ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

枯葉色のラップブレスレット

2012年10月27日 | ジュエリー作品&試作品


先日は、スワロフスキー・パールを使った秋らしい色のラリエットとリングをご紹介しましたが、今度は、小粒のスワロ・パールを使って、革紐のラップ・ブレスレットを作ってみました。

ラップ・ブレスレット自体は、以前から民芸品的なフォークロア・アクセサリーとして存在していたようですが、チャン・ルー(Chan Luu)さんという、ベトナム生まれでロスアンゼルスで活躍する女性ジュエリーデザイナーさんが、いろいろな色石やビーズを組み合わせた多重巻きのラップブレスレットを考案し、一躍ハリウッド・スターの間で人気となり、”チャン・ルー・ブレス”として世界中に流行したことで有名です。

実は、お店で現物を試着させていただいたのですが、肌に張り付かず、ボリューミィーなのに軽やかで着け心地がよいので夏の汗ばむ季節でも使えそうだし、”長く使用するうちに、もっと革がしなやかに馴染んでいき、いい味の色艶も出てきて愛着がわいてきますよ・・・”、という店員さんの説明に、すっかりとりこになってしまいました。

その場で衝動買いしそうになったのですが、材料は簡単に手に入りそうだし、よく見れば造りも単純で自作できそうだったので、ぐっとこらえて帰ってきまして、m(--;)m 自分で作ってみることにしました。(まあ、その~、いわゆる、パクリ、ですね。汗、、、)

・・・でも、どうやって作るんだろう??
ちょっと前までは、制作方法が記載されている書籍を探したり、お金を払ってプロに教えてもらわないと知りえなかったことも、今はインターネットで探せば、親切な人たちがブログやYouTubeで詳細に紹介してくださっていて、ほぼ独学が可能になってきました。本当にありがたいことです。

ラップ・ブレスレットの作り方は、検索エンジンでみつけた貴和製作所さんのWebサイトのレシピを参考にさせていただきました。貴和さん、多謝です!!

ビーズデザインボード使用2回目です。何度も言っちゃいますが、これは使ってみるとその便利さがわかります。用意する材料は、革紐、ピューター(ボタン)、ビーズ専用糸、ビーズ針、そして、スワロフスキーパールです。写真左上には、クリスタルビーズも写っていますが、全体のバランスを見てみた結果、今回の作品には使いませんでした。

初めて、ビーズ針なるものを手にしたのですが、細いワイヤーといった感じです。ぐにゃぐにゃに曲がり、糸を通す輪もビーズ穴に通す時に潰れて細くなってくれます。

作り方は非常に簡単です。一方の革紐に糸を巻きつけ、ビーズを通し、反対側の紐に糸を巻きつけることの繰り返しです。きっちりと締め付けすぎても、逆に緩すぎてもだめで、微妙なアイドリングを持たせながら、ビーズを留めつけていく必要があることがだいぶ後になってからわかりました。単純な作業にみえても、綺麗に仕上げるコツがあるのですね。

今回、自分の手首に合わせた三重巻きにするためには50cmくらいの長さが必要で、そのために4mmのビーズを120個ほど使用しました。この果てしない単純作業を120個分繰り返すわけです。

こういう作業は、早く仕上げようと焦るとロクなことが無いので、快い音楽をかけながら、ユルユルとやるに限ります。(でも、こういうことがキライじゃないんですよねぇ~。自分は根っからのオタクなんだと思います。)



自然にグラデーションになっていくように、色の境目となる箇所は、異色のビーズをランダムに配置しています。



お店で見た商品と比較して、細かな反省点はあるものの、初めてにしてはまあまあの出来かな?自己評価60点、ということにしましょう。

色違い・石違いでいろいろ作ってみたくなりました。1連ものを沢山作っておき、その日の服の色とコーディネートして、複数の石を組み合わせて巻くのも楽しいと思います。

こないだ作ったリングとの相性もばっちり。(嬉) シックな装いに合わせてみても、違和感がありませんでした。