地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成19年7月30日(月)  雨  石鎚

2007-07-30 11:28:16 | 日本酒

「石鎚」 越智 稔君 登場

休暇を東京で過ごしている稔君が来店
ちょっとだけ仕事をお願いします。

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石鎚酒造における「稔君」のポジション

お世話になります。石鎚酒造の越智弟です。いつもご愛飲感謝致します。

私は石鎚酒造では製造部長という肩書きを頂いておりますが、
原料処理の製麹をすべて任せてもらっています。
もちろん、道具、タンク洗いもします。

あと、ふなしぼりの搾り具合の調整を担当しています。
手がすけば、他の所も見させてもらいますが、
酒造りは、洗いにはじまり、洗いに終わるものなので
麹にしろ、ふなしぼりにしても割としっかりと道具の洗い物をしている気がします。
あとは、晩酌時の他蔵の商品の調達係をしています。
石鎚は冬期は他蔵からも刺激を頂き、醸造しております。

※稔君はマチダヤよりいろんなお酒を購入頂いています。
  実に勉強熱心です。

新商品「夏の純米」について

私どもの夏の酒は、広島八反35号という
比較的淡白な味に仕上がる酒米を使用した酒です。
ですが、盃を重ねることにつれての味わいの深さが
個人的には引きつけられるものがあり、
専務からしっかり適応して原料処理しなさいとの言葉ももらい、
麹は味を出しながらも乾いたものを出しました。
あと搾りは柔らかくし、繊細な米味を表現しました。

いい緊張感の中、手仕事で石鎚らしさを追求しました。
シャープながらも米味が広がり、自身の酸で切れていく、
呑める酒になったと思います。
基本は食中純米ですので、鰺の刺身、白身魚の南蛮風など
幅広い料理とあわせやすいと思います。
皆様、まだ酷暑が続きますが、夏の幸と夏の酒でおいしく乗り切ってください。
失礼致しました。

未だ体調不良気味の為、外には出かけず家飲みでした。

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8月出荷の「伯楽星 純米大吟」を試飲
実にシャープで渋い味わいはいつもの「らしさ」が出ています。
これで1ヶ月常温保存とは・・・ 常温って何度??
稔君の眼力は相変わらず凄い!!

今年の「石鎚スパ晩」原酒 約3ヶ月常温保存を試飲
凄い味乗りがいいです。原酒と言うことで製品出荷は割り水後、
2回目の火入れをして出荷となります。
切りかえはまだ未定です。

この日の稔君のお気に入りは「会津娘 芳醇純米生」
やたら感心して杯をすすめておりました。

あっ君どう?

今晩あたり 下北沢「なかむら」さんに出没しているかもしれません。
お伺いしましたらスタッフの皆様宜しくお願い致します。