地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成18年1月23日(月)晴れ 重家酒造

2006-01-23 16:06:06 | ちんぐ
壱岐焼酎 ちんぐの出来るまで 第3回

今回は2日目よりの作業です。
レポートは引き続き横山 太三レポーターです


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一日目に盛った米を箱に移動し、三日目の朝まで温度管理をします。
適温で一定に保ち、二日目の夕方から温度を下げていきます。
温度を下げていく事により酸度が増します。

ちんぐは白麹を使います。

箱と言っても清酒でも使う箱より大分大きいです。

3日目 

出麹

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三日目の朝に米麹を室から出します。米麹の完成です。
少し食べてみると、しょっぱいです。これは、酸が出ている証拠です。

一次カメ仕込み

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約600Lのかめに米麹150Kgを仕込みます。
この時に、酵母を入れ、一次もろみを造っていきます。
なぜ、酸を出すのかというと、雑菌などを酸によって死滅させる
働きがあるからです。

清酒と違って乳酸菌は入れず行います。

一次仕込みは、あくまでも酵母の増殖期間です。
最終の仕込み温度は季節によって変わりますので、
結構神経を使います。(約1週間発酵)
壱岐焼酎は、米麹1/3・大麦2/3の製法となります。
3日目になるとボコボコ醗酵してきます。

ここで面白いのは40度ちょっとのお湯で酒母をたてるそうです。
土中に埋めたカメに仕込むと、もろみの温度が28度くらいになり
保温効果で温度はそれほど下がらずに醗酵までいくそうです。
よっぽど冷え込まない限り暖器は使わないそうです。

10日目 

二次仕込み

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一週間後、かめ2本分の一次もろみを
ホーロータンクに入れ、300Kg×2日=600Kgの大麦をこしきで蒸し、
木桶で仕込みます。(ここで約二週間発酵)
酵母が、麦をパクパク食べ、アルコールと炭酸ガスになります。

もろみの様子をみて酸の出方と度数が16~17度くらいで
蒸留に入るそうです。

ちなみに左記の写真は、私の結婚式前日の二次仕込みです。

他にはない記念撮影ですね
ご結婚おめでとうございます。

ちなみに結婚式の前日2人で仕込んだこの焼酎は
ウェディング仕込み焼酎として記念発売

の予定はないそうです・・・

                    つづく


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