六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

田舎あるある風景? こかぁ東京だっぺ!

2024-04-14 |  出撃 at 関東地方
 田舎の電車風景あるある

 いいですね田舎の電車は、こうして自転車を持ち込むことができるのです。
 これは一体どこの電車でしょうか?
 ヒントは

 あぁ三重県にある、三岐鉄道のことか?
 まぁあそこは西武電車のお古を使って、自転車乗せてますからね。
 えっ? 高架駅? 

 もしかして本家の西武鉄道?
 いや、おかしいな。東京にこんな田舎っぽい光景があるわけないだろ?
 そうです、ここは東京都の西部にある西武鉄道多摩線、武蔵境駅から是政までの短い路線ですが、バリバリの大手私鉄しかも東京都内を走っています。糞尿貨車が走っていたド田舎埼玉県ではなく、世界に冠たる大東京の一角ですよw

 武蔵境寄りの先頭車の車両内にはドア脇のポールにオレンジ色の固定ベルトが12か所用意されていて、これに自転車を締め付け固定することで乗車を認めています。持ち込み可能なのは平日は9時~16:45、土休日は終日可能です。

 大人用の大きな自転車は固定していますが、子ども用の小さい自転車は固定してなくてもいいのかな?そんなに目くじら立てるほどでもないでしょう。空いている田舎の電車ですから。

 降りたい駅に着くと、こうやってチャリチャリと押して電車からホームに降ります。
 ホーム上で漕いではいけませんよw

 各駅のホームには先頭車のところにサイクルトレインの乗車位置表示があいてあります。

 窓に貼ってあるステッカー
 ベルトを締めて固定する方法などが書かれています。

 武蔵境からわずか12分の短い旅の終点、是政に到着。
 以前、撮影のために途中の多磨までは乗っていたのですが、そこから先の是政までがなかなか乗り潰せなくて今に至りました
 
 この西武多摩線は、西武鉄道の他の路線とは完全に独立していて、時々発売されるフリーきっぷの自由乗降エリア対象からも外されている事が多い飛び地が故に、乗りつぶしが難しい路線でもあります。また終着駅がどこの鉄道路線とも接続していない「盲腸線」なので、乗ってきた路線をまた元に戻らなくてはいけない事も、難度を高くしています。
 しかし、地図をよくみてみると、そうでもなさそうな気がします。

 終着駅の是政から、徒歩で行けそうな距離にJRの南多摩と府中本町の2つの駅があり、南多摩なら15分ほどで歩けそうな場所であることから、南多摩駅まで歩いて行くことにしました。

 是政駅を出て4分ほど歩くと、是政橋という大きな橋にかかります。
 この橋を渡った対岸南側に南多摩駅があります。

 多摩川を渡っていると、少し離れた川岸に満開の桜が見られました。
 写真には小さくしか写ってませんが・・・ また橋の西側には南武線の多摩川鉄橋があり、電車の行き来が見えます。(柵が邪魔なのでで写真を撮るには不向きっぽい感じですが、川の土手に三脚立てて写真撮ってる人は見えました)

 是政橋を渡り終えてから約5分ほどで、南多摩駅に着きました。
 20年前に来た時は小さなローカル私鉄っぽい駅(元々南武鉄道という私鉄でした)だったのに、こんなに立派な高架駅になってしまって・・・

 南多摩駅に入って直ぐに両方向への電車が来たので、立川行きに乗り、次の府中本町・西国分寺乗り換えで中央線で東京駅まで出て、あとは東海道線をひたすら乗り継いで岐路に就きました。

 田舎あるあるな東京の風景が見られて、新鮮な発見で今回の旅を終えました。(ん? なんか語順が違う? 気にしない気にしない)
 って言うか、田舎でも自転車を列車に積み込める所、ほとんど無いけどね。

 次は今春使用の青春18きっぷ最終日の話を書く予定です。

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