六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

やる気無しのJR北海道

2022-02-21 |  出撃 at 北海道地方
 今回の北海道旅行は、今まででもかなりの危機的な状況に陥りました。以前は夏場の大雨で室蘭本線が不通になって、鉄道を使って本州へ戻れなくなった事がありましたが、不通区間は室蘭本線の一部(と言っても函館方面と札幌を結ぶ列車は全面運休、その時の記事がこちら)でしたが、今回は影響範囲が北海道全域ですから、全道でマヒ状態に、今月の6日にも大雪で列車が1日半止まったばかりなのに、また止まってしまいました。
 冬の北海道は何度も行っているのですが、大雪災害のリスクが高いのが12月と1月で、2月も後半になれば天気も安定してくるので、この時期を選んで予定を組んでいたのに、さっぱりワヤです。
 前記事の最後に書いていた日程も1日目(2/18)だけが予定通りにこなせて、2日目(2/19)に石北本線の撮影として、3日目(2/20)に宗谷本線としたのですが、3日目から大幅に予定が狂いました。

 3日目(2/20)は宗谷方面は朝から暴風雪の予報が出ていたのと、既に宗谷ラッセルは何度か撮っていて、今年はまだ残る可能性があることから、石北ラッセルを優先して、この日も終日石北本線で撮影しようと考えていました。その石北本線も夕方から特急が止まり出すですが、明るいうちに撮れる183系とラッセル車さえ撮れれば十分と思っていたのですが、何と、大雪ではなく、レール破断で上川ー遠軽間が不通となり、旭川・網走の両駅で発車待ち中の特急列車が運転取りやめ、おいおい!
 そして肝心のラッセル車までが運休となってしまいました。
 このため、3日目は区間運転で走っているキハ40の普通1本と、宗谷本線の下りラッセル・上りH-100型だけ撮って終了。明日は全道で特急列車が運休するのと、札幌近辺の普通列車も運休となることから、運休情報の出ていない、旭川近辺で普通列車を撮るべく、旭川市内のホテルで滞泊として様子をみることに。

 4日目(2/21)は朝からテレビの道内ニュースにかじりついて見ていたのですが、不要不急の外出は控えてくださいとか、結構危険だと報道されています。

 列車の運休情報を示す画面、あっ、やっぱり旭川周辺の一部だけ、ここに入っていないので、これなら午前中に撮影して、昼からは千歳へ向かって戻ればいいと思っていたのですが、このNHKの情報は更新されていない古い情報だったのでした。

 JR北海道の7:41更新の情報を見ると、宗谷本線が昼から動くみたいな事を書いているだけで、その他の列車は全面運休となっていました。
 これで今日は完全に詰みました。

 ちなみにホテルの窓から外を見ると、目の前に小学校があり、登校の生徒が列をなして歩いています。
 ちょっと風が強いものの、全然暴風雪とは関係なさそうな平常の風景が展開していました。

 旭川駅に行っていました。全然人通りが無い感じ。そりゃ列車動いてないもんね。

 改札口の前に来ると、函館本線は電光表示が消えていますが、富良野・上川・名寄方面は列車の時刻が表示されていましたので、駅員に聞いてみると「いや、今日は終日動かない」と。

 みどりの窓口にもこのような張り紙がしてありました。そして

 暴風雪警報が発表されたので、明日は終日全道で列車の運転はお休みします。会社や学校へは他の交通機関をご利用ください。

 これがJR北海道の現状。
 列車で通勤・通学する人は大変です。警報が出たら学校は休みと思いきや、路線バスは普通に動いているので、みんな何とかして会社や学校に行こうと大わらわなんですが、JRときたら全くやる気がないですな。金が無いから、まともに除雪車すら動かせない惨状。金さえあればやる気も出るのかな? 
 これ、道民から相当怒りを買っていると思ったんですが、どうやら怒りを通り越して、もう見放さ(見捨てら)れている存在と化しているのかも。逆に言うと、1民間企業にこれだけのインフラ整備を押し付けて、運休したら文句だけ言う、国交省の役人や道議などの方が質が悪いのかも。そりゃぁやる気出ませんよ。

 でもJR北海道の現場には苦情は入れないで下さい。彼らには除雪車を維持する資金はありません。国交省か議員にジャンジャン苦情を入れてやりましょう。

 2/22は千歳空港を朝8時台の飛行機に乗らなければならないのに、快速エアポートは昼頃から動きそうだとか、フザけた事言ってます。おかげでこちらもどうやって脱出するかの必死の作戦を考えなければ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする