ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

マリッジリング考 【その2】結婚指輪ってなんでするの?!

2007年06月04日 | ジュエリーよもやま話
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マリッジリング
に、シンプルなデザインが多いのには理由があるのだと思います。マリッジリングの条件はだいたいこんなところでしょうか。
  • 何十年という歳月を経ても変形や磨耗に耐える。
  • 仕事や家事のときに邪魔にならない。
  • どんな服装やTPOでも飽きずにずっとつけていられる。
  • 歳をとっても似合う。
でも、シンプルなリングでも、デザインや材質には時代によって流行があるようです。

昔は、シンプルな甲丸のイエローゴールドが定番でした。ゴールドとプラチナのコンビが流行ったこともありました。また、ある時期は新婚さんはネコも杓子も、●ィファニーのほっそい” ソロバン玉”リング”をつけているなんてこともありました。(全然関係ないんですが、あのリング、指なじみの部分が当たる隣の指が痛くないですかね?)

そもそも何故、わたしたちは結婚指輪をつけるんでしょう?

・・・といわれて正確に答えられる人はあまりいないかもしれません。深く考えたことないですよね。
浮気や不倫を防止するため?(笑)自分が結婚していることをわざわざ人に示さねばならない理由って???

結婚指輪の起源は古代ローマ時代だそうで、当時は婚約成立時に渡したのだそうです。11世紀になって教会での結婚の儀式に指輪を交換する習慣が出来たそうです。

結婚指輪をする理由は、契約社会のヨーロッパでは結婚も夫婦の間の契約、と考えられ、その契約の証(印)として贈られるようになったとか。「こいつはオレの女房だからな。手をだすなよ!」って意味もあったかもしれませんね。

なぜ左手の薬指にするかというと、古代ローマ時代は、心臓が感情を支配し、愛情を感じる場所も心臓(ハートですね)であると考えられ、左の薬指は心臓に直結していると信じられていたことから、婚約・結婚指輪を左の薬指にするようになったという説が有力のようです。


さて、キリスト教国でも契約社会でもない日本において、人々はなぜ、なんのために結婚指輪をするんでしょうか?

日本の宝飾の歴史をひもとくと、日本人は、古来よりそもそも指輪をつける習慣自体が存在しなかったようです。(江戸時代に遊女の間でオランダから入った舶来物の指輪をつける流行があったという程度。)明治時代から西洋文化の流入とともに外国の来賓を真似て、高貴なご婦人が指輪をするようになったそうです。

現代のように、結婚指輪をする風習は、ライフスタイルの欧米化にともない、昭和40年頃から大衆に浸透してきたものだそうです。ウェディングドレスで教会式の結婚に憧れる女性たちが増え、リング交換は教会挙式の必須アイテムですから、いわば、日本における結婚指輪は、結婚式の欧米化の”オマケ”でついてきたものだということになります。

そうか、要するに、おうべいか~!!

(つまらんオチで自爆) 

マリッジリング考 つづき【その3】はこちら>>



ジュエリーCADでフリーデザイン!

2007年06月04日 | ジュエリー作品&試作品
今日は、フリースタイルでオリジナルのデザインで設計しました。
4cmx4cmのユニセックス向けのペンダント・トップです。(女の子用は3cmx3cmがいいかもね。センターに石をいれてもいいかも。)


ワイヤーフレーム表示


”Emap”表示 正面


少々、斜め下のアングルから

あえて「手作業ではやりたくないかも・・・。」というようなデザインにしました。シンメトリックでシンプルなデザインほど、ジュエリーCADは威力を発揮 すると思います。上記は半球をたくさん用いていますが、手でWAXで正確に球体を彫るのはかなり難しいです。(てか、私はできませぇん~~!!)

専門的なことを言い出すと突っ込みどころ満載な設計結果ですが、
ここは練習だから、何卒お許し下さい。