六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

さよならキハ66・67出撃(前編)

2021-07-03 |  出撃 at 九州地方
 緊急事態宣言が6月20日で解除されてすぐの、6月22日~25日にかけて3泊4日で長崎県まで遠征しました。
 これは6月末で運用から離脱する長崎車両区所属のキハ66と67の最後の撮影のためです。
 本来ならもう少し早く5月中に行こうと思っていたのですが、中々緊急事態宣言が解除されなかったので見送っていたのですが、ようやく解除にこぎつけて遠征の運びとなりました。

 心配された天気ですが、東海~関東は連日雨模様だったの対して、梅雨全線が南へ下がったため、九州本土方面は週明けから晴れ予報となったので、直前ですがよっしゃー!と行きを決定、もし晴れなかったら見送っていたと思います。

←予定は宿直明けの6/22に出発して、公休の6/23・24の2日間で大村線の撮影、もし満足に撮れなかったら、年休として取っている次の25日も撮影に充てて、25日中には帰ってくるパターンです。



 .どうする交通機関
 関西と長崎の往復で、行きは大阪を14時以降の出発という条件で交通機関をどうするかの選択になるのですが、
  ① JR在来線利用・・・・・・青春18きっぷがないので  この選択は無し。
  ② 新幹線利用・・・・・・・バリ得こだま利用はいいが、博多宿泊になるのも如何なものかな  7,500円+2,350円+宿代
  ③ 航空機利用・・・・・・・スカイマーク神戸ー長崎便が安いが、1日1便しかなく往路が朝出発で時間が無駄に  8,800~9,800円
  ④ 船+JR九州利用・・・・・九州に朝着けて、寝てるうちに移動できる  6,410円+1,310円+2,350円
  ⑤ 夜行バス利用・・・・・・大阪から最安だが、長時間の缶詰は避けたい。USB充電しかないのも今一つ  6,000円
ということで、やっぱり行きはフェリーを使うことにしました。
 予約ですが、武漢肺炎下になってから、フェリーは2等雑魚寝が避けられるようになり、1等個室から埋まっていきます。6月の平日という閑散期なのですが、現地の天気予報をにらみながら結局Goを決めたのが出発当日だったので、1等個室は最後の1室しか空いてませんでしたが、かろうじてゲット。前回1等船室を使ったのはGoToキャンペーンが適用できて、実質半額になった9月の利用でしたが、今回は使えないので、船会社のWEB割を使っての3割引きの予約です。

 1等船室利用だと新幹線や飛行機よりも高くついてしまいますが、個室で寝られるのはやっぱりイイので奮発しました。
 なお九州内を3日間とも鉄道移動する場合は、青春18きっぷの九州版である「旅名人の九州満喫きっぷ 11,000円」もありますが、今回は2日間のみで撮影を終えて引き上げる場合もあるので、使いませんでした。3日目まで撮影となった場合は、帰りは飛行機になったでしょうが、なるべく避けるつもりでした。

 .2か月ぶりに船の人に
 無事WEB決済も済ませて、大阪南港へ向かいます。

 2か月ぶりなのに、なんか久々に来た感がありました。

 毎度の駅からターミナルへの歩道橋ですが、心がウキウキしますね。

 既にWEB決済済みなので、窓口には並ばす、体温チェックだけを受けに1階ロビーに下りて、また2階に上がります。

 フェリーターミナルから桟橋に行くとここで3方向に分かれます。愛媛行きが真っ直ぐ、門司行きは右か左へ、私が乗る1便は右側です。

 分岐路から通路を延々と歩いて、一旦地上に下りて、そこから長いスロープを上がっていきます。この措置は来年1月まで続きます。

 フロントで鍵を受け取って、今夜のお部屋である103号室へ。

 昨秋ぶりの1等個室。1人船室なので窓のない部屋です。荷物が多かったり、充電する機器が多い時はやはり1等室に限りますね。

 17:00 乗客桟橋は5分前には跳ね上げられ、17時定刻に出港。

 17:10 港の中で10分近くかけて180度旋回を行います。いつかオレンジフェリーに乗ってやるぞといいつつ未だに乗ってません。

 18:15 大阪からおよそ1時間で明石海峡大橋を通過します。

 明石海峡大橋を通過したら、お楽しみのレストランへ。通常17時の出港時刻から既にレストランは賑わっているので、普段ならもう少し時間をずらして行くのですが、旅行客もドライバーも少ないのか、既に空いていました。

 例によってバイキングの恩恵を受けて3回に取り分けての食事。上から1回目は和食風?で、2回目はカレーライスとサラダになぜか冷奴、そして最後はコーヒーとデザート(杏仁豆腐) 今回も満足満足の1,600円でした。
 あんまり遅く行くと、好みのおかずが無くなってしまうので、混雑を避けつつ最適な時間を見計らっての利用がコツです。

 部屋に戻ったら、機材の充電をしながら、少しパソコンで作業でもしようかと、その前にちょと横になって・・・・・・そのまま爆睡していましました。
 気付いたら瀬戸大橋もとっくに通過しており、愛媛県沖に入っていました。来島海峡も見ることなく二度寝。

 .九州上陸

 4:30 起きたら朝4時を回っていました。浴衣から着替えてデッキへ。夏至の時期なので、西日本とは言え結構明るくなってきました。東日本なら完全に夜が明けてる時刻。

 4:38 4時半からレストランが開いているので、昨夜夕食を食べる時に渡された朝食券を持ってレストランへ。夕食1600円を食べた人には朝食が無料になる券が渡されます。単独で朝食のみを食べる場合は300円。

 これが無料(300円)のモーニング。一応お代わりは自由ですが、朝からパンとサラダをかき込んでもねぇ。
 食パンは薄めでバターロールも今一つですが、コーヒーは旨いのでお代わり。

 5:18 新門司港の湾内に入ります。ようやく太陽が出てきました。

 5:26 船体を慎重に近づけて接岸します。船体が大きいほどこの接岸に時間が掛かります。

 5:29 所定より1分早く下船開始。9か月ぶりの九州上陸です。

 ターミナルに待機している送迎バスに乗り込みます。乗客は私を含め6名でした。

 6:06 門司駅での降車客が無かったので、小倉駅までバスは直行。14分早く到着しました。


 小倉から長崎までは鉄道利用なのですが、バスから小走りで上がれば在来線の特急に間に合ったのですが、ゆっくり歩いて上がったので間に合わず、小倉⇒博多間は新幹線を利用することに。

 駅近辺のチケット屋などを見てみたのですが、自動券売機などは無く、当然お店も開いていなかったので正規で新幹線の切符を買うことに。

 小倉から乗ったこだま号は昨夜の折返し運用のため、座席が全て東京方を向いたままでした。

 .安いきっぷで長崎周遊
 博多で約1時間半、朝ラッシュ風景を撮影し、9時半の特急〔みどり5号〕に乗って早岐まで行きます。

 ここで初めて「九州ネットきっぷ」を使います。
 既にJR九州のスマホアプリは2年ほど前から入れていたのですが、列車予約はした事なかったので、今回初めて。しかも登録時のクレカが有効期限が切れており、エラー続出で手こずったため、発車数分前でようやく手続きと発券完了というゴタゴタ。列車に乗ったのは出発2分前でした。
 博多⇒早岐は、通常は自由席でも3,420円するので、指定席で2,350円はかなり安いです。

 11:10 早岐に到着。ここで一旦改札を出ます。

 早岐から先は「ぶらり大村線きっぷ」を使います。
 博多から特急〔かもめ〕ではなく、〔みどり〕を使ったのは、諫早へ行くよりも早岐まで来た方が安く来れて、その先はフリーきっぷが使えるからです。

 早岐駅の壁にはキハ66・67引退の記念乗車券発売や思い出写真などのポスターが掲げられ、いよいよ近づく引退の雰囲気が漂ってきます。

 早岐駅でホームに降りるとちょうど上下の快速シーサイドライナーが入ってきたところでした。
 乗客はまあまあ乗っていて、意図する席に座れなかったのですが、すぐ次のハウステンボスでお婆さんたち3人組が降りたので、向かい合わせ席ですが進行方向右側の席が空いたのですかさず移動。
 当初の予定では途中駅で下車する予定だったので、車窓は撮らずに眺めているうちに、あっという間の大村線内の走行を終えて長崎線内に入り、電化区間を飛ばします。
  えっ、もう降りちゃうの? (´・ω・`)ショボーン 
 諫早からは(お約束の)可愛い女子高生たちが乗ってきて、空いていた私の向かいに2人座って、次の喜々津まで幸せなお見合いタイムとなりました。そのまま乗ってて良かったw
 喜々津で大半の乗客が降りてからは車内もガラガラ。

 13:02 終点長崎に到着 (区間)快速 シーサイドライナーの短い旅が終わりました。
 
 このあとすぐ折り返して、午後からは撮影に入りますが、その様子は後編で書きます。

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