ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

【ガラスを彫る】 桔梗/麦

2012年09月03日 | ガラス工芸・サンドブラスト

”しずめ彫り”のコースもいよいよ終盤を迎えます。作品が地味なので(笑)、2作品ずつ載せていきますよ~。

なんだか、無我夢中でここまできてしまいました。先生のアシストなしで、全部自力でひととおりやってみなさい、といわれたら、できないかもです。(^^;;

無色のガラスを淡々と彫る作業は、マスクをはがしては彫る、はがしては彫る、の地道な作業の繰り返しで、ダイナミックさはないですが、出来上がったときは、なんともいえない達成感があります。

この"桔梗”までは、なんとか大きな失敗もせずに、無難にまとめてきました。

ところが、、、、次に出てきた、『麦』。

ここにきて、なんでこんな簡単なデザインなの??と不思議に思ったのですが、これがクセものでした。

この課題のポイントは、麦の穂の部分です。パーツが小さいのに、重なりが多い。これが、実はこの図柄は簡単そうで、トリッキーであり、一種のテクニックを要することに、出来上がってから思い知らせました。

次のコースが逆レリーフですから、そのイントロ的課題だったのかもしれません。

沈め彫りは輪郭だけを彫る技法なのですが、輪郭を深く彫りすぎると、パーツの真ん中が凹んで見えてしまいます。まさにこの麦の粒はそうなってしまいました。

悪戦苦闘の結果、出来上がった麦の実は、丸みのない、しなびた米のモミガラのようで、自分でも不本意な作品と相成りました。 (涙)

 



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