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すけさん日誌

杜の都で気ままに暮らす、管理人さんの日記です。
備忘録を兼ねた記録として使えれば、野望達成。

呪いの骨神アトピーさん

2006年05月24日 | 読書とか

今日の読了本。

西岡清『新しいアトピー治療』(ブルーバックス、2006年3月)
アトピー性皮膚炎の原因は「皮膚のバリア機能異常」と「アレルギー炎症」の二つ。「バリア機能」を修復するのは「正しいスキンケア」。「アレルギー炎症」を抑えるのは「正しく治療薬を使うこと」。間違った治療で症状を悪化させないためには、アトピー性皮膚炎を科学的に理解することが必要不可欠。皮膚科専門医がやさしく語る、アトピーの最新事情。

この本は理薬生協に立ち寄った折りに見かけたもので、割と最近の発行だったこともあって深く考えずに購入いたしました。
私のアタマで理解できたのは、肌を刺激を与えない方が良いとか、清潔にしましょう、というような注意事項くらいでした。
というか、上記の内容紹介で事足りているし・・・。_| ̄|○

あとは、症状の原因が複数ある場合が多いので、因果関係がわかりにくいから気をつけてね、というような内容が印象に残ったくらいでしょうか。
とりあえずは、生活環境を清潔にしてストレスを溜めない暮らしが目標です。

だからラックリ読書している場合では・・・。_| ̄|○


<今日のミルク>
ツルハドラック にて、愛用の 森永ペプチドミルク E赤ちゃん2780円(税込み) という驚異的安価だったので購入。
ツルハさんも、やればできる じゃん。




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数式使いと少年

2006年05月22日 | 読書とか

久しぶりに小説を読みました。

小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫、2005年12月)
世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示した―記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。せつなくて、知的な至高のラブ・ストーリー著者最高傑作。

この本は、3月に某じゃすぱー先輩宅に 泊めていただいた 際に、強奪 させていただいたものです。
その折はお世話になりました。
<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

というわけで、育児の合間を利用して2、3日かけて読み終えたのですが、感想としては素直に良かったと思います。
80分間という設定(これくらい書いても許されますよね)が不可欠だったのかは意見が分かれるポイントかも知れませんが、人と人との心の交流が優しく表現されていたのではないでしょうか。
そして、ヤクルトは黄金時代へと・・・。

こんな良い本を タダ でいただいたことに関して、あらためて じゃすばー先輩 にお礼申し上げる次第です。

この作品、映画 にもなっているんですよね。
見たいような見たくないような見る必要もないような・・・。


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大火災の恐怖 東京大ピソチ

2006年05月07日 | 読書とか

最近の読了本から。

越澤明『復興計画 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで』(中公新書、2005年8月)
日本の都市は街路が狭く、木造家屋が密集し、自然災害や大火により甚大な都市災害が引き起こされてきた。諸都市ではどのような復興計画を立案し実行してきたのか。近現代日本の復興の歴史を辿り、今後の都市づくりを展望する。

日本の復興計画を、その歴史的経緯などから検討を加え、阪神淡路大震災のような近年の実践をもふまえつつ現代的な課題について考察する、といった内容の新書です。
こういう問題に興味のある方でしたらオススメなんでしょうが、そうでない方は それなりに、という感じでしょうか。
なつかしーな。(´∀`)ハハハ

それじゃ何で紹介したのかというと、
「1869(明治2)年12月、神田一帯の大火で1100戸が消失した。明治政府は江戸以来の伝統的な防火対策にしたがい、約3ヘクタールの火除地を設置し、その一角に鎮火社を祭った。この鎮火社は民衆の信仰が厚い火除けの神、秋葉大権現(本山は秋葉山本宮秋葉神社と改称)の鎮火三神を祭ったもので、火除地の原っぱは「秋葉原(あきばがはら)」と呼ばれた。1888年、上野からの鉄道延伸のため、秋葉神社は境内地を売却し、台東区に移転し(現存)、駅名は「秋葉原(あきはばら)」となった。」(18頁)
という指摘が興味深かったから、であります。
世界のアキハバラの由来は、静岡県の秋葉山 だったのですね。
(・3・)フーン

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怪獣ブンブン丸

2006年05月02日 | 読書とか

ひさしぶりの読了本。

池山隆寛『ブンブン丸の「野村野球」伝道 わが球歴40年史』(小学館文庫、2006年4月)
神宮球場での涙の引退試合から三年、ブンブン丸・池山が楽天イーグルスの新打撃コーチとして球界に復帰した。星一徹並みの父に鍛えられた少年時代、甲子園出場、運命のドラフト、ヤクルトでの華々しい活躍、そして晩年の代打生活…。その球歴を振り返るなかで、一大転機となったのは知将・野村監督との出会いだった。彼が引き込まれ、九年間にわたって学び続けた「野村野球」とは…。そのエッセンスをいま、明かす。


これは、2003年に出版された『池山隆寛のブンブンブン! 夢、ありがとう プロ野球栄光と挫折の19年』(小学館、2003年3月)に「大幅加筆、再構成」した文庫本だそうです。
実はハードカバーである『ブンブンブン!』の方も発売直後に購入して読んているのですが、既読部分を含めて、想像以上に楽しむことができました。

生い立ちから始まって、甲子園での活躍、ヤクルトでの下積みからスタープレイヤーへの躍進、野村監督との出会いとヤクルト黄金時代、そして晩年の代打稼業における葛藤などなど、その時代を知るファンには極上の一冊と言えるかも知れません。

また、この文庫版では、書名からも明らかなように野村監督との師弟関係のほか、話題の古田や清原との関わりなどに力点をおいた加筆がなされており、その意味でも興味深い内容満載となっております。

ハードカバーを読んだときにも感じたのですが、ヘンテコな関西弁で著された アイドル本 には見られない、リアルなエピソードや 良くも悪くも 率直な感情の吐露などは、読みごたえ十分です。
その独特のプロ精神やこだわりなどなど、好き嫌いは分かれると思いますが、個人的にはこういうサムライを応援できたことに感謝したいですね。


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巨人を蹴ちらせ

2006年04月08日 | 読書とか

久々の休日、ということでムスメの相手をしながら趣味の読書などにいそしんでみたりいたしました。

野村克也『巨人軍論 ―組織とは、人間とは、伝統とは』
すべての勝負論、組織論は伝統の巨人軍から学べることは案外知られていない。強い球団と弱い球団の差とは何か?今期、楽天を指揮する現役監督が球界を斬る。


選手時代から特別な思いを抱いていた巨人に対する、ノムさん独自の組織論といった位置づけで良いのでしょうか。
実際、話の中身は巨人、特にV9時代の野球を理想とする野球論が中心になっているのですが、最終的には人間教育が肝要、となるのが興味深かったですね。

現役時代の王は偉かったとか、ON後の4番では松井くらいしかマトモな4番がいないとか、あとはフツーの野村本と大差ありません。
巨人との関わりからヤクルト時代のエピソードも多く、新書としてはお買得かと思われます。



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白石さん応答せよ

2006年01月29日 | 読書とか

はやりものなんで(もう古いかも知れない)ちょっと照れくさいのですが、『生協の白石さん』を読みました。
評判通り、素直に楽しい本でした。笑いのツボにも何回かヒットしましたよ。

義母(ツマママ)に誕生日プレゼントした本を、「オモシロかったわよ!」と言うので借りて読んだわけですが、これは自分で買っても良かったですね。
難しくもなく高くもない本なので、人にあげても喜ばれるでしょうし、オススメです。
良いプレゼントでしたね、エライですよ>自分

内容は、今さら次郎なので詳しくは述べませんが、本家のブログでも紹介しておきます。

「がんばれ、生協の白石さん」
ブログランキングの広告がウザイのも事実ですが、本になるくらい 愉快なネタ満載のブログです。暇なときにでもユックリ読みたくなります。
最近のネタで面白かったのは「友達が結婚していました。」というオハナシ。

Q.この前、成人式に行ってきたら、友達がふつーに結婚していました。昔、好きな子だったからよけいにショックです。どうしたら、取り返せますか?(失恋男)

A.この経験自体が、どうやら本当の意味での成人式だったようですね。大人の仲間入り、おめでとうございます。祝福するのが、大人の男ってもんじゃないでしょうか。(白石)

うまいこと言いますねー。
(´∀`)ハハハ

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ネガネガ判定を超えてゆけ!

2005年11月01日 | 読書とか

最近のウツ本。

越野好文(監修)、志野靖史(作・画)『「こころのクセ」を考える まじめA子ちゃん、おおいにさとる』講談社、2005年5月。

考え込んでしまう人の思考パターンを
  根拠あいまい/いちどでラベル/ネガネガ判定
というように定義・分類し、気楽に生きていくことを勧める、ごくごくフツーのウツ本です。
しいて特色をあげるなら、文章がシンプルで、イラストも多いから読みやすい、ということくらいでしょうか。
ただし、らんくすサン的には重要なポイントがあります。それは、あの名作マンガ『内閣総理大臣 織田信長』の作者である、ということです。

まあ、このマンガがどれほど 破壊的に面白い かについては別の機会に述べることとして、とにかく、あの作者がこんな仕事をしていたんだー、的なサプライズのオハナシでした。
あの『ゲームセンターあらし』のすがやみつるも、菅谷充 名義で 架空戦記ものの小説 を書いていますしね。
人生いろいろ、クリエーターもいろいろ。

ちなみに、『総理大臣織田信長』は、全8巻のうち、5、6、7巻の3冊をコンプリートできないでおります。
何らかの情報をお持ちの方は、当方にご連絡ください。

<(_ _)><(_ _)><(_ _)>ヨロシクオナガイシマス

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コロボックルの秘密

2005年10月12日 | 読書とか

最近すっかり秋の夜長でございます(よくわからない日本語デスネ)。
忙しい忙しいと大騒ぎの昨今ですが、昨日の深夜に、

佐藤さとる『だれも知らない小さな国』講談社文庫

をいきなり一気読みしてしまいました。
(´∀`)ハハハ

もうね、佐藤さとる先生の作品はですね、四の五の言わずに大好きなんですよ。
ああ、もう好き好き魔女先生!くらい好きなんです。

というわけで、久しぶりにコロボックルたちに癒されちゃった次第です。
ちなみに、コロボックルシリーズはいずれも良質な作品ですので、できれば順序を間違わずに、お読みいただければうれしく思います。
ここで、主要なものの出版順を紹介しておきます。

  だれも知らない小さな国
  豆つぶほどの小さないぬ
  星からおちた小さな人
  ふしぎな目をした男の子
  ちいさな国のつづきの話

最後の『つづきの話』が出たのが1983年。らんくすサンあたりがリアルタイム世代の最後になるわけですね。( ´_ゝ`)フーン
図書館で、見たことのないコロボックルシリーズを発見した驚きと、それが(一応の)最終巻と知ったときの寂しさは、忘れることができません。

この作品に関しては、グダグダ述べ始めると止まりませんので、興味のある方は実際にお読み下さい。さらに興味が湧いた方には、

佐藤さとる『ファンタジーの世界』講談社現代新書、1978年8月。

などもオススメしておきます。
ただし、佐藤さとる作品のマイベストは、好きすぎるので秘密です。


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ウルトラ文章大作戦

2005年10月10日 | 読書とか

ひさびさの読了本紹介。

文章を書く上での実用本としては、
篠田義明『通じる文章の技術』(ダイソー文庫シリーズ)
が最近のヒットでした。

シリーズ名からも明らかなように、100円ショップ本です。しかも、古本屋から50円で購入したという、筋金入りのチープ本です。それなのに、世間に出回っている多くの文章本よりも良書に感じられるのだから、人生はオモシロイ。
というわけで、自分としても意外だったのですが、これは本当に役に立つテクニック本です。
ご一読をオススメいたします。まあ、見つけられたら、の話になるのですが。

ちなみに、ベストセラーである、
木下是雄『理科系の作文技術』中公新書、初版は1981年。
は、「理系は」とか「文系は」とか、やかましいので、読んでいて疲れますね。このヒトは、人文科学の人間が、いつも詩でも書いていると考えているんじゃなかろうか。
内容も、普通の文章指南書。文系にコンプレックスでもある方は、どうぞ。


連休3日目。久しぶりに10月10日が休日になりました。
天気が晴れやすいとされる特異日の要因の一つに、流星群の影響があるというハナシを聞いた記憶があるのですが、実際どうなんでしょう?
教えて>えらいヒト



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人間標本QJ

2005年09月21日 | 読書とか

職場近くの本屋で、QJを買いました。
一応記しておきますが、求人情報誌『Quality job』ではなく、『Quick Japan』の方です。

表紙のコユキ君や目次をパラパラながめただけでレジに持っていってしまう、CDでいうところのジャケ買いのようなものだったのですが、これがナカナカ読み応えがありました。

まず、江口寿史とハロルド作石の対談、というのが新鮮で良いです。江口が『BECK』を絶賛していたのが自然でしたね。

そして、『寄生獣』の岩明均さんへのFAXインタビューがすばらしい。寄生獣や『七夕の国』以降の執筆にいたった経緯やこれからの構想など、とても興味深く読むことができました。
また、シナリオの作成からスクリーントーンを貼って完成させるまでの作業を淡々と解説している箇所も、ひたすらリアルで、岩明さんの人柄がうかがえる印象的な部分でした。
ところで、FAXインタビューって、どんなんでしょ?

ほかにも、南海キャンディーズの小さい野望が紹介されていたり、レイザーラモンの素顔が掲載されていたりなど、値段分の価値はあったなあ、などとケチくさい損得勘定をしたのでした。フゥー! ちなみに、900円+税です。

あと、ハチクロの羽海野チカさんのインタビューも、苦笑ポイント満載のスグレものでした。
アニメ化の際の騒動など、作者の世界観が見えると、作品もまた違った印象で見えてくるものですね。まあ、それに関しては一町一反でなくて一長一短なんでしょうが。
インタビューより

――― 原作の『ハチクロ』はあとどれくらいで完結するんですか?
羽海野 あと一年くらいですかね。


工エェ工エェ(゜Д゜(゜Д゜)゜Д゜)ェエ工ェエ工

ちょちょちょちょちょっと待ったー!

ってコトは、あと少しで、というか、このQJいつ発行? 2005年3月? じゃあ、コレ前号か前々号じゃないかー、オレの900円+税がー、でなくてハチクロがあと1年って、いやいや3月からだから、あと半年? え、もう終わっちゃうのー! でも、話的にはそろそろ終わりにしないと、でもでもでも、あと半年でかよー。


<今日の結論>
前々号の『Quick Japan』はおもしろかったです。
ハチクロは間もなく終了するらしいです。
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作文に愛を込めて

2005年09月18日 | 読書とか

ここ最近の読了本。

新井喜美夫『「善玉」「悪玉」大逆転の幕末史』講談社アルファ新書、2005年1月。
基本的に薩長の側から語られることの多い幕末維新期の歴史叙述に対して、逆の立場、つまり幕府側から見ると、こういうエピソードがありますよ、ということが書いてある本。
読み始めて、あまり面白くなかったので半年ほど放置してあったのを、ようやく読了。

歴史を複眼的に見ることの重要性に対しては異論はないのですが、文章にあまり品がないので再読したいとは思いませんな。
自分の言いたいことのために、それ以外の立場をメタクソに表現する人って、どんな分野にもいるじゃないですか。そういう感じですね。


そういうわけで、普通にスルーしようかとも思ったのですが、この本をきっかけ(だけでもないのですが)に、
辰濃和男『文章の書き方』岩波新書、1994年。
を読み直しているので、ついでに書き残しておきます。この本は、もはや何度読んだか、わからないくらいのリスペクト本です。

タイトルには文章の書き方とありますが、もはや人生の指南書です。
辰濃さんの文章自体も悪くありませんが、用例として引用される文章の質が異様に高く、襟を正される読み心地のする一冊です。機会があれば、ぜひご一読下さい。


<今日の再会>

実家でのんびりしててもらった妻子を引き取りに、妻実家に。
大量のソーメンでお出迎え。ここでは、らんくすサンは冷たい麺類さえあれば喜ぶと思われているようです。実際その通りなので、大いに喜んでいだたいたのでした。
(゜д゜)ウマー

そのまま昼寝した後、妻子をお持ち帰りいたしました。やはり、家族が一緒にいるのは格別だなあ、とシンミリしていたら「忘れ物だよ」とオバQを渡される。
こんなチャチなハッカパイプのことなんて、スッカリ忘れておりましたよ。
(´∀`)ハハハ

とりあえず、写真を撮ってみました。
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ウツな!アラシ

2005年09月16日 | 読書とか

ここ最近に読んだウツ本について。

織田淳太郎『医者にウツは治せない』光文社新書、2005年8月
スポーツライターおよびウツ関係ライターである著者によって、ウツに対するクスリ漬け治療への批判などが述べられております。
いわゆる暴露本とかでなく、自身の経験やインタビューなどから、ウツにも多様な形態があることを指摘し、一括りにとらえる危険性を指摘している良心的な著作といえます。
まあ、個人的には、スポーツ療法を紹介している部分で、文章を書くことの効果にも触れられていて、ブログで気分転換する自分を正当化したりして。

読んでいる途中で気がついたのですが、この著者は、『巨人軍に葬られた男たち』(新潮文庫、2003年に復刻されたらしい)を書いたヒトなのですね。なるへそ・サ・ワールド秋の祭典スペシャル。
プロ野球の世界に入った若者が心を病んでしまい、球団の理解のない対応などもあって、悲劇的な最期を遂げてしまう実話であり、彼ならではのスポーツノンフィクションといえます。
決して明るい気分にはなりませんが、読み応えはあります。

そのほか、個人的にオススメなジャイアンツ関係本としては
上前淳一郎『巨人軍陰のベストナイン』角川文庫、1982年
などがあります。
V9という空前の黄金時代を築くための影の部分、といってしまうと切なくなりますが、それだけにとどまらない魅力にあふれた著作です。
チャンスをいかせないまま消えていった好選手、そして、彼らのライバルとして立ちはだかったV9戦士たちの姿は、かなり興味深く読むことができると思います。


<今日のおしごと>

自分の研究に関する資料を、約3ヶ月ぶりに精読しました。
しあわせです。

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読了本を追え

2005年08月30日 | 読書とか

ここ最近の読了本をまとめて記録。
いろいろなことが一区切りついてきたので、これからは専門書が増えていくと思われます。
そんな書籍を紹介しても面白くなさそうなので、このコーナーは先細り、の予定。
書いていて、不確定要素だらけの文章だなあ。いろんな意味で。


①山際淳司『Give up オフコース・ストーリー』角川文庫、1983年(単行本は1982年刊)。

「江夏の21球」などで有名なスポーツライターによる、オフコース解散に関するドキュメンタリーです。
山際さんらしい落ち着いた筆致で読ませます。単なる技術論を離れて人間を描写する力量はさすがです。
でも、逆に、音楽論的なアプローチがあったらあったで、面白かったかも知れない、という印象も持ちました。
この人の本職というか適性は、やっぱりスポーツライターなんだなあ、とも感じた次第。

人間への好奇心と敬意にあふれていた、山際さんのような作家が、スポーツノンフィクションを手がけていた時代の幸せを再認識しました。
今はなあ・・・。(´Д`)あうー。
少なくとも金子さんは、もっと幅広く取材した方が良い仕事ができると思いますよ。ニノミヤ某は、私の中では論外。

あと、話題の星野仙一さんが、オフコースの楽屋に顔を出すくらい親交があったことを初めて知りました。


②つかこうへい『つか版・忠臣蔵』角川文庫、1985年(単行本は1982年刊)。

演技する人間、という存在から歴史物を語ることで現代を表現しようとした作品、ということらしいです。
発表当時のインパクトを考えると、スゴイ作品だったのでしょうが、現時点での面白さはそれなり。

あの80年代からバブル崩壊にいたる、徹底した相対化の時代を経てしまうと、何が演技で何が真剣か、という境界がわかりづらくなっている気がします。
文芸というものが、時代との関わりを無視できないことを強く感じさせる作品でした。


③ヨハネ・ベル『ベル神父 街を行く 日本語で考えた日仏比較文化』中公新書、1995年。

言葉や宗教などを通して、日本とフランス、あるいはヨーロッパ全体に対して考察を加えたエッセイ集。
著者は、この本を書き上げた直後に急逝されたそうです。

まあ、普通の比較文化の話ではあるのですが、
こちらの文化とあちらの文化との悪い点を取り上げて比較したところで仕方がない。比べるならば、良い点を比べた方が良い。(101頁)
という考え方に、素直に学びたいと思います。


<今日のランチ>

テソ様とソバを食す。
入ってきた出入口とは違う出入口から出てみたところ、そのビルは、地下のソバ屋以外のほとんどが某ヘアチェック関係企業で占められていたことが判明。

(´Д`)あうー。

何もヤマシイことなどないのに、ちょっと自分の頭を気にしてみたり。
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らんくす5つの誓い

2005年08月22日 | 読書とか

午前中、実家から職場へと出勤。というわけで、杜の都に戻っては来たものの、こっちも暑いですね。
でも、地震は多いけどカミナリはないから・・・って、いきなり夕立から雷雨へのフルコースでお出迎えですかー。

(´Д`)あうー。夏も終わりですね。

設置して半月が経過したこのブログですが、徐々に知人が訪れてくれるようになってきました。ありがたいことです。
今までのように、何も考えないで日記を書いていると、思わぬトラブルを引き起こすかも知れません。

((;゜Д゜)ガクガクブルブル

ということで、これからブログを続けていくのに際しまして、心構えや禁止事項を列記することにしました。

らんくす5つの誓い
  ひとつ、わかりやすい文章を心がけること。
  ひとつ、無意識に他人の悪口を書かないこと。
  ひとつ、イリーガルな行動は差し控えること。
  ひとつ、他人の功績を素直に称えること。
  ひとつ、腹ペコのまま学校に行かないこと。

最後の一つは、まあアレですね。4つしか思いつかなかったというか、今後の課題にしたいところです。
以上、上記の誓いを守っていくよう努力いたしますので、ゲストの皆さんは生暖かく見守って下さいますよう、よろしくお願いいたします。
あと、あんまり長々と書かないこと、とかも入れようかな。


本日の読了本。
羽海野チカ『ハチミツとクローバー』の8巻。

8月18日に発売された最新刊ですね。有休を取って家でラックリしていた後輩に買ってきてもらいました。ありがとうございます。
家に戻って、ムスメが寝静まってから、一気に読みました。漫画本なのに、わざわざ「一気に」と断ったのは、そのくらい息の詰まる、体力のいる所作だったからです。
切ない、というか何というか・・・。あ、ギャグの切れ味も相変わらず良かったっすよ。

この作品は、かなり前にカミさんから教えてもらって読み始めたんですが、いろいろなことが、とても丁寧に描かれているお話で、普通にオススメいたします。
ただし、ちょっと人間力を消耗するかも知れません。

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読了GO!GO!GO!

2005年08月18日 | 読書とか

本日も、地震のため、午前中から職場で待機しておりましたが、とりたてて緊急の用事が入ることもなく、午後からはわりとゆったり過ごすことができました。
そろそろ、地震の影響もなくなったかな、と油断してみたり。

そんな折、突然、妻から電話が。
すると、ほ乳びんの消毒容器が破損したとのこと。

工エェ工エェ(゜Д゜(゜Д゜)゜Д゜)ェエ工ェエ工

簡単に手に入らない特殊な用品なので、結局、町はずれまで買い出しに行くことになりました。
しかし、素早い連絡が功を奏したのか、特に大きな問題が発生することもなくミッションは終了いたしました。ナイス!妻!
とりあえず、よかったよかった。 ε- (´∇`;)>ホッ


というわけで、昨日読了した2冊をまとめて。

①高橋良斉『「うつ」と上手につきあう心理学』ベスト新書、2002年。

とりたてて特徴はありません。認知療法を中心に、うつ病に関する情報が平易な文章で綴られております。
せっかくなので、認知療法のポイントについて触れられている箇所をちょこっと引用しておきます。
認知療法では、「なぜ、この問題が起こったのか?」ということよりも、「なぜ、この問題が続いているのか?」ということを重視します。(68頁)
なるほど。困難な状況下にあって、アタマを転換することは簡単ではありませんが、こうした表現だとわかりやすいかも知れませんね。
まあ、そういう本でした。

せっかくなんで、個人的に有効だった「ウツ本」であるクレア・ウイークス(高木信久訳)『不安のメカニズム』(ブルーバックスB237、1974年)を紹介しておきます。
古い本ですが、何年か前の私にとっては、非常に興味深く読むことができました。
比較的手に入りやすい新書なので、なかなかオススメです。


②竹中直人『少々おむづかりのご様子』角川文庫、1996年(単行本は1990年)

俳優や映画監督として有名な竹中さんのエッセイ集です。上記のウツ本同様、古本屋で購入した文庫本。
1992年前後の文章をまとめた本で、彼の映画に関する猛烈な愛情や、独得な感性で書かれた文章を味わえる一冊です。
好きな人は好きでしょうが、そうでない方はそれなりに、というフジカラーの宣伝みたいなことしか記しようがないですね。ていうか、嫌いな人は徹底的に受け付けないでしょう。スミマセン。
まあ、私が紹介しなければ良い話ですが。同じく、別に興味がなければ読まなければいいだけでもありますね。

俳優・竹中直人は、かなり好きなのですが、周防さんが『シコふんじゃった』や『Shall we ダンス?』などで確立した「一途で狂気あふれるオッサン」キャラが、最近、不必要に使われているような気がしてなりません。
他人の才能が無駄に浪費されるのは、見てて気持ちの良いものではないですね。

このままでは、『欽ちゃんの仮装大賞』における初の不合格者(「松田優作のドラキュラ」)となって以来積み上げてきた、華麗な芸歴に傷が付いてしまうような気がしてなりません。

なんとかボーイズとか、なんとかガールズとか、なんとかならんか。

ところで、本日は、書籍からの引用部分に「斜体」を使用してみました。
これは普通に「太字」などを使用しているらんくすサンにとっては、苦もない所作でした。
うーむ、徐々に進歩しております。
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