つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

人脳と電脳のアリス。~あるいはファンタジーとホラー。

2018年03月16日 06時07分46秒 | 手すさびにて候。
英語圏、フランス語圏では一般的な女性名『Alice(アリス)』。
幾つかの資料によれば、語源はドイツ語の『Adelheid(アーデルハイト)』、
「高貴な女性」を示す名称だとされているが、どうもハッキリしない。
…ともかく、その名前を聞いて思い浮かぶのは、
不定期イラスト連載・第七十五弾、「2人のアリス」である。

@一人は19世紀半ば、イギリスの数学者が著した児童小説の主人公。
 正しい初等教育を受けた、優しく、好奇心の旺盛な性格の少女。
@一人は20世紀末、日本のゲームメーカーが開発したソフトのヒロイン。
 元特殊工作員。ウイルスによって、人並外れた身体能力と特殊能力を有する女性。

…という事らしいのだが、僕は、どちらも原作に触れておらず、あまり詳しくない。
また、それぞれのストーリーについても、左程、知識がない。
接したのは、どちらも映画である。

@ディズニーアニメ「ふしぎの国のアリス」。
 金髪碧眼で、青と白のエプロンドレス姿は、何とも可愛らしかった。
 ディズニーならではの美麗な映像を下敷きに、
 他のプリンセスものと一線を画するシュールな出来栄えもよかった。
@映画(実写版)「バイオハザード(一作目)」。
 何しろ主演の「ミラ・ジョヴォビッチ」が美人。 
 襲い来るゾンビを二丁拳銃で薙ぎ倒す大活劇に、垣間見えるセクシー。 
 多種多様な刺激が満載だった。

「アリス」の存在感。
置かれた物語の世界感。
それらを眺めるだけで、詳しい知識なしに楽しめた。
僕にとって、この2作品は、起承転結の筋を追う面白さではなく、
場面(シーン)の積み重ねを味わう喜びを教えてくれた。
まさに「考えず感じる映画」である。

生まれた時代も、与えられた役柄も、おそらく性格も違う「2人のアリス」。
いつか共演を観てみたい。
コメント
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