六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

さよならキハ66・67出撃(後編)

2021-07-05 |  出撃 at 九州地方
 .2ヶ所で撮影&至福の移動
 現地1日目(6/23)の13時過ぎに長崎駅に到着したのですが、僅か10分で折り返し佐世保行きYC1形に乗ります。

 やって来たのが旧線区間の東園駅、5年ぶりぐらいの再々々訪問です。多分5回目ぐらい。
 駅を降りたのは3人ぐらいの撮影者、2人は海沿いで撮るようですが、私は山の方へ歩き、国道207号を諫早方面に歩きます。

 15:43 湾を見下ろす場所からハウステンボス塗装のキハ66・67を俯瞰撮影。
 前回来た時は国鉄色でしたが、天気が白っぽい薄曇りだったので、今回は後追いながらも順光でゲット。

 16:30 駅の近くまで戻ってきて、海をバックに真横からYC1型をスナップ。
 7月からは全部コレになるんですね。東園16:39発の佐世保行きに乗って移動します。

 途中の西諌早で大勢の高校生が乗ってきて、私が1人で座っていた端のボックス席に3人の女子高生が座って囲まれる形に。国鉄型じゃないけど幸せです。
 17:46 川棚で下車、女学生の後を付ける不審者のオッサンと化します。と言っても駅舎を出るまでの僅か30秒ほどの間でしたが。
 駅からはまた1人寂しく道路を歩いて撮影地に向かいます。

 18:28 道路陸橋から海を入れて、4連快速を撮影。
 まだここには来たことが無かったので、一度撮っておきたいシーンが撮れました。
 30分後の普通列車も録りましたが、意外と暗くなるのが早かったです。

 川棚から一旦早岐へ戻ります。次の列車の時間との関係で、店で食事をしてる時間もないことから、駅前のスーパーで弁当と総菜を買って、また下りの諫早行き普通に乗り込みました。

 早岐21:11発の普通 諫早行きの車内
 この時間帯で4両編成なので、結構ガラガラです。翌朝の諫早発長崎行きの朝ラッシュ運用のための送り込み回送を兼ねた運用なので4連になっていると思われます。
 これで実質夜行運用のこの車両の風景は見納めとなりました。

 .十分撮った?
 夜は大村空港道路近くで滞泊、翌朝は近くの国道を走るバスで移動、岩松手前の踏切に行きます。

 7時台に3本国鉄型が通るので、朝日を浴びて長崎に向かう4連快速を狙います。
 最初は3人ほどでしたが、この国鉄色の3本目が来る頃には10人近い人出で賑わっていました、というかキャパ限界でした。

 続いて10時台に通過する快速を千綿で撮るのですが、それ以外のロケハンと食料調達を兼ねて彼杵まで乗車。千綿駅近辺はお店全然ないですからね。

 9:13 千綿駅に到着 めちゃめちゃ天気いいです。
 大きなキャリーバッグを持った鉄子さん?も下車、この人昼過ぎの帰りの時にもまだこの駅に居ました。

 美しい風景とレトロな建物が大人気の千綿駅ですが、もうここに来るのはこれで最後になるのかなぁ・・・

 駅から40分ほど歩いて、大村湾を一望できる棚田の撮影地に到着し、快速列車を待ちます。
 ちょっとお姉ちゃん、柵の中に入っての撮影はまずいんじゃないの?
 車のナンバーからして福岡空港からレンタカーで飛ばしてきたのかな、マナー知らずの関東人だろな、知らんけど。

 10:08 1本目のキハ66は昨日も撮ったハウステンボス色でした。
 次の快速まで1時間あるので移動します。

 11:07 棚田の所から30分ほど歩いて、国道脇から俯瞰できる場所にきました。
 手軽に海を入れて撮れる場所ですが、車の音がうるさいので動画撮影には不向きかも。
 ここで11時台の1本だけ撮って、また丘を上がって棚田に戻って13時過ぎまで撮影しました。

 13:57 千綿駅に戻ってきて、北側から下り列車を海越しに撮影。
 これで全て撮影を終えました。

 14:09 佐世保行きの列車に乗ります。
 明日1日予備として取っておいたのですが、もうこれで十分撮ったので、これで帰ることにします。

 14:40 早岐に到着。これで完全にキハ66・67は見納めになりました。
 さようなら キハ66・67

 .再び航路で帰る
 現地2日目で撮影を終えたので、帰りはどうするか?
 明日の分のバリ得こだまを使う方法もありますが、今ならまだ大阪行きのフェリー2便に間に合うので、復路もフェリーで帰ることにしました。
 早岐から小倉までは在来線の特急2本を使って帰ります。往路と同じく博多までは特急〔みどり〕で2,350円で博多まで戻り、博多で一旦改札を出て改めて乗り直す形になります。早岐→小倉を通しで買うと、乗車券だけで3,300もするので、逆に高くつくからです。
 
 先に到着していた〔みどり』に続いてホームに入ってきた〔ハウステンボス〕と連結を行います。
 やはり〔みどり〕の方が空いていました。

 最初手こずった「九州ネットきっぷ」も一度使ったらあとは手慣れたもん。でもまたクレカの期限切れを迎えた頃にエラーで焦るんだろなと。
 
 博多から小倉まで普通(快速)列車で1,310円ですが、ネット割を使えば+160円で特急指定席に乗れるから、これを使わない手はありませんね。
 しかもたくさん本数がある〔ソニック〕ではなく、夕方から走り出す〔きらめき〕に乗ります。

 17:31 博多駅2番線に特急〔きらめき2号〕が入ってきました。

 なんか指定席の予約率が高いなぁと思ったら、6両編成中、この2号車だけが指定席(1号車はグリーン車)で、あとの4両は自由席だから、安くネットきっぷを利用する人はこの車両に集中します。

 久々に乗る787系 ソニックなら小倉まで42分で着いてしまうのですが、こちらは50分と僅か8分ですが、長く乗っておれます。

 18:29 小倉駅に到着 8分長いと言っても所詮あっという間です。

 小倉駅では何もせずに、18:40発の新門司港行きの送迎バスに乗り込みます。
 あれ、結構乗っているぞ・・・・そうか今日は24日だから天理教の人たちか。

 19:20 1日半ぶりに新門司港に戻ってきました。
 帰りの船の予約は、早岐を出た時に〔みどり号〕の中で予約・決済していたので、今回も検温だけで船に乗り込みます。
 ターミナル1階には天理教専用の受付カウンターが出ていました。さすが。
 
 帰りは2等寝台ツーリスト利用です。
 1便よりもたくさん1等個室がある船なのですが、すでに全部埋まっていました。閑散期の平日ですよ!
 
 ここが今夜のお宿。往きと比べると、その狭さ感は否めないですね。昔は雑魚寝の大部屋がデフォだったので、ツーリストですら上等感があったものです。

 今回は荷物が少な目なので上段にしましたが、キャリーがある時は下段の方が頭上スペースが広いので〇です。

 19:50 定刻に新門司港を出港  大阪まで12時間半の旅です

 20:00 早速レストランへ。
 2便は出港50分前の19時から開いているので、早い人達は一杯やって、もう食べ終わってるだろうから、出港直後に行っても多分そんなに混んでないとふみました。しかし、テーブルはそこそこ利用客で埋まっていました。蔓延防止期間が終わって、旅行客が戻ってきたら結構混むでしょうね。
 夕食バイキングは1便と同じ1,600円ですが、朝食セットは無料ではなく+550円となり、計2,150円となります。

 初めて乗る2便の食事ですが、基本的に夕食バイキングの内容は変わらないようです。

           

 往路同様に夕食後横になってるうちにそのまま寝てしまい、起きたら朝4時台、この船の2等ツーリスト室の一部は窓があって、誰かがカーテンを開けていました。多分端っこの下段にいた4人家族の子供かな?
まだまだ朝食までは時間があるので、寝台に戻ってPC作業で時間を潰します。

 明石海峡大橋も過ぎて、神戸の沖合を走ります。
 
 朝のお楽しみ、朝食バイキングを食べにレストランへ。
 2便の朝食券は青い1便と違ってオレンジ色の券が渡されます。

 2便の朝食バイキングが別途+550円(単独だと750円)なのは、和洋選べて朝からがっつり食べられるからですね。
 パン食中心にいろいろ選びます。昨夜食べ忘れたカレーライスも朝から食べましたが、1便とは少し味が違い甘めの味付けでした。
 それぞれの船のコックによって味が違うのも醍醐味。

 朝食を食べ終えたら既に大阪湾にに入っていました。
 1万5千トンの船体なので、湾内に入ってからが超鈍足で進みます。寝台に戻って下船の身支度をします。

 8:20 小型の船なら2~3分で接岸・下船できそうな距離ですが、ここからが慎重に岸壁に寄せます。
 1便の船よりも1.5倍の重さの船体なので、出力を絞らないと当たった時の衝撃が大きいですからね。

 8:30 定刻に接岸。下船開始
 初めての2便での一夜が終わりました。大阪も快晴です。

 いつもは下船したらさっさとターミナルを抜けて次の交通機関に乗り継ぐのですが、今日は1日余裕があるので、ゆっくり見物します。船首の部分を開けたら2階建て構造になっていて、上の階は斜めに掛けられた橋を通って降りるんですね。

 ターミナルまで戻ってきました。我々下船客と入れ替えに船内の掃除のスタッフさん達が大勢乗り込んでいきました。

 こうして3泊4日の長崎県への大村線キハ66・67乗り撮り収めの旅が終わりました。
 長椅子でせっかくの景色が楽しめない、味気ない銀色の車両ばかりで、もう大村線に乗ることも無いかも知れないし、長崎県に行くこと自体も無くなるかも知れませんね。

 ・・・・でも可愛い女子高生たちに囲まれるなら、また長崎県に行くのもありかなw もうそれ位しか楽しむものがないもんね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さよならキハ66・67出撃(前編) | トップ | あいち牛? の駅弁 »

コメントを投稿