒットの予感がします。
とりあえず、注文済みの2巻以降に期待しましょう。

((((o°▽°)o))) ドキドキ♪




ちなみに、各方面で人気の高い『おおきく振りかぶって』は、個人的にキツかったです。
細かい設定を晒しまくる作者の自己愛に、ちょっと疲れました。

ただ、一時期えらく流行っていたらしい『のだめ』の最新刊は、まだ楽しめました。
よっぱらい研究所 所長の底力に感じ入った次第です。



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この一筆に感謝をこめて

2006年11月26日 | 読書とか

ありがとう。さようなら。

児童文学作家、灰谷健次郎氏死去
「兎の眼」や「天の瞳」など人間の心の優しさを描いた作品で知られる児童文学作家の灰谷健次郎(はいたに・けんじろう)さんが23日午前4時30分、食道がんのため、静岡県内の病院で死去した。72歳だった。葬儀は近親者のみの密葬で行う。連絡先は神戸市北区鈴蘭台北町9の12の6、灰谷事務所。

ここ最近忙しかったもので、気づくのが大分遅くなってしまいました。
ハイタニさん亡くなっていたんですね。

本の虫だったのにかかわらず他人に本を薦めることの滅多になかった亡父が 「これ読む?」 とハイタニさんの文庫分を手渡してくれたことが、懐かしく思い出されます。
最初に読んだ作品が何かは憶えておりませんが、『優しさとしての教育』 に出会わなかったら、今の自分はありません。絶対に。

そもそも 文系に進まなかった ような気もします。

その思想や行動に毀誉褒貶があることを知らないわけではありません。
実際、晩年の作品や言動には首をかしげるものもありました。

ただし、傷ついた子供たちに手をさしのべ、その未来を守ろうとする姿勢だけは、私にとって永遠の道しるべです。
本当にありがとうございました。


うーん、また読んでみようかな。
何か元気のない タカバ君 にも薦めてあげたいものです。


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ウルトラ暴走大作戦

2006年11月25日 | 読書とか

読書のカテゴリーで書くのは久しぶりだなー。

宇梶剛士『不良品 オレは既製品じゃない!』
俳優・宇梶剛士が自身の生き様を率直に語る。複雑な家庭環境で育ち、プロ野球選手を目指した少年時代、ある事件を機に巨大暴走族の総長へなっていく経緯、そして少年院でのチャップリンの自伝に出会い…。自身の半生に正面から向き合った感動のノンフィクション。

久しぶりに専門以外の本を読んだような気がします。
お母さんがアイヌである、という点に興味を引かれて古本を買い求めたのですが、普通にサラサラと読める自伝だったかと思います。

特に印象に残ったのは、
駆け出しのころに師匠の錦野旦に言われたという
「他人の悪口は言うな。言った悪口は倍になって返ってきて、必ず先細りになるぞ」(本文149頁より)
という言葉と、

売れなくなった時期に叔父から言われたという
「人間っていうのは、自分が負けていると思っている奴の悪口を言うもんなんだぞ」(本文189頁より)
という言葉でした。
単純だけど忘れがたい言葉です。

なろう、なろう、明日なろう。
明日は人の長所を語ることのできる大人になろう。


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さらばハチミツよ!そしてクローバーよ!

2006年09月10日 | 読書とか

本屋に行ったらフツーに販売しておりましたよ。・・・って、

(; ・`д・(; ・`д・´)・`д・´) ななな、なんだってー!!

だって、この前 9巻が出たばかりじゃないデスカー。

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』第10巻
再び描きたいという強い思いから懸命にリハビリをするはぐみ。そんな彼女に対して修司、森田、竹本のとった行動と決断は!?
春を迎え物語は、ついに感動のクライマックスへ!!


うーん、いつかは終わる とは知っていましたが、ついに終了してしまいました。
非常に繊細に積み上げられてきた楽曲が、静かにエンディングを迎えてしまったような、そんな気持ちです。

2、3回読んだだけで実家に置いて来ちゃったこともあって、まだまだ読み込み足りない気がして、どんな感想を述べて良いものか思案中。
ネタバレもしたくないですしね。

とりあえず、まだ読んでない(あるいは発売に気づいていない)ボーイズ&ガールズは本屋にダッシュして ニャンざぶろう と握手!

皆さまの感想などはコメント欄にてお待ちしております。

└|゜∀゜└| カモンベィビー





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育てよ!いろいろ

2006年08月29日 | 読書とか

昨日の日誌 で紹介した、故宿沢氏の言葉について。

「現行のルールを突き詰めると、こうあるべきラグビーというものが定まるかもしれない。しかし日本代表は必ずしも『あるべき』を追えない」

ルールを突き詰めるとある程度の法則が出てくる、というのは当然の話で、ドクター中松の フライングシューズ がルールで認められれば、みんな履くに決まっています。
たぶん、自分は履きませんが。

つまりは、そのルールから導かれる最もシンプルな戦法を選択したのがジーコであり、目標のために強国とは異なるアプローチをとったのがトゥルシエだったのだと思います。
まあ、ムッシュの場合は、目的と手段が入れ替わることもしばしばでしたが。

だから、日本サッカーの力を過大評価して(してくれて?)世界標準との差を教えてくれたコインブラは、ある意味 歴史に残る監督 なわけです。

そういう方向で考えてくると、スポーツの本質は何かということが問われるような気がします。
さらに言えば、人気・収益・将来性などなどを考慮して目先の勝利を追わないのも、立派な戦術なわけです。
あー、年寄りの人生論っぽくなってきたな。


というわけで、自らの戦術を徹底化することよりも相手チームへの対応を優先させる、そのために個人能力の向上を至上命題とするオシム氏のような指導者が、今後どのような戦いを積み上げていくのか、注目していきたいところです。

もちろん、ひぐっつあん もがんばれ。


<今日の長女>
父親が遅めの夕飯を食べている横で、番茶の入ったマグカップにオカズ(言うまでもなく父親の分)を次々に投入。
→ そのマグカップを満足そうに ングング 飲みながら番茶(プラスいろいろ)を垂れ流す。
→ 父親のヒザに容赦なく番茶がかかって濡れる。
→ それに気づき、トテテテ 走ってゾーキンを持ってきて父親のヒザを拭く。
→ にっこり。

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許されざるイキガミ

2006年08月28日 | 読書とか

所用があって街中に行き、時間を調整するために本屋に入り、軽い気持ちで立ち読みしていたら、一気に読んでしまいましたよ。

間瀬元朗『イキガミ』第1巻(ヤングサンデーコミックス、2005年8月)
「逝紙(イキガミ)」を配達されたものは24時間以内に死ぬ
国家繁栄維持法によって、義務づけられた「死」を直前にして、人はどのように生きるのか? という漫画で、泣ける漫画としてじわじわ人気を集めている。(livedoor キーワードによる解説)


ことしの4月に 第2巻 が出ているんですね。(・3・)フーン

わかりやすく言えば、現代版の 『死神くん』 (えんどコイチ)みたいなところでしょうか。ん? あまりわかりやすくないか。
とりあえず、時間調整の枠を超えて読みふけってしまいましたよ。
(´∀`)ハハハ、ダメジャン。

個人的な感想としては、初期の『カイジ』(3巻くらいまで)ほどのインパクトはなく、初期の『デスノート』(こちらも3巻くらいまで)よりもリアリティがないと思いますが、ちょっと気になる一品です。
まあ、2巻以降は 風水さんち ででも読むことといたしましょう。
よろしく>風水さん。


ついでながら、シリーズ “しばらく覚えていたい日本の名言”
今回は、先日惜しまれながら亡くなった元日本代表監督ラガーメン宿沢氏の言葉。

「現行のルールを突き詰めると、こうあるべきラグビーというものが定まるかもしれない。しかし日本代表は必ずしも『あるべき』を追えない」そんな主旨もよく話していた。(『Number』第658号(
2006年8月10日)の105頁より)


うーん、ラグビーおよびスポーツだけでなく、いろいろな局面に活用できる言葉ですね。
ひたすら一生懸命することの美徳は否定したくありませんが、そこに明確な目標と戦略がなければ単なる自己満足になりがちです。

深い。本当に深い。上で紹介したマンガがどうでもよくなってくるくらい、深いです。
惜しい方を亡くしました。(-人-) ナムー



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デモクラシーの秘密

2006年08月22日 | 読書とか

せっかく読んだので、書き残しておこうと思います。

田澤晴子『吉野作造 人世に逆境はない』(ミネルヴァ書房、2006年7月)
大正デモクラシー期の「民本主義」提唱、社会事業や明治文化研究など、多彩な活動を展開した政治学者の新たな人物像。

個人的に そこそこ知ってる 人物ということで、サラッと読めました。
研究論文や資料紹介などといった、先行の諸業績にも目を配りつつも、吉野の活動や思想をわかりやすく紹介しており、入門書としては適切な一冊だと思います。

特に、革新的な政治思想家と位置づけられたため、その地元において複雑な評価を受けてきたことに触れた箇所などは、歴史から何を汲み上げるべきかという現代的な課題を提示しており、非常に興味深く読み進めることができました。

まあ、評伝ですので ないものねだり をすればいろいろと出てくるのでしょうが、大正デモクラシーに興味のある方は必読の書でしょう。

また、その人生をあらためて概観することによって、学者として抱かれるイメージからは意外なくらい数多くの苦労を抱え込んで生きていた先人に対して、昔以上の親しみを感じてしまいました。そしてそれは、自分が年齢を重ねたからかも知れません。

がんばれ>自分も。


<今日のマメ知識>
吉野作造記念館近くの食堂「竹乃や」では、作造ハンバーグ という斬新な名前のメニューがあります。
以前訪れた際にその由来を聞いてみたところ、店員さんが 口ごもってしまった ことも、今となっては良い思い出です。
気合いの入った地図 でも参考にして足を運び、メニューの謎を解いてみるのも一興かと思われます。



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論文のひみつ

2006年07月31日 | 読書とか

すっかり忘れていたのですが、先日の ハチクロ話 を書いてから、ふと読了本つながりで思い出した一ヶ月ほど前の話。
何の気なしに手にとった新書を購入し、食後にパラパラと目を通していたら、以前に購入した本であることが判明。

━━━ΣΣ((( ゜ Д ゜ ;)))━━━


というわけで、2度もお金を払うほど興味をそそった書籍を紹介しておきまーす、というか 3回目 がないための備忘録だっちゃ。

鹿島茂『勝つための論文の書き方』(文春新書295、2003年)
二十五年間にわたり、文章と考え方の指導をしてきた教授による徹底指南。
論文も仕事も、勝利をつかむための極意は問いを立てることにありとして、「カフェと喫茶店の違い」「牛丼と宅急便の関係」「司馬遼太郎と山田風太郎」など奇想天外な例証を次々に挙げつつ思考のレッスンを展開する。


…うーん、ここんとこ直面している状況がリアルに 反映され過ぎている タイトルですね。

(´∀`)ハハハ。サッサト論文カカナイト・・・。


とはいうものの、2度も買ってしまうくらい 良い本です。
一応、目次とか内容を斜め読みしてから買っているんです! ワタクシは! それゆえに2回買ってしまった自分が情けない(あらあら自爆ですよ)・・・。_| ̄|○

この本では、勝つための論文 を作成するコツがいくつか掲げられているのですが、その中でも特に感銘深かった

①未知に対する問いがなければ論文ではない(本文26頁)
 → 論文は疑問(クエスチョンマーク)から始めるのが必須。
②良い論文とは「?」で始まり「!」で終わる(本文30頁)
 → 良質な問題設定に意外性のある回答が得られるのが理想的。
③論文の序論で読者を驚かせる(本文157頁)
 → 読者を引き込むためには常識を覆すような問題提起が効果的。
(非常識や逆説的な定義、または瑣末な事例からの展開、などなど)


という3つの留意点を記すことで、これから書く論文の戦闘力を高めることといたしましょう。

がんばれワカゾー、というかオレ。



ちなみに、2回目であることに気づいた箇所は、下記の部分でした。

(本文78頁より)
 これに対して、日本では仙人の修行などと同じように、その道だけに鋭意専心して、苦節何十年という学者が尊ばれる。日本人というのはまじりっけなしの純粋というのが好きなのです。
 しかも、その大学者の弟子の先生というのも同じような考え方だから、自分の学科の大学院に毛色の変わった学科から学生が入ってくることを喜ばない。ひたすら純粋培養された純潔の学生、院生のみをかわいがる。すると、その院生が先生になったときにまた同じことをやる。こうしたタコ壺掘りが三代続くと、完全な専門バカの学者が生まれてくるのです。


たぶん、「タコツボ」 がツボに入ったと思われ。



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決戦!ハチミツ対クローバー

2006年07月29日 | 読書とか

先日、某 じゃすぱーブログのコメント欄 において、ハチクロの最新刊が発売されたことを知ったすけさんは、本屋に走ったのでございました・・・。(語り:岸田今日子)

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』第9巻
金儲けに奔走してきた森田兄弟。その理由と彼らの過去が明らかになる。そして、はぐみの身に起こる衝撃の出来事とは一体…!? 終わりの始まりの幕が上がる最高潮・第9巻!!

・・・あああ、この前 の飲み会でちー坊が言っていた通り、大変なこと になってまいりました。
無為に立ち止まることが許されない青春の日々は、どれほどの成長を彼らに課しているのでしょうか。

(((゜Д゜;;)))ハラハラ

個人的には、「だって 天使みたい だもの」のくだりで目頭ウルルン滞在記でしたよ。
というか、この状況からどう終焉を迎えるのかを、見たいような見たくないような。

(´Д`) はぐー。


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敗北に憐憫を込めて

2006年06月14日 | 読書とか

ここんとこの読了本。
山本博文『日本史の一級史料』(光文社新書、2006年5月)
本書では、「一級史料」を題材に、歴史家がどのように史料を読み、歴史を描き出していくのか探っていきます。そのうえで、教科書や歴史書の記述を鵜呑みにしない、自分なりの「歴史感覚」の身につけ方を学んでいきます。

上記で紹介されているような感じの本でした。
自分の著作の 宣伝 紹介がふんだんに盛り込まれた興味深い一冊です。
自身の来歴にも少なくないページが使われており、著者個人に関心がある方 にはオススメです。


斎藤美奈子『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書、2006年5月)
「少婚多死」時代を迎え、家族の形が多様化した今、冠婚葬祭文化はどこへ向かうのか。現在の結婚と葬送をめぐる膨大な情報を整理し、「これから」にふさわしい儀礼の形を具体的に考える。

これまた、上述の紹介のような本です。
巻末の「あとがき」で
実用書の編集をしていた頃、私自身も冠婚葬祭関係の本の編集に携わったことがある。その経験も踏まえていうと、冠婚葬祭マニュアルの編集は、きわめて手間ひまのかかる、そして高度な編集の腕が要求される仕事である。それに比べたら人文書や文芸書の編集は貴族のお仕事に等しい。「ただの実用書」「単なる実用ではなく」みたいなことをいわれると、だから私は噴き出したくなるのである。貴族は困ったもんだな、と。
と専門書を誉め讃えておきながら、無数の専門書からの引用で論が進められるという 恥じ知らずな 大胆な構成となっております。

こんな誇り高い著者による専門書(貴族 ですからな)なので、昨今のセレモニーの本末転倒ぶりや不毛さを嘲笑するくだりは爽快ですらあります。
その箇所に関しては、本当にオモシロイ ので、後半部分を立ち読みして流し読みするのがオススメです。

うーん、こんなんで終わるのもなんなので、ムスメの食事に際して下に敷いてあった新聞に掲載されていたジョン・ダワー氏の言葉でも紹介しておきます。
私は二種類の愛国心があると思います。ひとつは、正しかろうが悪かろうが祖国を愛するという態度。自分の国がやることは何でも正しいという考えです。もうひとつの愛国心は、自分の国をもっとよくしたいので、過去の失敗から学ぶという態度です。より平和な世界を築いてゆくためには、後者が唯一の道だと思っています。(2006年5月25日『朝日新聞』「歴史と向き合う ジョン・ダワー氏に聞く」より)

えー話だなーとか思いますけど、これはこれで、ちょっと極論ですよね。
(´∀`)ハハハ

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宇宙戦士 その名はVOW

2006年06月07日 | 読書とか

喘息人生2日目。
とはいうものの、自分以外には大きな変化もなく推移しました。そりゃそうだ。
そもそも自分だって病名が付いただけですからね。薬を服用しているだけマシになってきているとも言えます。

そんな鬱(ふさ)いだ気持ちを高めようと、古本屋で購入した『VOW17』に目を通すこととしました。ていうか、もう 18まで出ている のですね。

って、死ぬかと思った・・・_| ̄|○ ゲホゲホ ゲホゲホ
大幅に機能低下している気管支には刺激が強すぎるようです。久々に読んだけど、やっぱりおもしれー。

『VOW』と言えば、中学時代、友達から手渡されて読んで衝撃というか笑撃を受けたものです。
読み始めたのが 授業中 だったこともあって、必死で笑いを噛み殺したのも懐かしい思い出です。

(´▽`ポワーン

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