本年も、大変お世話になりました。
というわけで、毎年恒例の マンガ・オブ・ザ・イヤー の発表です。
坂戸佐兵衛・旅井とり『めしばな刑事タチバナ』第43巻(トクマコミックス、2021年9月)
フローズンドリンク界代表の“シェイク"について、立花と熱く語りたい女性警官・桑田の、恋の妄想暴走どこまでも!な表題作。ほかに、課長が明太子とたらこのパスタソースを合体させて作るダイバーシティ・スパゲティに挑戦、あまじょっぱい系せんべいのパウダーを自作する男が現れ、メロン味のメロンパンを食べる男は手配犯なのかを検証し、レンジで温めるシェイクの完全再現に成功、ミルクセーキが飲みたいと社長が咆哮する。さらに、お酒を利かせたアダルト・エッグノッグを甘味部が作り、カシューナッツ入りのライススナックのカシューナッツの存在意義を問う、心に染み入る納得の12編がぎゅうぎゅうに充填された共感保証の傑作集第43巻!
アマゾンの 異様に長い 解説も転載しましたが、内容はほぼ そのまんま です。普通に読んでも面白いと思います。
ただ、この巻で衝撃を受けたのは、それまでの42冊分が前振りになっているかのようなエピソードが連発されていて、自作のパロディのパロディのパロディ、みたいなカオスになっていた点です。
結果、死ぬほど笑いました。
実は 次の巻 も年末に出ているのですが、43巻が突出して面白いと思います。
もはや共有できる知人も居ないのですが、
課長のシャワーシーン、
大した用事でもなく呼び出された高橋さん、
平井さんのトレーニングの強度が徐々に上がっていること、
次巻予告で意味もなくカッコイイ丸山さん、
あたりに反応された方は 友達になってほしい くらいです。
(*・∀-)ヨロシク☆
なかなかの寒波が来ているようですね。皆さまお身体ご自愛ください。
来年も、よろしくお願いいたします。