「くどき上手」 亀の井酒造(山形)
長いおつき合いながら、なかなかお伺いすることの出来なかった
「くどき上手」 今井社長のところへお邪魔してきました。
飛行機で庄内空港へと思ったのですが、飛行機事故の後で
更にビビリが入り電車に変更
雪だるま弁当を食べながらいざ「鶴岡」へ
今井総長いやいや 今井社長こんな感じで待っていて頂きました。
※これはあくまでイメージです。
積年の思いをお互い4時間ほどガッツリお話しさせて頂きました。
蔵と酒販店それぞれの進む方向性を確認でき非常に有意義な時間でした。
味ノマチダヤに「くどき上手」有りと再確認!
もちろん蔵内も案内頂きました。
見たイメージは「白」 別に全てが「白色」と言うわけではなく
蔵内の「クリーン」さがそう感じさせるのです。
今年新しくなった「釜場」
「室」 手造りとの融合
仕込みは開放タンクで泡無し酵母10号系
泡無しでも、もろみの表情は経験で読みとります。
搾りは画像の「槽しぼり」と藪田式の二刀流です。
貯蔵はサーマルタンクですが、何と6度の冷蔵部屋の中
常温で置いておくと上下で温度差が生じてムラが出てしまうのではないか?
その為サーマルタンクを冷蔵庫に入れるという発想に!!
瓶詰め、瓶火入れ場は空調で15度~16度に保たれています。
ですので瓶火入れ後は「急冷」はせず自然冷却だそうです。
あまり早く冷やすと「苦」の原因になる為、今井さんのところでは
ゆっくり、お酒に負担をかけずに温度を下げる方式
蔵の全景です。 くどき上手ラベル入り冷蔵車 うちにも欲しい!!
2億円とも言う「出荷場」と2Fはギャラリーと今井さんスペース
雲に隠れていますが、正面に見える山が「月山」
ヤンチャやってた頃の「木刀」も鹿の角の上に鎮座
ギャラリーには今井さんの親戚でもある「今井繁三郎」画伯の絵が並びます。
この方は「月山画家」としても知られ、今井さんが指さす作品は
「霊峰月山」のラベルに使われている物の「原画」です。
私が感じた「白」のイメージ解って頂けたでしょうか?
少ない人数で効率良く作業されている印象でした。
180石を1300石(仕込み約70本)まで成長させた
今井総長いやいや今井社長兼杜氏のチャレンジは
57歳にしてまだまだ続きます。
それを支える奥さんの影の力も大とみました。
今期より息子さんも戻られるとか!
親子鷹として更なる飛翔が楽しみです。
約半日お忙しい時間をお相手頂きありがとうございました。
今度は東京での再会を固くお約束して鶴岡を後にしました。