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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町のベンチに座って、昭和追想。

2012年07月03日 23時54分04秒 | これは昭和と言えるだろう。
「今日の一枚」は、
JR七尾線・中津幡駅近くにて撮影した年季物の「ベンチ」。
背もたれには「名糖牛乳・アイスクリーム」とある。
小学生の頃、どちらも身近な存在だった。

一時期、給食の時間になると、
正四面体…三角錐の容器に入った牛乳が配膳された。
底面が広く、抜群の安定感。
付属のストローで飲むから、中身が指につかないなど、
革新の風を吹き込んだ「テトラパック」の登場である。
しかし、数年余りで直方体…四角柱のブリックパックへと転換。
短命だったように記憶しているが、
そのテトラパックを導入したパイオニアこそ「名糖牛乳」だ。
当時、津幡小学校で供出された牛乳が名糖製だったかは定かではないが、
同じ時間軸の上にある事は間違いない。
町内に社名入りのベンチが設置されている位だから、
案外、的を得ているのではないだろうか??

そして「名糖アイスクリーム」とくれば…「ホームランバー」である。
文字通り、昭和のアイスクリーム界におけるホームラン王。
アイスを食べた後、木製の平な棒に
「ホームラン」の焼き印があれば、もう一本!
実際には「ヒット」「二塁打」「三塁打」などの表示も盛り込まれていた。
野球と同じ要領 で、当たりの組み合わせ
(シングルヒットと三塁打、二塁打2本…)により、
ホームベースへ到達すれば、もう1本貰えた。
値段も、嬉しい子供価格の1本30円。
ちなみに、現在は1本60円。

半世紀近い以前との物価上昇率比較すれば、十分にリーズナブル。
昔も今も…昭和も平成も…大衆の味なのである。
コメント
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