つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

欠けたピース。 ~ 女仮面ライダー。 

2018年03月25日 06時12分38秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載・第七十六弾は「女仮面ライダー」。

♪迫るぅ、ショッカー! 地獄の軍団。
 われらを狙う黒い影 世界の平和を守るため。
 GO!GO!レッツGO!輝くマシン~。
 ライダー ジャンプ! ライダー キック!
 仮面ライダー、仮面ライダー、ライダー、ライダァ~♪
<※作詞:石森章太郎 / 作曲:菊池俊輔 / 歌:藤浩一(子門真人)>

「レッツゴー!!ライダーキック」を口ずさめる貴方は、
昭和生まれではないだろうか?!
かく言う僕は、直撃世代である。

『仮面ライダー』は、昭和46年(1971年)春にスタート。
世界征服を企む悪の秘密組織「ショッカー」によって、身体を「改造」されながら、
洗脳を免れ脱出した主人公が反旗を翻し戦う、アクションドラマだ。

巨大化しない「等身大」。
元々「ショッカー」の手先として造られた「異形」。
どこか影ある旧来とは一線を画したヒーロー像。
ナチスを彷彿とさせる敵役が送り込む、
グロテスクな「怪人」や黒装束の「戦闘員」を向こうに回して大暴れ。
特に、決め技「ライダーキック」と「変身ポーズ」が、
少年たちの心を鷲掴みにした。

近所の悪ガキ数人が集まると「ライダーごっこ」の始まり。
誰もが主役を張りたがったが、
誰かが戦闘員や怪人にならなければ、ドラマが成り立たない。
じゃんけん争奪戦だ。
真剣勝負の末に権利を勝ち取れば、喜色満面。
「トウッ!」と気合を入れ、高台から飛び降りざまに片足を前に突き出す。
「ライダァァァ~…変身っ!」の掛声と共に、
脚を開いて両腕を大きく動かすポージングを真似、存分に悦に入った。

また、キャラクター商品に手を出したのも「仮面ライダー」が初体験。
「仮面ライダースナック」の付録「仮面ライダーカード」である。
レアもの欲しさに小遣いをはたいたものだ。

…さて、そんな具合に夢中になった「仮面ライダー」だが、
たった1つだけ不満があった。
それは「女性仮面ライダー」の不在である。

ヒロインはいた。
俗に「ライダーガールズ」と呼ばれる美女たちがそれ。
「島田陽子」や「山本リンダ」も名を連ねるキレイどころが、
怪奇風味の物語に花を添えた。
しかし、彼女たちには「強さ」が欠けていた。
平成以降はキャスティングされているらしいが、
昭和の少年時代、強くて美しくカッコいいライダーを観たかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする