マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

2016-03-29 15:05:43 | Weblog
 
  詩人の大岡信氏が染色家の仕事場で目にした桜色の着物。

 内に秘めた強さが有り乍ら、表面は淡い色で人を魅了する。

 その色は花びらからではなく樹皮からだと。

 それも桜の花が咲く直前にしか採れない。

 桜は木全体で最上の”ピンク色”になろうとしている。

 花びらはエッセンスの一環。

 其の事を通して大岡氏は語っている。

 「言葉の一語一語が花びらならば樹木全体はその人自身。

 生きてきた人生。総てを解る事は出来ないにしても

 相手の言葉の奥にあるものに心をはせたい」と。

  春がきました。そして、桜が咲きました。

 私達にエ-ルを送る為に、桜は咲いてくれているのです。

 ”桜さん、桜さん”有り難う。