六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

勝田区の415系 乗り&撮り納めでフクシマへ

2016-03-25 |  出撃 at 東北地方
 この3月ダイヤ改正で勝田区の415系1500番台が完全に姿を消すこととなったので、水戸線を中心に2・3度訪問してきました。415系は先代の403系を含めた鋼製車両がいた時に何度も茨城に撮影にきたので、ある程度撮っているのと、帯の色が薄くなるものの九州へ行けばまだ走ってるので、そこまでの惜別感はありません。
 車体も嫌いなステンレスなのですが、一応国鉄型車両なので、今週も最後の姿を記録と乗車のため常磐線へ出撃、しかも今回は震災からの復興状況の視察?のため、福島県のいわき以北へ行きます。
 もう1日はこれも離脱の危機にある新潟の115系L編成を撮るため、新潟に寄ることにします。

 1.水戸→いわき→広野
 1月と3月に入って水戸線で415系を撮っていましたが、水戸線内は4両編成のみなので、8両編成の写真が撮りたければ水戸以北へ行く必要があります。
 目をつけたのが、いわき~竜田間に1日1往復だけ入る朝の8連運用、これを撮るべく旅程を計画、前夜に水戸入りして、水戸を始発で行けば十分間に合います。

 水戸を5:04の始発電車に乗車、もちろん415系です。春とはいえ早朝は冷えるので、大津港までは両端2扉締め切りの保温策を取っていました。

 いわき駅に6:37到着、ここで6:41発の広野行きに乗り換えます。反対側のホームなので乗り換えが大変ですが、415系の並びが撮れました。水戸線だと明るい時間帯にこういう並び写真は撮れないもんね。

 8両編成の667Mを末続-広野間で撮るために、1本前の広野行きに乗ります。

 四ツ倉を過ぎると、車窓には太平洋が広がります。震災前にここの道路もロケハンで歩きました。

 広野に着きました。前回2012年にここへ来て4年ぶりとなります。その時はここ広野駅が終点で、立ち入り制限区域へは代行バスも走ってなかったような気がします。

 末続-広野の有名撮影地と言えば、ここ夕筋踏切界隈なのですが、6年ぶりに来てみたら、海側に同軸ケーブルが張られ、その支柱がかなり目障りなものとなっていました。

 生憎の暗い曇天にテンションが上がらず、ここでは下り列車のの動画・特撮のみを行い、一眼レフでは撮らず。動画からの切り出し写真ですが、海側の同軸ケーブルは思ったほど邪魔にはなってない感じです。

 夕筋踏切から広野駅へ戻る途中にちょうどカーブがあったので、ここで竜田から帰ってくる水戸行きの666M8連を撮ります。以上で415系の撮影は終わり。あとはお別れ乗車を続けます。

 撮影地から広野駅に戻ってきました。私が初めて広野駅で下車したのは、まだ旧型客車やグリーン車の付いた455系が現役の急行で走っていた頃なので、この広野駅には少し思い入れもあります。

 広野駅の駅舎内の様子。改札口の上には線量計が設置されています。震災直後の4月初旬に郡山市に来た時の線量が1.98mSv/hですから、かなり低い値に感じますが、他の地方は現在0.06ぐらいなので、高いといえば高いです。

 竜田行きの列車がやってきました。ここから先は2010年に第二原発の最寄りの富岡などで撮影して以来の6年ぶりに訪れます。

 広野→竜田はわずか2駅で、たった10分程の乗車で竜田に到着。この2駅通すのに長い年月が掛かりました。前回広野駅に来た時の記事はこちらになります。

 2.竜田→水戸

 竜田駅前からは原ノ町へ代行バスが運行されていますが、今日は折り返しのため見送ります。
 ここは第一原発から直線距離でだいだい15kmほどの位置にあります。

 竜田駅内にある線量計、たった2駅ですが広野と比べて明らかに数値が高いのが分かります。結構コロコロと数値が変わったりして、見ていただけで最高0.156までいきました。

 駅の中には415系の引退を告げるポスターと、原発廃炉を考えるフォーラムのポスターが貼られていました。

 竜田駅滞在10分で折り返しとなる668M水戸行きに乗ります。水戸まで2時間23分の旅です。

 車窓東側は晴れていればきれいな海が広がるのですが、今日は陸との境い目が分からないほど。しかし津波後に新しい建物を立てても大丈夫なのでしょうか?

 途中の湯本で特急ひたちの待避があるので車外へ出てみます。

 湯本駅で撮った電光表示。3ドアの表示はもう見られない?

 その先の茨城県に入ると4両編成だったので混雑したのと、水戸駅での乗り換え時間が僅なのでスナップ写真も撮れず、この湯本駅で撮ったのが最後となりました。

 そのまま水戸線をスルーして両毛線へ抜け、午後は湘南色の115系を、翌日は新潟の115系を撮りますがこの模様は次の記事で。


 
コメント
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