六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

快晴の九州路へ(前編)

2021-08-13 |  出撃 at 九州地方
 五輪パラ特別体制でこの夏連休が取れない中、唯一の遠征計画を予定していたのが、8月上旬の九州行きです。コロナによる祭りの中止が無ければ8月上旬は東北行きもありでしたが、無くなりました。
 今年は去就が注目されている九州のED76・EF81の記録が大事として、九州を重点地区としていたので、機関車の記録として貨物列車の撮影に出掛けることにしました。

 .やっちまったー
 宿直明けの半日+3連休で8月3~6日の3泊4日で九州へ行くのですが、不便な山陽本線の苦行は避けて、楽なフェリー旅とする最近のパターンになぞらえて、今年3回目のフェリー旅です。
 往路は現地に早く着ける名門大洋フェリーの1便を最近はよく利用しています。この便が北九州に最も早く着ける便になる上に、WEB割だと3割引きになるので、他より安く行けます。
 船の予約ですがスマホから簡単にWEB予約が出来るので、九州の天気予報が5・6日は雨予報が出ている状況のため、直前まで行わず、このまま予報が悪くなるようなら旅行自体も取りやめや行先の変更もあるため、予約はせずに家を出ます。
 大阪へ向かう近鉄電車に乗ってたところで天気予報をチェック。少し予報も好転しているので、フェリーの予約をしようとサイトに入ったところ、

ガーン。第1便の選択ができません。
 あっそうだった、既に出港3時間前の締め切り時間を切っていました。やっちまったー。港の窓口で買うなら割引なしでも乗れますが、そこまでして1便に乗る必要もありません。
 仕方なく第2便の予約をすることに、割引率が低いため1等には乗らずに2等寝台で行くことにしました。

 大阪南港フェリー待合室に着くと、何やらスポーツの団体らしき男たちが。〇〇藤蔭と書いています。彼らの話では1便で〇大附属が乗ってるらしく、どうも九州で何らかの大会があるようでしょうか。彼らのカバンを凝視してみるとRUGBYと書いてあったので、ラグビー部の一行のようです。
 何年か前に京都で駅伝の大会があった時に帰りの選手たちが大量に乗り込んで、レストランが大変な事になった悪夢を思い出してしまいました。しかも今回は細身の陸上選手ではなくラガー達ですからね。どうなんのよこれ・・・

 .船室貸切の快適旅

 18:30 14時過ぎに予約サイトに入った時、1部屋丸々誰も予約が入っていない2等寝台があったので、その窓側を押さえましたが、さすがに夏休みなので、出港までの間に誰か予約が入るかなというところ、そうこうするうちに第2便の乗船開始となりました。
 他に一般客の出足も鈍く、結局私が乗船一番乗りとなりました。
 いつもなら出港の様子をデッキに出て動画撮影するのですが、今回は撮影はしません。自分の寝台に入って機器の充電のセットをしたら、レストランの開店案内を待ちます。ラガー軍団たちが押し寄せる前に一番乗りしないと・・・

 19:00 レストランの開店案内が入り、お待ちかねの夕食バイキングのためレストランへ。
 出港までまだ50分ありますが、1便であれば18時台に夕食を食べている時間なので、決して早い時間でもありません。とにかくラガー軍団がくる前にしっかり食べておかなければという心配ばかりが胸をよぎりました。
 
 今日はお腹をちゃんと空かせてきたので、1回目アラカルト~2回目カレー~3回目のデザートで終えずに、広告に載っていたコンニャク餅そして枝豆、最後はソフトクリームで締めます。
 レストランの利用客は予想外に少なく、大家族が近くにいた他は、運送関連の利用者が酒を飲んで大きな声で会話するいつもの光景も全く見当たりません。これは意外です。
 そして待合室で見たあのラガー軍団ですが結局レストランには来ませんでした。一般客との接触により生徒が感染することを避ける措置だったのでしょうか、個別の部屋での食事(弁当?)のようですが、せっかくの船旅ですから、一般客の利用の後にでも食堂に入れて、暖かいご飯とみそ汁でも食べさせてあげればと思いました。ちょっと可哀想。

 19:50 食事中にガガガーとエンジン音が高まり、大阪南港を出港しました。
 レストランは船の後部にあるので、旋回時のスタンスラスターの振動がモロに伝わってきます。
 最終的にレストランの利用客は数十人程度に終わりそうで、夏休みなのに寂しい船出に終わってしまいそうです。

 ここが予約した名門大洋フェリーでは「ツーリスト」と呼ばれる2等寝台。他社の船ではツーリストと呼ぶ部屋は雑魚寝のカーペット船室の場合もあり、この辺が統一されていないのがややこしいところです。

 部屋にはいります。じゃーーーん、貸し切り状態。ヒャッホーーーー。
 結局出港時刻までに誰もこの部屋を予約することなく、定員20名の船室をひとり占めです。一応私が予約サイトに入った、出港5時間半前の時点では、残りの2室には数人ずつの予約が入っていたのと、1等船室は3割程度、2等エコノミー(雑魚寝)室が意外と埋まっていました。

 窓際の寝台は上段になります。
 前回利用も上段で、頭打ちそうだから次は下段にしようと書いていましたが、一番奥の窓際が空いている場合は上段になりますが、ここを押さえるのが理想でしょうか?

 神戸須磨沖を航行します。
 少し小さいけど、右上上空に神戸空港に着陸する飛行機の姿が見えました。

 21:01 続いて明石海峡大橋の下をくぐります。
 2等船室なのに窓があって、しかもひとり占め状態なので、誰にも遠慮せずに写真が撮れます。
 そしてこの後は爆睡

 .朝はゆっくり急がず

 朝6時 周防灘は快晴です。
 天気予報では今日だけ晴れで、明日午後から雨、明後日は雨のち曇り まぁ天気次第で行き先を決めます。

 私1人だけなので、カーテンを開けて朝の光を船室に注ぎ込みます。
 これなら部屋の灯りは必要ありません。あとはレストラン開店を待つだけです。

 6:40 船内放送に導かれてレストランへ。
 朝のゆっくりと景色を見ながらの食事はいいもんですね。これが2便の醍醐味です。
 
 例のごとく、最初にパン食とアラカルト、そして次にカレーライス、最後はデザートの3部構成。
 前の記事で船によってカレーの味が違うと書きましたが、夜と朝でカレーの種類が違ってました。夜はビーフカレーで朝は野菜カレーになります。やっぱり両方たべないと。お皿も夜と朝とで色が違うのも乙です。

 7:30 船はもう小野田沖までやってきました。もう少しで北九州に到着です。

 8:07 新門司港の港内に入ります。ここから接岸するのに20分近くかかります。

 8:15 まもなく接岸、1か月ちょっとぶりに九州に上陸します。

 8:25 予定より5分早く接岸しました。
 結局降りたのも私が一番降りでした。

 ターミナルを出るといつもは1台だけの送迎バスが何と3台も。
 見慣れぬ紫色の観光バスまで止まっており、後ろの西鉄の車両に乗ろうとしたら、前の紫のが先発だからと案内されました。さっさと出さないとラガー軍団がやってくるよ。その心配は的中し、ラガー軍団は各バスに分かれて分乗となり、先発の私の乗ったバスにも乗ってきましたが、先生の指導でワイワイガヤガヤすることなく、大人しくしてくれたので助かりました。

 9:25 バスの分乗に手間取ったため5分遅れで小倉駅前に到着。
 これから九州内の旅が始まります。

 小倉駅の改札前に来ると、PCR検査(準備中)の会場となっていましたが、愛知県から来た人は対象外でした。
 そして先のラガー軍団も上がってきて、なんとそのまま電車に乗るようです。

 既にホームに止まっていた9:43発の区間快速には乗らずに33分後の快速に乗ります。
 ラガー軍団はこの9:43の区間快速に乗って行きました。
 33分後の快速ですが、鳥栖には先発の区間快速より10分早く着くので、急ぐ必要はありません。

 鳥栖でそのまま長崎行きの普通電車に乗ったのですが、すぐ直前にED76牽引の鍋島行きが通っていて撮影に間に合わなかったので、降りずにそのまま乗り鉄します。

 快晴の長崎本線の車窓(有明海)を眺める旅、青春18きっぷでここの区間に乗れなくなる日も近いので、乗るなら今のうちです。

 15:24 鳥栖から3時間20分 結局そのまま長崎駅まで来てしまいました。
 6月に長崎駅に来た時は改札を出ずにそのまま折返しだったのですが、今回は改札を出ます。

 高架駅になった長崎駅で下車するのは初めてで、工事の様子を見ます。

 旧駅舎側に歩いた所で、昔何度も乗り降りした長崎駅の残骸が一部残っていました。
 なおここの通路も8/16を以って閉鎖されるようで、見れるうちに来れて良かったです。

 駅前歩道橋から見る、駅前工事の様子。
 路面電車乗り場からは随分遠くなってしまいました。これだけの距離があるなら路面電車を駅に横付けしたらいいのにと思いますが、そんな粋な事はしないようで、発想力が乏しいんですかね。まぁ長崎県にとっては「新幹線」が欲しいんじゃなくて、「新幹線工事」が欲しいだけ(関係者談)ですから、開業後のことなんぞどうでもいいんでしょうね。
 その後駅前で路面電車を1時間近く撮影しました。

 .熊本へ移動
 明日の天気予報が好転したので、急きょ夕方から熊本へ向かうことにしました。

 18:48 この時間からどうやって長崎から熊本へ移動するのか?
 青春18きっぷによる鈍行旅では早岐経由のルートしかなく、早岐から特急を使っても熊本到着が23時台になってしまうので、別のルートを探します。
 ということで諫早から島原鉄道に乗ります。ただ、島原港からのフェリーは間に合いません。どうする?

 19:43 多比良駅に到着、ここで島鉄を降ります。

 駅から歩くこと約10分 多比良港につきました。
 ここで20時発の最終のフェリーに乗ります。
 
 有明フェリー船内
 写真を撮った時はガラガラでしたが、出港時に15人ぐらいぞろぞろと人が上がってきました。
 私の近くに来た数人は、みなグェンさんのようです。

 20:45 長洲港に到着
 ここから長洲駅まで徒歩23分。全速で歩きます。

 21:12 熊本方面行きの普通電車がやってきました。
 これに乗れば35分程で熊本に着くので意外と使えるルートかも知れません。

 これで熊本市内で今夜は滞泊、明日の撮影に備えます。続きは後編で。
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さよならキハ66・67出撃(後編)

2021-07-05 |  出撃 at 九州地方
 .2ヶ所で撮影&至福の移動
 現地1日目(6/23)の13時過ぎに長崎駅に到着したのですが、僅か10分で折り返し佐世保行きYC1形に乗ります。

 やって来たのが旧線区間の東園駅、5年ぶりぐらいの再々々訪問です。多分5回目ぐらい。
 駅を降りたのは3人ぐらいの撮影者、2人は海沿いで撮るようですが、私は山の方へ歩き、国道207号を諫早方面に歩きます。

 15:43 湾を見下ろす場所からハウステンボス塗装のキハ66・67を俯瞰撮影。
 前回来た時は国鉄色でしたが、天気が白っぽい薄曇りだったので、今回は後追いながらも順光でゲット。

 16:30 駅の近くまで戻ってきて、海をバックに真横からYC1型をスナップ。
 7月からは全部コレになるんですね。東園16:39発の佐世保行きに乗って移動します。

 途中の西諌早で大勢の高校生が乗ってきて、私が1人で座っていた端のボックス席に3人の女子高生が座って囲まれる形に。国鉄型じゃないけど幸せです。
 17:46 川棚で下車、女学生の後を付ける不審者のオッサンと化します。と言っても駅舎を出るまでの僅か30秒ほどの間でしたが。
 駅からはまた1人寂しく道路を歩いて撮影地に向かいます。

 18:28 道路陸橋から海を入れて、4連快速を撮影。
 まだここには来たことが無かったので、一度撮っておきたいシーンが撮れました。
 30分後の普通列車も録りましたが、意外と暗くなるのが早かったです。

 川棚から一旦早岐へ戻ります。次の列車の時間との関係で、店で食事をしてる時間もないことから、駅前のスーパーで弁当と総菜を買って、また下りの諫早行き普通に乗り込みました。

 早岐21:11発の普通 諫早行きの車内
 この時間帯で4両編成なので、結構ガラガラです。翌朝の諫早発長崎行きの朝ラッシュ運用のための送り込み回送を兼ねた運用なので4連になっていると思われます。
 これで実質夜行運用のこの車両の風景は見納めとなりました。

 .十分撮った?
 夜は大村空港道路近くで滞泊、翌朝は近くの国道を走るバスで移動、岩松手前の踏切に行きます。

 7時台に3本国鉄型が通るので、朝日を浴びて長崎に向かう4連快速を狙います。
 最初は3人ほどでしたが、この国鉄色の3本目が来る頃には10人近い人出で賑わっていました、というかキャパ限界でした。

 続いて10時台に通過する快速を千綿で撮るのですが、それ以外のロケハンと食料調達を兼ねて彼杵まで乗車。千綿駅近辺はお店全然ないですからね。

 9:13 千綿駅に到着 めちゃめちゃ天気いいです。
 大きなキャリーバッグを持った鉄子さん?も下車、この人昼過ぎの帰りの時にもまだこの駅に居ました。

 美しい風景とレトロな建物が大人気の千綿駅ですが、もうここに来るのはこれで最後になるのかなぁ・・・

 駅から40分ほど歩いて、大村湾を一望できる棚田の撮影地に到着し、快速列車を待ちます。
 ちょっとお姉ちゃん、柵の中に入っての撮影はまずいんじゃないの?
 車のナンバーからして福岡空港からレンタカーで飛ばしてきたのかな、マナー知らずの関東人だろな、知らんけど。

 10:08 1本目のキハ66は昨日も撮ったハウステンボス色でした。
 次の快速まで1時間あるので移動します。

 11:07 棚田の所から30分ほど歩いて、国道脇から俯瞰できる場所にきました。
 手軽に海を入れて撮れる場所ですが、車の音がうるさいので動画撮影には不向きかも。
 ここで11時台の1本だけ撮って、また丘を上がって棚田に戻って13時過ぎまで撮影しました。

 13:57 千綿駅に戻ってきて、北側から下り列車を海越しに撮影。
 これで全て撮影を終えました。

 14:09 佐世保行きの列車に乗ります。
 明日1日予備として取っておいたのですが、もうこれで十分撮ったので、これで帰ることにします。

 14:40 早岐に到着。これで完全にキハ66・67は見納めになりました。
 さようなら キハ66・67

 .再び航路で帰る
 現地2日目で撮影を終えたので、帰りはどうするか?
 明日の分のバリ得こだまを使う方法もありますが、今ならまだ大阪行きのフェリー2便に間に合うので、復路もフェリーで帰ることにしました。
 早岐から小倉までは在来線の特急2本を使って帰ります。往路と同じく博多までは特急〔みどり〕で2,350円で博多まで戻り、博多で一旦改札を出て改めて乗り直す形になります。早岐→小倉を通しで買うと、乗車券だけで3,300もするので、逆に高くつくからです。
 
 先に到着していた〔みどり』に続いてホームに入ってきた〔ハウステンボス〕と連結を行います。
 やはり〔みどり〕の方が空いていました。

 最初手こずった「九州ネットきっぷ」も一度使ったらあとは手慣れたもん。でもまたクレカの期限切れを迎えた頃にエラーで焦るんだろなと。
 
 博多から小倉まで普通(快速)列車で1,310円ですが、ネット割を使えば+160円で特急指定席に乗れるから、これを使わない手はありませんね。
 しかもたくさん本数がある〔ソニック〕ではなく、夕方から走り出す〔きらめき〕に乗ります。

 17:31 博多駅2番線に特急〔きらめき2号〕が入ってきました。

 なんか指定席の予約率が高いなぁと思ったら、6両編成中、この2号車だけが指定席(1号車はグリーン車)で、あとの4両は自由席だから、安くネットきっぷを利用する人はこの車両に集中します。

 久々に乗る787系 ソニックなら小倉まで42分で着いてしまうのですが、こちらは50分と僅か8分ですが、長く乗っておれます。

 18:29 小倉駅に到着 8分長いと言っても所詮あっという間です。

 小倉駅では何もせずに、18:40発の新門司港行きの送迎バスに乗り込みます。
 あれ、結構乗っているぞ・・・・そうか今日は24日だから天理教の人たちか。

 19:20 1日半ぶりに新門司港に戻ってきました。
 帰りの船の予約は、早岐を出た時に〔みどり号〕の中で予約・決済していたので、今回も検温だけで船に乗り込みます。
 ターミナル1階には天理教専用の受付カウンターが出ていました。さすが。
 
 帰りは2等寝台ツーリスト利用です。
 1便よりもたくさん1等個室がある船なのですが、すでに全部埋まっていました。閑散期の平日ですよ!
 
 ここが今夜のお宿。往きと比べると、その狭さ感は否めないですね。昔は雑魚寝の大部屋がデフォだったので、ツーリストですら上等感があったものです。

 今回は荷物が少な目なので上段にしましたが、キャリーがある時は下段の方が頭上スペースが広いので〇です。

 19:50 定刻に新門司港を出港  大阪まで12時間半の旅です

 20:00 早速レストランへ。
 2便は出港50分前の19時から開いているので、早い人達は一杯やって、もう食べ終わってるだろうから、出港直後に行っても多分そんなに混んでないとふみました。しかし、テーブルはそこそこ利用客で埋まっていました。蔓延防止期間が終わって、旅行客が戻ってきたら結構混むでしょうね。
 夕食バイキングは1便と同じ1,600円ですが、朝食セットは無料ではなく+550円となり、計2,150円となります。

 初めて乗る2便の食事ですが、基本的に夕食バイキングの内容は変わらないようです。

           

 往路同様に夕食後横になってるうちにそのまま寝てしまい、起きたら朝4時台、この船の2等ツーリスト室の一部は窓があって、誰かがカーテンを開けていました。多分端っこの下段にいた4人家族の子供かな?
まだまだ朝食までは時間があるので、寝台に戻ってPC作業で時間を潰します。

 明石海峡大橋も過ぎて、神戸の沖合を走ります。
 
 朝のお楽しみ、朝食バイキングを食べにレストランへ。
 2便の朝食券は青い1便と違ってオレンジ色の券が渡されます。

 2便の朝食バイキングが別途+550円(単独だと750円)なのは、和洋選べて朝からがっつり食べられるからですね。
 パン食中心にいろいろ選びます。昨夜食べ忘れたカレーライスも朝から食べましたが、1便とは少し味が違い甘めの味付けでした。
 それぞれの船のコックによって味が違うのも醍醐味。

 朝食を食べ終えたら既に大阪湾にに入っていました。
 1万5千トンの船体なので、湾内に入ってからが超鈍足で進みます。寝台に戻って下船の身支度をします。

 8:20 小型の船なら2~3分で接岸・下船できそうな距離ですが、ここからが慎重に岸壁に寄せます。
 1便の船よりも1.5倍の重さの船体なので、出力を絞らないと当たった時の衝撃が大きいですからね。

 8:30 定刻に接岸。下船開始
 初めての2便での一夜が終わりました。大阪も快晴です。

 いつもは下船したらさっさとターミナルを抜けて次の交通機関に乗り継ぐのですが、今日は1日余裕があるので、ゆっくり見物します。船首の部分を開けたら2階建て構造になっていて、上の階は斜めに掛けられた橋を通って降りるんですね。

 ターミナルまで戻ってきました。我々下船客と入れ替えに船内の掃除のスタッフさん達が大勢乗り込んでいきました。

 こうして3泊4日の長崎県への大村線キハ66・67乗り撮り収めの旅が終わりました。
 長椅子でせっかくの景色が楽しめない、味気ない銀色の車両ばかりで、もう大村線に乗ることも無いかも知れないし、長崎県に行くこと自体も無くなるかも知れませんね。

 ・・・・でも可愛い女子高生たちに囲まれるなら、また長崎県に行くのもありかなw もうそれ位しか楽しむものがないもんね。
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さよならキハ66・67出撃(前編)

2021-07-03 |  出撃 at 九州地方
 緊急事態宣言が6月20日で解除されてすぐの、6月22日~25日にかけて3泊4日で長崎県まで遠征しました。
 これは6月末で運用から離脱する長崎車両区所属のキハ66と67の最後の撮影のためです。
 本来ならもう少し早く5月中に行こうと思っていたのですが、中々緊急事態宣言が解除されなかったので見送っていたのですが、ようやく解除にこぎつけて遠征の運びとなりました。

 心配された天気ですが、東海~関東は連日雨模様だったの対して、梅雨全線が南へ下がったため、九州本土方面は週明けから晴れ予報となったので、直前ですがよっしゃー!と行きを決定、もし晴れなかったら見送っていたと思います。

←予定は宿直明けの6/22に出発して、公休の6/23・24の2日間で大村線の撮影、もし満足に撮れなかったら、年休として取っている次の25日も撮影に充てて、25日中には帰ってくるパターンです。



 .どうする交通機関
 関西と長崎の往復で、行きは大阪を14時以降の出発という条件で交通機関をどうするかの選択になるのですが、
  ① JR在来線利用・・・・・・青春18きっぷがないので  この選択は無し。
  ② 新幹線利用・・・・・・・バリ得こだま利用はいいが、博多宿泊になるのも如何なものかな  7,500円+2,350円+宿代
  ③ 航空機利用・・・・・・・スカイマーク神戸ー長崎便が安いが、1日1便しかなく往路が朝出発で時間が無駄に  8,800~9,800円
  ④ 船+JR九州利用・・・・・九州に朝着けて、寝てるうちに移動できる  6,410円+1,310円+2,350円
  ⑤ 夜行バス利用・・・・・・大阪から最安だが、長時間の缶詰は避けたい。USB充電しかないのも今一つ  6,000円
ということで、やっぱり行きはフェリーを使うことにしました。
 予約ですが、武漢肺炎下になってから、フェリーは2等雑魚寝が避けられるようになり、1等個室から埋まっていきます。6月の平日という閑散期なのですが、現地の天気予報をにらみながら結局Goを決めたのが出発当日だったので、1等個室は最後の1室しか空いてませんでしたが、かろうじてゲット。前回1等船室を使ったのはGoToキャンペーンが適用できて、実質半額になった9月の利用でしたが、今回は使えないので、船会社のWEB割を使っての3割引きの予約です。

 1等船室利用だと新幹線や飛行機よりも高くついてしまいますが、個室で寝られるのはやっぱりイイので奮発しました。
 なお九州内を3日間とも鉄道移動する場合は、青春18きっぷの九州版である「旅名人の九州満喫きっぷ 11,000円」もありますが、今回は2日間のみで撮影を終えて引き上げる場合もあるので、使いませんでした。3日目まで撮影となった場合は、帰りは飛行機になったでしょうが、なるべく避けるつもりでした。

 .2か月ぶりに船の人に
 無事WEB決済も済ませて、大阪南港へ向かいます。

 2か月ぶりなのに、なんか久々に来た感がありました。

 毎度の駅からターミナルへの歩道橋ですが、心がウキウキしますね。

 既にWEB決済済みなので、窓口には並ばす、体温チェックだけを受けに1階ロビーに下りて、また2階に上がります。

 フェリーターミナルから桟橋に行くとここで3方向に分かれます。愛媛行きが真っ直ぐ、門司行きは右か左へ、私が乗る1便は右側です。

 分岐路から通路を延々と歩いて、一旦地上に下りて、そこから長いスロープを上がっていきます。この措置は来年1月まで続きます。

 フロントで鍵を受け取って、今夜のお部屋である103号室へ。

 昨秋ぶりの1等個室。1人船室なので窓のない部屋です。荷物が多かったり、充電する機器が多い時はやはり1等室に限りますね。

 17:00 乗客桟橋は5分前には跳ね上げられ、17時定刻に出港。

 17:10 港の中で10分近くかけて180度旋回を行います。いつかオレンジフェリーに乗ってやるぞといいつつ未だに乗ってません。

 18:15 大阪からおよそ1時間で明石海峡大橋を通過します。

 明石海峡大橋を通過したら、お楽しみのレストランへ。通常17時の出港時刻から既にレストランは賑わっているので、普段ならもう少し時間をずらして行くのですが、旅行客もドライバーも少ないのか、既に空いていました。

 例によってバイキングの恩恵を受けて3回に取り分けての食事。上から1回目は和食風?で、2回目はカレーライスとサラダになぜか冷奴、そして最後はコーヒーとデザート(杏仁豆腐) 今回も満足満足の1,600円でした。
 あんまり遅く行くと、好みのおかずが無くなってしまうので、混雑を避けつつ最適な時間を見計らっての利用がコツです。

 部屋に戻ったら、機材の充電をしながら、少しパソコンで作業でもしようかと、その前にちょと横になって・・・・・・そのまま爆睡していましました。
 気付いたら瀬戸大橋もとっくに通過しており、愛媛県沖に入っていました。来島海峡も見ることなく二度寝。

 .九州上陸

 4:30 起きたら朝4時を回っていました。浴衣から着替えてデッキへ。夏至の時期なので、西日本とは言え結構明るくなってきました。東日本なら完全に夜が明けてる時刻。

 4:38 4時半からレストランが開いているので、昨夜夕食を食べる時に渡された朝食券を持ってレストランへ。夕食1600円を食べた人には朝食が無料になる券が渡されます。単独で朝食のみを食べる場合は300円。

 これが無料(300円)のモーニング。一応お代わりは自由ですが、朝からパンとサラダをかき込んでもねぇ。
 食パンは薄めでバターロールも今一つですが、コーヒーは旨いのでお代わり。

 5:18 新門司港の湾内に入ります。ようやく太陽が出てきました。

 5:26 船体を慎重に近づけて接岸します。船体が大きいほどこの接岸に時間が掛かります。

 5:29 所定より1分早く下船開始。9か月ぶりの九州上陸です。

 ターミナルに待機している送迎バスに乗り込みます。乗客は私を含め6名でした。

 6:06 門司駅での降車客が無かったので、小倉駅までバスは直行。14分早く到着しました。


 小倉から長崎までは鉄道利用なのですが、バスから小走りで上がれば在来線の特急に間に合ったのですが、ゆっくり歩いて上がったので間に合わず、小倉⇒博多間は新幹線を利用することに。

 駅近辺のチケット屋などを見てみたのですが、自動券売機などは無く、当然お店も開いていなかったので正規で新幹線の切符を買うことに。

 小倉から乗ったこだま号は昨夜の折返し運用のため、座席が全て東京方を向いたままでした。

 .安いきっぷで長崎周遊
 博多で約1時間半、朝ラッシュ風景を撮影し、9時半の特急〔みどり5号〕に乗って早岐まで行きます。

 ここで初めて「九州ネットきっぷ」を使います。
 既にJR九州のスマホアプリは2年ほど前から入れていたのですが、列車予約はした事なかったので、今回初めて。しかも登録時のクレカが有効期限が切れており、エラー続出で手こずったため、発車数分前でようやく手続きと発券完了というゴタゴタ。列車に乗ったのは出発2分前でした。
 博多⇒早岐は、通常は自由席でも3,420円するので、指定席で2,350円はかなり安いです。

 11:10 早岐に到着。ここで一旦改札を出ます。

 早岐から先は「ぶらり大村線きっぷ」を使います。
 博多から特急〔かもめ〕ではなく、〔みどり〕を使ったのは、諫早へ行くよりも早岐まで来た方が安く来れて、その先はフリーきっぷが使えるからです。

 早岐駅の壁にはキハ66・67引退の記念乗車券発売や思い出写真などのポスターが掲げられ、いよいよ近づく引退の雰囲気が漂ってきます。

 早岐駅でホームに降りるとちょうど上下の快速シーサイドライナーが入ってきたところでした。
 乗客はまあまあ乗っていて、意図する席に座れなかったのですが、すぐ次のハウステンボスでお婆さんたち3人組が降りたので、向かい合わせ席ですが進行方向右側の席が空いたのですかさず移動。
 当初の予定では途中駅で下車する予定だったので、車窓は撮らずに眺めているうちに、あっという間の大村線内の走行を終えて長崎線内に入り、電化区間を飛ばします。
  えっ、もう降りちゃうの? (´・ω・`)ショボーン 
 諫早からは(お約束の)可愛い女子高生たちが乗ってきて、空いていた私の向かいに2人座って、次の喜々津まで幸せなお見合いタイムとなりました。そのまま乗ってて良かったw
 喜々津で大半の乗客が降りてからは車内もガラガラ。

 13:02 終点長崎に到着 (区間)快速 シーサイドライナーの短い旅が終わりました。
 
 このあとすぐ折り返して、午後からは撮影に入りますが、その様子は後編で書きます。
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バリ得こだま使ってワープ

2021-04-15 |  出撃 at 九州地方
 九州最終日は朝10時に熊本を出発して帰路に就いたのですが、このまま青春18きっぷで延々と普通列車を乗り継いでも岡山辺りで終電になってしまうので、どこかの区間で新幹線などを使ってワープしなければなりません。先週は新山口→広島間のみだったので、通常料金でその場で買いましたが、今回は区間が長くなるので、通常料金だと1万円以上になってしまいます。
 そこで活躍するのが、山陽新幹線に設定された幾つかの格安プランのうち、長距離区間で使えるプランを比較しました。

 50歳以上の会員だけが使えるJR西日本のおとなびWEB早得が格段に安いのですが、問題は発売期間です。ほとんどが7日前までで発売締切りとなっています。
 そんな中、前日でも買えるのが日本旅行とJTBですが、JTBは取扱い店舗が駅近辺になかったりして限定されてしまうため、実質日本旅行のみとなります。しかも日本旅行のやつは座席が選べるのが嬉しい、さすがJR西日本系の旅行会社です。料金はどの社も7,500円前後なので似たり寄ったりですから、前日でに買えて座席も選べるのが最大のセールスポイントです。

 ということで、乗車前日になって当日の天気予報をにらみながら買うかどうかを決めます。もし翌日の熊本の天気が朝から雨なら、早々に熊本を出発するので先週同様に新山口→広島あたりで落ち着いたのですが、雨は降らず曇りのち晴れでしたから、熊本での撮影をすることにして、バリ得こだまを買うことにしました。区間は小倉→姫路間なので、定価よりも1,200円安くなって6,300円の出費です。
※悲報:バリ得こだまは、8月から8,400円へと大幅値上げになってしまいました。


 日本旅行のサイトにユーザー登録した後、乗りたい列車を選んで区間を指定していくと、クレジット決済専用の確認画面にたどり着きます、その後に座席を選べる画面が出て来て座席を選んで決定→予約番号が出て、その後クレジット決済会社のログイン後手続きが完了します。

  ーーー ここまでが前日の作業 ーーー

 明けて当日、

 熊本→久留米→小倉と在来線の電車を乗り継いだ後、JR西日本のみどりの券売機がある小倉駅の新幹線口の券売機前で、日旅のサイトにアクセスして、QRコード付きの画面を出します。これを券売機にあるQR読み取り部分にかざすと認識されて、発券されます。事前決済済みなので、クレカなどを挿入する必要はありません。現時点で最もスマートに切符を購入できる手段です。
 画面右側はセブンキオスクで貰えるお茶のバーコード。


 こちらが出てきた切符。
 1枚物のきっぷなので、新幹線改札口→在来線乗換口で抜けてそのまま18きっぷで乗車を続ければ切符は手元に残ります。


 14:23 乗車のこだま856号が入ってきました。
 元ひかり レールスターの700系7000番台です。

 5号車は私が乗った時点で前の方にお爺さんが1人乗っていただけで、私を含めて2人だけの乗客で小倉を出発。
 その後東へ進むたびに駅ごとに2・3人の乗客を拾っていき、一旦広島で吐き出し、また数駅ごとに乗客を拾っては岡山で吐き出しというのを繰り返していました。

 山陽新幹線のこだま号にグリーン車がない理由がこれ。
 100系時代から2✕2配列で、木目調の大きな肘置きをセンターに据えた座席で、大きくリクライニングする普通車指定席の仕様なので、これならグリーン車は必要ありませんね。なおN700系の間合い運用のこだま号を除きます。

 18:24 4時間のこだま号の旅を終えて姫路に到着。
 ここから再び在来線に乗換えて、新快速で米原・大垣と乗り継ぎ、23時過ぎに帰宅しました。


 今春使用した青春18きっぷは2枚。
 東は神奈川県から西は鹿児島県までで4往復使用しました。

 これで今月の遠征は終わりで、GWは飛び石で出勤になるため何処にも出掛けません。
 次に遠征になるのはGW後に代休を絡めた3連休が3回あるので、その辺りに出掛けようかというところですが、折しも三たび感染拡大が拡がってるので、感染の終息状況を見ながらとなります。
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鹿児島・熊本市電に乗り撮り

2021-04-13 |  出撃 at 九州地方
 .鹿児島市電を乗り撮り
 九州2日目は午前中に鹿児島市電を撮影します。

 朝7時半ごろから郡元の交差点にかかる歩道橋から市電の行き交う様子を撮影。
 鹿児島市内は意外と歩道橋が少なく、路面電車の長時間動画撮影は場所が限定されてしまいます。パシャッと写真撮るだけなら簡単なんですが、回しっぱ動画の撮影はそうはいかないので。

 鹿児島市電の車内ですが、感染防止対策のため、運転士の右側後ろの隙間のカーテンが閉められ、ここから前が見えないので、前面展望が楽しめません。当分の間は無理でしょうね。左側のこの位置からだと乗降の邪魔になるし。

 こちらは先月27日に完成したばかりの鹿児島駅前停留所。3線頭端式です。

 鹿児島駅前で30分程度撮影後、いづろ通りで下車。このから天文館にかけてが鹿児島の一大繁華街になりましょうか。
 両側歩道上にアーケードがあり、その先には大きなアーケード街に続いています。東京なんかより全然快適に買い物を楽しめますね。

 そろそろ遅い朝食にすべく天文館方向へ歩いていると・・・見慣れたバーガー店が2つ並んでます。さてどっちに入ろうかな? Mで始まる店の方に入ろっと。

 天文館の〇スバで朝食を終えて、1駅歩きます。
 天文館通りの1駅西に高見馬場の分岐点があり、ここのポイントマシンが路面上に剥き出しに取り付けられてるのが面白いです。

 高見馬場からは7000形リトルダンサーに乗って南へ南へ移動します。
 このリトルダンサーは運転席がバスなどと同じく右側にあり、さらに運転席右後ろ側はモニタ画面のスペースで壁になっているため、前面展望は絶望的な車両です。

 結局終点の谷山に到着(右側が乗って来た7000形)

 谷山は日本一南にある電停ということで、その標?が立っていました。駅舎は何となく人の顔みたい。・

 谷山電停から歩くこと数分、JR谷山駅に着きます。こんな立派な高架駅に変わっていました。列車到着時には吉田拓郎の「夏休み」の接近ジングルが流れます。

 谷山から下り列車に乗ります。2・3駅進むと一気に左側車窓に鹿児島湾が開けてきました。桜島は煙は上がっていないようです。
 指宿枕崎線に乗るのはまだ、787系つばめが走っていた頃に南鹿児島まで乗りましたが、それより南は20年以上前になります。

 喜入に到着。これより先に行ってしまうと、今日中に熊本にたどり着けなくなるので、残念ながらここで諦めて折返します。

 すぐに喜入から鹿児島中央に戻って鹿児島本線の普通に乗り換え、川内で2分接続で肥薩おれんじ鉄道に乗り継ぎます。

 再び西方で下車し、昨日撮り逃した上り貨物列車を撮影します。ED76 83号機で、パンタがピッカピカだったので、最後の検査明けかも知れません。
 前の記事で冒頭に「今年は九州を重点地区に指定」と書いていたのは、今年度中にED76とEF81が置き換えられてしまうためで、その撮影のために今年度中にまた九州に来るつもりです。

 東シナ海に落ちる夕陽を見て2日目が暮れます。

 .熊本市電を撮って帰路に
 九州滞在最終日の3日目は朝熊本市電を撮って、その後は帰路に就く行程です。
 朝の熊本市電の様子を撮影しましたが、残念ながら曇ってしまったので、今一つです。

 上熊本の電停の端っこから見る車庫の様子。元西鉄の5000形は一番奥に引っ込んでいるので動かないみたいです。映画撮影のためにクリーム色の熊本市電オリジナル色に戻された古参の1063号が出庫待ち中。

 上熊本電停は2線式で、朝6時台後半は出庫を兼ねて最短で3分おきに次々と電車が出ていきます。このあと先ほどの1063号車が入ってきたので、その車両に乗って市街地に出ました。

 交通局前・九品寺と撮影できそうか歩道橋を見たものの、今一つだったため、結局昨夏にも来た花畑町の歩道橋からの撮影になりました。

 花畑町で撮影を終えて、上通りのアーケード街を歩きます。朝9時過ぎなのでまだ街は眠っているようです。

 辛島町から熊本駅に戻ってきて今回の撮影は終了です。

 熊本駅前は昨夏来た時は駅前広場の工事中でしたが、今は完成して広々と使えます。
 初日の逆で今日は熊本を10時台の電車で乗り継いで小倉まで移動します。

 
 なお鹿児島市・熊本市ともに1日乗車券を発売しているので、鹿児島市は4回以上、熊本市は3回以上乗ると元が取れます。どちらの乗車券も購入後に乗車日をコインで削る方式です。

 この次の記事が今回の一連の最後の記事になります。
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1日かけて九州縦断

2021-04-12 |  出撃 at 九州地方
 前回の記事の続きになります。
 九州への往路にフェリーを使って小倉に着いたところまで書きましたので、その続きから。

 .今年は九州を重点地区に指定
 フェリーの送迎バスで小倉駅に到着後、最初に訪れたのが西小倉駅近くの歩道橋。

 ここでは朝ラッシュの列車模様の動画を撮影しました。
 昨年来た時は台風一過の快晴を期待してたのに、思わず雨に降られて散々だったので、リベンジでの撮影です。
 1時間半ほどの収録を行いました。

 小倉での撮影後は鹿児島本線を一気に下ります。
 小倉913+2~4229M ~1103鳥栖1107~4323M ~1311八代
 快速電車を2本乗り継いで4時間かけて八代に到着。

 八代から先はJR線は吉松までが不通区間なので、高速バスのB&Sみやざき号に乗って人吉で降りてもその先がダメ。
 なので、肥薩おれんじ鉄道を使って下ります。

 青春18きっぷの有効期間内は割安な「おれんじ18きっぷ」が発売されているので、これを利用します。
 有人駅で買うと絵柄付きの切符になりますが、有人駅であっても乗り継ぎ時間が短い時は車内での発売となり、下のような手書きの代用票になります。

 車窓は雲一つない快晴の天気。牛ノ浜で一気に視界が開けます。
 あーこのまま乗っておくのは勿体ないな・・・

 ということで、途中下車しました。
 降りたのは勿論、撮影地で有名な西方駅です。

 今回は初めて下の岩場に下りてみたのですが、思った以上に線路脇の草が伸びていて、車体の足回りが隠れてしまい、あまり良い画にはなりませんでした。その後は18時頃の列車を2本撮って西方駅に戻る途中に貨物列車に遭遇したのですが後の祭りでした。

 西方から2駅戻った牛ノ浜駅で日没となりました。
 この駅では特別列車「36ぷらす3」がおもてなしのために停車するようです。
 看板に描かれている犬?は。阿久根市のキャラクター「阿っくん」と書いてありました。右のお姉さんは分かりません。

 15分後にやってきた川内行きに乗車。くまモンラッピング車両でした。

 川内から先は817系かと思いきや、415系500番台でした。513番だったので茨城からの転居組ではなく、元々九州にいた編成のようです。

 20:37 鹿児島中央到着
 鹿児島に来たのは2017年12月以来の約3年半ぶりとなります、といっても前回は宮崎方面への乗り継ぎの為に2時間ほど滞在しただけですが。

 せっかく鹿児島に来たので黒豚とんかつかしゃぶしゃぶでもと思ったのですが、さすがに自粛下の夜9時とあってか一般的なお店はほぼ閉まっており、開いてるのはせいぜい呑み屋とファミレスくらいでした。ということでステーキガストでの夕食となりました。

 次の記事では鹿児島・熊本市電の撮影を書きます。
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2週連続で九州へ

2021-04-10 |  出撃 at 九州地方
 青春18きっぷが3日間分残っ(し)ているので、4/5~8の3泊4日で何処へ行こうか、ということで、東日本地域への旅行も考えましたが、関東以北へ行くとなると4日分必要なので、3日分で行ける九州へ2週連続になりますが行く事にしました。
 目的は小倉・鹿児島・熊本か長崎での路面電車の収録と、その途中で肥薩おれんじ鉄道の撮影ということにしました。
 同じ4日間なのに3日分で済むのは、往路にフェリー航路を使うからです。

 今回は2等ツーリスト
 春休み期間中のせいか1等個室が早くも連日売り切れていたため、2等ツーリストで予約しました。2段ベットのツーリスト室での予約のポイントは、既に一番奥が埋まっている場合は、他の乗客がどこの席を押さえているかを見ながら、なるべく近くにならないように、出発当日の朝まで待ってから予約を取りました。雑魚寝のエコノミー室だともっと安く行けるのですが、全席指定なので窓際の予約が取れないと、電源コンセントがなくて充電に苦労するのと、今の時期はまだ雑魚寝室は寒いです。

 今回からORコード付きのWEB乗船券に変わりました。これでクレジット決済をすることで、港のターミナルで発売窓口に並ぶ必要がなくなります。

 前回はGoToキャンペーン中の2020年9月に来て以来の7か月ぶりの大阪南港フェリーターミナルに来ます。GoToキャンペーンの返金手続きがあった前回は出港の2時間近く前に着いたのですが、今回は既にWEB決済済みなので、50分前ぐらいに着きました。

 ニュートラムの駅からフェリーターミナルまでの歩道橋も誰も歩いておらず、前回よりも空いているのかなと予感されます。それでも1等個室は完売ですが。

 WEB決済済みなので、ターミナルビルを抜けてそのまま桟橋へ行こうとしたら呼び止められて、検温だけは受けて下さいと。
 発券窓口前で検温を済ませて、改めて桟橋への通路を歩きます。今回は1番北側に停泊しているため、船に上がるまで5分ほどかかります。

 通路の終端が下り坂で一旦地上に降りたのですが、ここからまた長い上り坂を上がって4階の乗船口に入り、そこから狭い階段で5階のロビーに上がります。
 大阪南港岸壁の改修工事に伴う措置だそうで、当分の間は17時発の便はこの延々と歩かされる日が続きますが、これもいいネタになります。

 17:12 岸壁が移動しているせいで積み荷に時間が掛かったのか、重要な荷主の到着が遅れたのか理由は知りませんが、12分遅れての出港となりました。

 右舷側のデッキからは、出港を待つ2便(右側)と愛媛行きのオレンジフェリー(左側)が停泊している姿が見えます。
 オレンジフェリーはお尻側しか開かないようで、船首を海側に向けて止めています。

 港の中で1万トン近い大きな船体を180度回転させるのですが、この回転だけで10分も掛かります。

 船尾には日章旗が誇らしげに風を受けてたなびいていました。
 いよいよ船は速度を上げて瀬戸内海に出ます。

 18:20 行く手に明石海峡大橋が見えてきました。
 4月とはいえ、まだデッキ上は夕方になると結構寒いので、数人ぐらいしか人は出ていませんでした。

 こちらが明石市側の右舷の眺め。
 船内放送があってデッキに上がってから、なかなか橋が近づくまで時間がかかるのですが、いよいよ橋が近づいてくると、みるみるうちに迫ってきます。

 そして僅か数十秒で一気に橋の下を通り抜けます。
 下り便での3架橋通過の案内は、この明石海峡大橋の通過時だけ行われます。

 デッキで明石海峡大橋通過を見送った後は、お楽しみの夕食タイム。さっそく5階のレストランへ下りて行きましょう。
 1皿ごとラップで包まれて、品数も限定されていた去年と違い、個々が手袋をしますがトングで取れる従来のバイキングに戻っていました。

 翌朝食付きの1,600円で90分食べ放題・ドリンク飲み放題(ビールは別途1杯500円)のバイキングは毎回嬉しいんですが、出港時刻の17時にはすでに1杯やってるグループ客が沢山いて、中には大笑いしてる輩らもいるので感染予防の観点からも、混み合う出港後を避けるようにして利用します。営業時間が20時までなので、明石海峡大橋を通過し終えた18:30にレストラン入りするのが私の作戦です。
 上の写真は1回目で、この後2回目にカレーライスと野菜サラダとスープを、そして3回目でデザートとコーヒーでお腹パンパン状態でレストランを後にしました。

 6階の展望通路には海を向いて座れるソファーもあるのですが、そこで持参したコンビニ弁当とかカップ麺とかを食べている人も意外と複数見掛けるのですが、毎週利用するならともかく、旅行で利用する時にはそこまでして節約したくないですね。中には家でタッパーに詰めてきた弁当を食べさせている母娘もいましたが、こういう人は大阪から地元福岡の実家に帰省する人なのでしょうが、逆にこれはこれでありだと思います。

 今夜の寝床は上段ベット。
 意外と上段に上がる脇の階段を登っていると天井に頭をぶつけるので、頭上注意です。下段の方が余裕があるので、次からは下段になるかな?
 充電用のコンセントは蛍光灯の電源スイッチ脇に1コあり、そこからコードをぶら下げる形になるので、長めのコードがあった方が無難です。
   
               


 翌朝4時過ぎには船内放送が入り、レストランの営業も開始されます。
 朝は時間がなく慌ただしいので、おかわりも出来ますが、今回はこれだけで済ませました。第2便ではもっと豪華になりますが、無料ではなく550円かかります。

 5:07 もう窓の外は北九州の陸地の灯りが流れています。到着まであと少し。

 5:30 定刻に北九州新門司港に到着。
 昨年は台風の中、凄い揺れでしたが、今日は全く波静かな航海で12分の遅れなどは簡単に取り戻しました。

 6:28 無料送迎バスで小倉駅前に到着。
 今回は私の他に3名ほど乗車していました。前回は私1人だけでしたからね。
 これで青春18きっぷ1日分足りないのを補いつつ、船内でお腹いっぱいに暖かい食事も取れて、そのままゴロンなので、山陽本線を必死で乗り継ぐ鉄道旅からはどんどん遠ざかってしまうのかも知れません。いわゆる『鉄道ファンの鉄道離れ』というやつですね。

 このあと小倉界隈で朝ラッシュの動画を撮影した後、鹿児島本線を下って行きますが、その模様は次回の記事で書きます。

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GoTo 九州 台風へ向かって

2020-09-06 |  出撃 at 九州地方
 青春18きっぷが9月に入っても3回分も余っている状態なので、どこかで消費してしまわないと、ということで、天候と睨めっこしながら、撮影したい物のプライオリティーとの優先順位をも考えつつ、出した答えが「九州行き」。
 北東北のキハ40系も撮りに行きたいのですが、やはり週間予報が悪く、9/2~4で晴れ予報があるのが、信越と九州だけということで、この2地域からの選択になりました。
 九州には台風9号が近づいていたのですが、沖合を通るので、九州本土はかすめる程度ではないかと踏み、2日の夜~3日の未明にかけての雨さえ覚悟すればいいと思い、九州行きを決行することにしました。九州地方へは暫く行っておらず、昨年・一昨年ともに結局1度も行かなかったので、2017年12月以来の2年9か月ぶりという久々感。さて何で行くか?

 .GoToを使って初めての一等船室に乗る
 山陽本線の下りの接続が悪くなったので、宿直勤務明けで昼から下って行くと、結局小倉で午前0時になって、その辺のネットカフェに泊まる事になるので、なるべくなら避けたいのと、電車の中で夕食の弁当を食べるのですが、駅弁を買うために姫路・岡山・広島のどこかで降りて買うだけでも1~2区間は新幹線に乗ることになるので、結局割高になります。それなら船で行けばいいということで、早くても小倉に朝6時過ぎに到着になることから、時間に余裕のある時しか使えませんが、このパターンになったわけで、3年ほど前からの往路に夜行フェリーを利用する事が定着してきました。

 今回のGoToトラベルキャンペーンは、交通機関のうち、宿泊設備を提供しているのが条件なので、寝台列車と寝具の提供のある夜行フェリーが補助の対象となり、夜行バスは座席なので、毛布を貸与しても対象にはなりません。
 そこで思いついたのが、割引のダブル利用です。
 これは船会社が独自に行っている、WEB割引料金に加えてGoToを適用させれば、半額近い割引が得られる可能性があり、実際に船会社のHPを見たところ、多分いけそうなので、思い切って一等船室を予約しました。
 名門大洋フェリーの大阪南港-新門司港の1便に乗ります。

 通常価格 13,200円が、WEB割引で 9,240円、そこから更にGoTo割で3千円程度引かれるので、半額以下になるはずです。
 手続き方法は、

①.まずは船会社のサイトでWEB割料金で予約をします。
 この時点では、WEB割の料金で予約が通っています

②.次にGoToキャンペーンを取り扱っているSTAYNAVIのサイトに入ります。
 今回初めての利用なので、会員登録も行います。
 

③.①で予約した情報をサイトに入力していきます。
 船会社や発着の都道府県を入力して、情報を入力し終わると、補助額が算定されて表示されます。
 これで良ければ確定させます。
 大阪→北九州が一等で6,010円。青春18+ビジホ並みの価格です。

④.全ての入力が終わるとクーポンコードが発行されます。
 取り敢えず、この画面はスクショに取っておきましたが、すぐにメールが飛んできて、そのメールにコード番号が書かれていたので、その番号さえあれば大丈夫かと

 .いよいよ船に

 久しぶりの大阪南港で下車します。
 ニュートラムの車両も新しいものに変わっていました、

 大阪南港フェリーターミナルの切符売り場にきました。
 GoToキャンペーン対応の特設のテーブルが出されて、そこで手続きをするので、少し時間がかかります。
 その横には体温を測定する機械も用意されていました。
 
 WEBサイト上でクレジットWEB割料金で決済を済ませていたので、実はここからGoTo割分の返金手続きがあり、その分は現金で帰ってきました。
 受領書・乗船券・検温済証の3点セットが徒歩乗船者に渡されます。ピンク色のが今回の乗船券。
 初めての「一等船室」が誇らしい。GoTo適用のハンコもバーン!と押されています。

 16時の乗船開始時刻に1番で改札を通って、長いスロープを上ってようやくフェリーの船体が見えてきました。
 大阪南港FTは自力で上って行かないといけないので、2階から5階まで坂を上がるのが大変です。

 出港の1時間前に乗船開始となりますが、徒歩組は私しか待合室に居なかったので、もしかしたら1番乗り?
 残念ながら乗用車やバイク・トラックでの乗船組が既に数人乗っていました。

 .いざ出航!

 16:58 全ての乗客・車両が乗り込んだので、定刻より2分程度早く出航しました。
 通り雨も上がって、日差しも出てきて、晴れ晴れしい出航です。
 
 隣にいるオレンジフェリーは船尾を着岸しているので、船首が海に向いていますが、名門大洋フェリーは船首を着岸させるため、出港時は180度旋回します。右にいるのが、北九州行きの第2便の船。
 
 180度旋回して船首が西を向きました。
 これから海に出ます。太陽へ向かって出航。左側には虹?らしきものも。
 港に別れを告げてエンジン全開で加速を始めます。

 出航して数分で右手に大阪港の高いビルが見えてきます。
 前に乗った時は12月で既に真っ暗だったり、雨天だったりしたので、こういう景色は初めてです。

 40分ほどで神戸の街の沖を走行します。
 神戸の辺りは雨上がりなのか、少しモヤっていました。
 
 18:05 書いてある予定時刻より5分ほど早く、明石海峡大橋を通過します。
 この辺までくると、また晴れてきました。

 デッキに出ていたのは、私も入れて5人だけ。
 私とバイカー、そして父子3人組のグループ。他の船室からも子供の声が聞こえていたので、3組ぐらい親子連れが乗っているようです。
 
 こちらが今夜のお部屋となる一等船室。
 残念ながら1人用と2人用個室には窓がなく、4人用個室のみ窓があります。
 ベッドも思ったより広くはなく、二等との違いはプライベートの確保と洗面台・テレビがあるという差でしょうか?
 湯沸かしポットとコンセントが多いのが助かります。今回は特撮機材は無かったのでPCの充電ぐらいに使った程度でしたが。
 私が居た部屋は船首の部分だったので、窓があると、夜中にカーテンを開けられると航行に支障をきたすからだと思われます。
 そしてお楽しみ?の夕食のため、船内レストランへ。

 前回乗った時は入場制限が掛かるほどの混みようだったのですが、さすがに今回は違います。
 そもそも乗客数が全然違いますからね。これでも50人ぐらいは乗っているようです。

 名門大洋フェリー名物だったバイキングも、感染対策のため、個別の皿提供になりました。
 トングを介して移るのが懸念されましたからね。
 なおこれが1回目で、このあと2回目にサラダや刺身などを取って、3回目はデザートとコーヒーでディナーを終えました。
 翌朝のモーニングも入れての1,600円は高いか安いか?

 エントランスホールの様子。
 普段なら2等和室(雑魚寝部屋)の乗客などがここでくつろいでいたりするのですが、さすがに誰もいません。

 21:10 食事も終えて1時間少しくつろいだところで瀬戸大橋の下を通過します。

 台風が通過しているとは思えないほど海上も穏やかで、月明かりの下、西へ進みます。
 嵐の前の静けさ・・・

 .いよいよ台風の影響が
 船内案内のHPを見ようとしたら、トップページに「お知らせ」として、上り便が欠航になったと記載がありました。
 また平行して走る阪九フェリーも欠航の記載がありました。
 台風の通過は夜半なので、夕方に出航する上り便は影響ないと思ったのですが、この先どうなることやら。
 その後船内放送が入り、台風の影響で門司の到着時刻が遅れる見込みだとのこと。
 NHKのテレビでもようやく零時を回ってから、台風情報を始めましたので、音を最小にして一晩中点けていました。

 そして、愛媛県沖に入った辺りで、船が大きく揺れ始めました。
 まずは上下にうねるような動きをして、下がる時には背中にかなりの重力を感じます。そして船首の船室にいたので、舳先が大波を受けて乗り上げた時なのが、何度かドーン!という音が響きわたりました。エンジン音も静かになって、かなり徐行しているようです。これは朝までに小倉に就くどころか、松山とかに寄港して待機などもあり得るのかも?
 そういう中、夜が更けていきました。

 館内放送が入って、朝食が予定の時間通り提供されるとのこと。
 
 これが朝のモーニング。夕食バイキングの時に翌朝の朝食券が渡されます。朝食単独で食べると300円。
 バイキング時代と比べると雲泥の差かも知れませんが、感染対策を取りながら提供してくれるスタッフのことを思うとこれでも有難いほうです。

 その後放送で、新門司港到着が30分ほど遅れるとの事でしたが、すでに湾内には入っています。
 多分風が強いので、着岸に時間が掛かるのかな?
 しかし、放送から10分もしないうちに、バウスラスターの音が響いてきたので、何だもう着岸じゃないかということで、荷物を持って下船口に向かいました。

 そして5:51 定刻より21分遅れで下船となりました。
 またもや1番。というか他の乗客はエレベーター前に並んでいたので、自動車組ばかりのようです。

 船を下りると空はうっすらと晴れてきました。
 もう台風も朝鮮半島あたりに到達してるでしょう。
 
 港に待機している連絡バスに乗り込みます。もしかして誰もいない?
 連絡バスが出発しましたが、結局乗客は私だけでした。
 どんなに少なくても数人はいたのですが。GoTo前なら0人の日もあったでしょう。

 結局20分遅れで小倉駅に到着、GoToを使った一等船室の旅が終わりました。
 小倉駅前には折れた街路樹の小枝が散乱していて、台風が過ぎ去った事を物語っていました。

 一等船室の12時間半の旅が終わりました。GoToキャンペーンがまだ続くなら、また使ってみたいと思います。
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くま川鉄道の列車で通える幸せ

2017-12-31 |  出撃 at 九州地方
 いよいよ年末の南九州(+山口)の旅も最終日になりました。今夜の阪九フェリーに乗るため、夕方には小倉に着かなければなりません。その中で八代を朝出て何ができるか考えてプランを立てましたが、
 ①肥薩オレンジ鉄道の再度撮影・・・八代に近い所は午後遅めに順光になるので今日は×
 ②島原鉄道&長崎本線の貨物も撮って帰る・・・時間的にちょっと厳しく特急多用で出費増なので×
 ③くま川鉄道の列車を撮影・・・午前中は本数が少ないが早朝に出ればいけそう
ということで、八代からまた肥薩線に乗って小倉方面の帰路とは逆方向の列車に乗ることにしました。

 .湯前線(くま川鉄道)の初撮影
 八代を5:41発の下り1番列車に乗ります。キハ220-1100代とJR化後の車両でしたが、車内は回転式クロスシートだったのですが木製背板の硬いやつでした。

 朝7時過ぎに人吉に到着。
 夜明けの遅い九州の山合いの街らしい暗さですが、太陽が出てきてくれそうなので何とかなりそうです。

 7:16 湯前発の1番列車が到着し、折返し7:22発の3番列車で下るので、この列車に乗ります。
 くま川鉄道として乗るのは初めて、国鉄・JR湯前線時代にそれぞれ1度ずつ乗って以来のこちらも30年ぶりの訪問となります。前回2回ともに乗車のみだったので、今回は沿線で初めての撮影となりました。
 車両は在来車が全て運用離脱・廃車となり、現在はKT-500型が普通列車と観光列車を兼用で運用に入っています。

 KT-500型の車内の様子。
 観光列車「田園シンフォニー」の車両ですが、そのまま普通列車として1日中走っているので、いつでも乗れます。こんな豪華な列車で通学できるのは羨ましいかも。

 湯前寄りの先頭には子供用の小さな展望席があります。
 一見して子供用と分かるのですが、ここに座る大きなお友達もいるかも知れませんね。

 今回は撮影のため、3駅先の肥後西村で下車します。
 7時半でこの暗さで大丈夫なのかな? 高校生が結構降りてきます。

 「オイオイ、おっさんおっさん、女子高生の後をつけるんでねぇ!」と聞こえてきそうですが大丈夫、私は20m先の停まれの所で道路左へ、この子達は道路右へ離れますから。
 駅から1つ目の角を東へ向かって歩くこと15分、田んぼが開けてきました。

 8:03 湯前からの2番列車がやってきました。
 上空は雲がかかってますが、かろうじてうっすらと日が差しています。

 カメラを反対側に振って、ヌル順光追い撮り。
 朝は3番列車までが2両編成で、それ以後昼間の普通列車はもちろん単行になるので、朝早起きするのが3本の特なのです。

 .ローカル線のよい雰囲気がいっぱい漂う鉄道
 肥後西村-一武で撮影の後は、全速力で歩いて川村-肥後西村間の球磨川第三鉄橋へ行ったのですが、東側の川の堤防からは木が邪魔になって撮影できませんでした。
 次の列車がくるまでの間に、また全速力で歩いて、西側に回りこみます。しかし太陽が・・・

 湯前発の3番列車を撮影するのですが、せっかく汗かいて全速力で着たのに、雲ってしまい撃沈。
 明るい夏の日差しの下で撮るのが一番です。

 河原から近い川村駅まで歩いて、ここから人吉方向へ戻ります。
 クリスマス(もう過ぎましたが)の飾りと、さげもんで駅名票が見えないくらいに。大手私鉄なら苦情もんですが、でもこれがいいんです。

 9:46 人吉行の単行がやってきました。一番新しいKT-505号です。
 ホームの河童?もなぜかサンタ仕様に。

 普通列車の車内は冬休みのせいか、この時間帯にしては結構乗っている感じでした。
 冬の柔らかな光りを浴びて心地良さそうな幸せな空間が広がります。

 9:48 列車を1駅だけ乗って、次の相良藩願成寺駅で下車します。
 すぐ脇に肥薩線の線路が走っていて、ここから人吉の駅までは並行に走りますというか、直ぐに場内信号があるので、人吉の駅の構内みたいなもんです。
 願成寺・・・いい響きで御利益がありそうなのですが、お寺にはまたの機会に訪れることにします。

 .B&Sみやざき号で八代へ抜ける
 肥薩線の八代方面は9:30発のぼったくり特急を逃すと昼まで列車がないため、熊本方面へ抜ける手段として、人吉インターから高速バスに乗る手段を選びました。
 福岡・熊本・新八代の3つの上り方向の行き先がありますが、最も近い新八代まで乗れればいいので、B&Sみやざき号に乗ることとして、予約サイトを見たら「残席2」一番後ろの通路寄り2席があいており、9C席を直ぐに予約、さすが帰省ラッシュの期間だけあって、上り便も混んでるようです。

 駅から人吉インターへ向かう途中にモスバーガーがあったので、ここで朝食をとることにします。
 朝から何も食べていなかったので、というかここで朝食タイムの時間を取るのを想定して先ほどの駅で下車したというのは言い過ぎで、単に人吉駅よりもインターに近いからです。

 私が入店するのと入れ違いで母娘2人が出て行ったので、店内は私1人の貸切でした。
 田舎のモスバで平日の午前中とあれば、こんな感じでしょうか、よくやっていけると不思議に思います。

 モスバから歩いて8分ほどで、人吉インターのバス停に着きます。
 今日から年末年始をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが始まっており、大きな荷物を抱えた人々が福岡方面のバスから降りてきます。

 10:54 定刻に新八代行のB&Sみやざき402号がやってきました。
 他社との共同運行ですが、この便はJR九州が担当している便です。

 JR九州の高速バスには初めて乗ります。
 大きな荷物の出し入れで手間取って3分遅れで出発しましたが、全然許容範囲。

 乗るときのチェックで「どこでも空いてる席に座って下さい。」と運転手から言われ、意味が分からなかったのですが、乗ってみて理解。
 なんと実際には半分程度しか乗っていません。おそらく予約用の分と途中バス停から予約なしで乗ってくる乗客用に一定数の未予約枠を設けてるために起こる現象と思われます。おかげで一番前の席に乗れました。

 バスは渋滞もなく3分の遅れも吸収して定刻に新八代駅に到着。あっという間の37分間でした。
 肥薩線経由の特急だと倍近い65分かかるので、正直勝負にならないかも知れませんが、人吉-熊本で乗り換えなしなら鉄道に勝ち目もあります。

 新八代駅は既に門松が立っており、お正月を迎える準備が整っていました。
 こうして帰省客をふるさとに迎えるおもてなしはいいですね。

 .1ヶ所寄り道して帰路
 新八代に着いたらあとは小倉までは鹿児島本線を上るだけですが、2時間ほどの時間の余裕があるので、もう1ヶ所だけ寄り道することにします。残念ながら天気が晴れていない(一応うっすらと太陽が見えてる程度)ので、パッとした映像の期待はできないので、新規の撮影場所の確認をすることにしました。
 新八代から普通列車を熊本で乗り継いで3つめ辺りにある西里で下車。この駅は何度か降りたことがありますが、いつもは北側へ行っていたのですが、今回は南側へ行ってみることに。

 ちょうど築堤上を走ってくる下り列車をビデオでパンしながらほぼ180度近く追える場所があります。
 残念ながら線路脇の枯れ草などがあるので、こうやって静止の画像・写真で見る分にはあまり見栄えは良くはないのですが、動きを追うにはいい場所です。問題は天気でしたが。
 ここで1時間近く潰して鳥栖行の普通に乗ります。

 大牟田で快速に乗り換える時間を利用して遅い昼食を購入のため一旦改札を出ます。
 この駅も門松が立っていました。JRが負担してるのか、街の顔なので地元が負担しているのか分かりませんが、駅の正面に出していて夜間にいたずらとかされないものかと思います。

 快速電車の車内から見たスペワ。
 いよいよ閉演まで3日とあって、駐車場は奥のほうまで車が埋まっていました。さよならスペワ。1回しか行かなかったけど。

 小倉からは鉄道を使わず、夜行の阪九フェリーで神戸経由で帰ります。
 もう完全にこのルートが定着してる感すらあります。

 今回使用した切符類は前記事で掲載した「おれんじ18きっぷ」とこの「青春18きっぷ」それに高速バスと往路の名門大洋フェリーはチケットレスのため紙の乗車券類は無しでした。
 交通費はざっと、 青春18切符4回分=9,480円 + おれんじ18きっぷ=2,060円 + JR高速バス=1,390円 +フェリー往復(5,010+7,080)=12,090円 合計 25,020円 でした。高いか安いか微妙です。

 次は正月明けにどこかへ行くか?
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快晴の日向路でななつ星など

2017-12-30 |  出撃 at 九州地方
 山口・熊本と天気予報が見事に外れて惨憺たる撃沈に終わった現地1・2日目でしたが、実は昨日も宮崎県だけは天気予報通りの晴天でした。そして今回現地3日目に宮崎県を訪れます。
 今回の目的は何と言っても、9月の台風被害で不通となっていた日豊本線 佐伯-市棚間の復旧を受けて、先週から走り出したクルーズトレイン ななつ星をまだ撮っていない宮崎県内で撮ろうというものです。
 宮崎県内で撮影できるチャンスは3回あるのですが、最初の美々津付近では今の時期は夜明け前になるので、実質2ヶ所のみとなります。もし2ヶ所目が特急停車駅に近い場所であれば、特急〔きりしま〕を使って追っかければ、隼人からの回送列車を狙うこともできるので、夏場だと合計4ヶ所で撮影が可能です。
 今回は1ヶ所目は川南-高鍋の橋りょうで、2ヶ所目は田野-青井岳の鉄橋で撮ることにします。

 .念願のななつ星を川南-高鍋の橋りょうで狙う
 ななつ星が運転を開始した時から1度は撮ってみたかったのが、宮崎県内では最も有名な場所の1つである、川南-高鍋間の小丸川橋りょうですが、旧来からのお立ち台の所に老人ホームが立ってしまい、苦しい撮影環境になって撮影者も激減してしまいました。
 私はもう望遠で圧縮する撮り方は原則しないので、サイドから狙えるこの橋でのななつ星は1度撮っておきたかったのです。

 宮崎7:14発の延岡行に乗って高鍋で下車します。
 前回は車で来たので、列車で下車するのはかなりの年数が経ってます。

 高鍋駅。
 朝の雲も取れて、快晴の天気になりました。今日は期待できます。しかし放射冷却で寒い寒い。

 駅から北へ4分ほどで踏切を渡ります。
 踏切北側に見える建物が老人ホームで、これが建った事により、従来のお立ち台に立てなくなりました。また撮影者に対する私有地内立入禁止の掲示もあったのですが、今回見たところ、その掲示はなくなっていました。
 この場所では撮らないので、そのまま海に出て、海岸を北へ歩いて、10分程で小丸川の河口に出ます。

 8:26 上りの特急にちりん6号が上がっていきます。
 この時間はまだ影が長くて画面内に入り込みそうでした。また露出補正をしていなかったのでオーバー気味に写ってしまいました。その後日が高くなって、影も短くなり、明るさも十分出てきたので、補正なしでいけるようになりました。

 9:10 速度を落としてゆっくりと小丸川を渡るななつ星を捉えることができました。一眼レフは持ってきていないので、サブ機の4Kコンデジ動画からの切り出し画像です。
 快晴で最高のコンディション、3日目でようやく特撮も行なえモヤモヤも晴れましたが、急いで機材を片付けて駅へ戻ります。

 .田野-青井岳の鉄橋で2発目を撮る
 1発目を無事ピーカンで撮り終えて、2ヶ所目に向かうのですが、列車+歩き移動なので、次の撮影場所が駅から少し時間が掛かる場所なため、高鍋を9:30の普通かその後の特急に乗る必要があり、ゆっくりはできず、先を急ぎます。

 9:30 宮崎方面の下り宮崎空港行の電車に乗ります。
 この電車は713系で運用されているので、時間があったらまた撮っときたいですね。

 宮崎で西都城行きの気動車に乗り換えて、次の南宮崎でななつ星に追いつきます。
 十分駅撮りできるようなので、駅撮りしたい場合は南宮崎で乗り換えた方がいいでしょう。

 11:38 踏切障害で20分遅れて田野駅に到着。
 私の乗った列車の後続の特急が、日向住吉近くの踏切で遮断竿が折られて現地で30分程度停まったため、連絡の特急や行き違い列車を含め、軒並み20分程度遅れました。昨日は人身事故で止まってたようですし。

 田野駅を後にして撮影地へ急ぎます。地図上での計算は25分ですが、実際にはもう少し掛かるかも知れないので予断を許しません。以前は車で来たのですが、今回は歩きます。

 12:16 ななつ星の1本前を走る下り普通列車は約5分遅れで通過して行きました。
 ななつ星の通過時間までは10分ちょっと、はたして定刻で来るか?

 12:35 定刻より7分遅れでななつ星がやって来ました。
 この鉄橋は下り列車の正面が北西に向いているので、この時間帯は正面は黒潰れしてしまいますが、冬場の低い太陽を車体が反射してキラリと光る期待をして立ったのですが、どうでしたでしょう?
 これで2ヶ所目の撮影も絶好の撮影日和の中、撮れました。

 .ななつ星撮影後は国鉄気動車三昧の半日
 田野駅に戻ってきたのですが、次の列車は13:10の西都城行きですが、この列車に乗っても、西都城から先の列車が2時間近く開いてしまい、特急を使って追っかけても、隼人以西での撮影は不可なため、これでジ・エンド。
 さて、このあとどうしようか? 明日(12/28)は最終日なので、夕方までに小倉に帰らなければならず、今日中に南九州を出た方がよいので、考えた結果

 そう、吉都線の列車に乗ることにしました。
 都城→吉松→人吉→八代 と乗り継いで取りあえず今日中に熊本県まで入ります。最終の博多行電車に乗り継げます。

 吉都線に乗るのは直ぐには記録が出せないほど前に乗ったきりです。
 ひょっとしたら20年以上ぶりかも。
 キハ40の単行に高校生が半数程度乗って出発を待ちます。
 都城14:12発の吉松行は来春のダイヤ改正で1日3本削減される列車のうちの1本。こんなに乗ってるのに。

 都城を出て大きくカーブした列車は北に進路を取ります。
 車窓左手には霧島山が見えてきます。真ん中の尖ったのが韓国岳かな?

 途中の小林で半分程度が降りて、その後も駅ごとに2・3人ずつ降りていきました。
 えびの飯野で5人ぐらい降りて車内はもう10人ほどに。
 飯野と言えば、先月末に阪九フェリーに乗った時に、飯野中学と一緒だったのを思い出します。

 列車はさらに進んで、えびの市西部へ。
 大学時代に、合宿免許で半月ほど住んでいた(実際には川を挟んだ対岸の鹿児島県側でしたが)ので、この界隈を自転車で回っていたころからの景色や、可愛い店員さんがいた京町の寿屋へよく行った(その後10年程で閉店となったようです)ことなど、30年の時を経てかすかに甦ります。

 合宿免許時代の思い出に浸ること僅か10分ほどで終点の吉松に到着。
 肥薩線の人吉行まで2時間40分あるので、1駅隼人寄りの栗野へ行きます。

 栗野駅から吉松方に15分ほど歩いた所に川内川を渡る列車を俯瞰できるポイントを4年前に車窓から発見していて、是非訪れたいと思っていたので、ちょうどよい機会となりました。
 車内から見たときの記憶ほど、実際には高くはありませんでした。
 なお栗野には高校時代に山野線の乗車と、さきの合宿免許時代に吉松から自転車で栗野まできていて、約30年ぶりの訪問となります。

 栗野からまた吉松に戻り、上り列車まで1時間ほど待ちます。
 シーズン中の昼間なら駅弁を売ってるのですが、シーズンオフの夕方なので、何もありません。国道沿いのローソンまで徒歩10分、寒いし畳のある暖かい駅の待合室で待ちます。

 静かな佇まいの駅も18時前後になると3方向から列車が集まってきて、一気にエンジン音で賑やかになります。但し乗客の数はせいぜい合わせて20人ぐらいと寂しいです。

 右から都城行(2両)・隼人行(2両)・人吉行(1両)の3本の列車全てが国鉄キハ40系であたり前のように並ぶという国鉄車両率100%の吉松駅のホームに立つと、JR九州発足時の1990年頃を彷彿させます。
 昔は九州各地でこのような風景が見られたのです。
 山越えの単行気動車には乗客4名を乗せて人吉まで、もちろん全員が人吉まで乗ります。外は真っ暗なのと、暖かい国鉄気動車の心地良さでもう爆睡です。幸せな空間を4人でシェア。

 19:19 人吉に到着、この列車はこのまま 19:38発の八代行となります。
 私以外の3人は全て降りて、車内は私1人だけとなってしまいました。

 時間があるので駅前に出てきました。
 google map のデータでは20時まで営業と書いてある弁当店も既にシャッターが降りて真っ暗、どう見ても20時まで営業じゃない、この人の少なさでこんな時間に駅弁が売れるわけがないから、どうせ閉まってるだろと思ったとおりでした。
 列車内に戻ると男子中学生と女子高校生が1名ずつ乗っており、計3名で人吉を出発。

 男子中学生は程なく渡で下車し、残った女子高生と私の2人だけの空間に酔いしれるようと思った矢先、2駅先の一勝地で降りていきました。

 ♪ ひとり~ ひとり~ おれもひとり~
 八代までの約1時間を私1人で車両貸切で過ごす、ある意味贅沢な空間でした。

 20:55 八代に到着。
 このまま乗り換えたら、熊本・鳥栖・日付が変わって終電で博多まで行けるのですが、今夜は八代で滞泊することにしました。

 なお吉松駅に到着した時に知ったのですが、ななつ星が途中で車両故障を起こして動けなくなっているようで、日豊本線が西都城-国分間で大幅に遅れていました。都城から吉都線に乗っていて正解でした。隼人経由で肥薩線に入るべく、続けて下っていたら足止めされて八代まで辿りつけなかったことでしょう。ななつ星は鹿児島のDE10が救援に向かい、2時間遅れで動き出したようです。

 最終日(12/28)につづく
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不知火海の美しい景色が台無しに

2017-12-28 |  出撃 at 九州地方
 .肥薩おれんじ鉄道へ
 昨日25日は北西の強い季節風が吹き付けて流れる雲に撃沈した山陰本線での瑞風撮影などで山口県内に出撃したのですが、26日は今回の本来の目的である南九州へ足を伸ばす旅程に入ります。
 小倉を17時台に出て、ひたすら下って行くのですが、どうせ朝は夜明けが最も遅い時期なので、熊本で滞泊し、八代を朝7時台の肥薩おれんじ鉄道で南下しながら撮影します。
 今日は天気予報も1日中晴れの予報だし、低気圧の影響もそんなに受けないだろうと期待します。

 八代駅に着いた7時半過ぎにようやく夜が明けてきたのですが、おいおい曇ってるじゃないか!まーた天気予報が外れています。今日も景色のいい海沿いで撮るのに、これは困ります。
 右側の黄色い看板がおれんじ鉄道の駅舎です。

 朝の7時台ですが、待合室に数人がいるだけで、地元の人たちばかりの感じです。
 昨日ほどではないもののやや強めの風が吹いていて、今日も天気はダメかも知れません。

 今回の旅では私鉄はあまり使わないため、旅名人の満喫きっぷは使わずに、肥薩おれんじ鉄道区間のみこのおれんじ18きっぷで抜けます。

 下り7:58発の折り返し6121Dになる八代止まりの列車が入線してきました。
 この列車は2両編成なのですが、八代で1両切り離して単行で下ってゆきます。

 一見キハ120関西線色っぽい感じの車両は、甑島のキャンペーンのラッピングが施された車両です。
 この列車にのって鹿児島県との県境の駅である袋まで約75分の道のりです。

 八代を出た時は半分程度座席が埋まっていたのですが、日奈久で10人位と佐敷で数人降りたら、車内はガラガラになり、途中から乗ってきたバカップルも新水俣で降りると、車内は数える程の人数になりました。平日の午前中だからこんなものでしょうね。

 女性の運転士でしたが、ブレーキのフィニッシュがきつく、ワンハンドル式の恩恵に頼ったような荒っぽいめの運転ですが、これが自動空気ブレーキなら正確な停目に停まれていないかもといわんばかりというのは少々酷か。

 9:12 列車は定刻に袋に到着。
 乗り降りしたのはもちろん、私1人だけです。

 久しぶりに降りた袋駅。前回降りたのは確か2012年なので5年ぶり。
 国鉄時代にカプセル型駅舎として、西日本各地に建てられた駅舎が九州のローカル線でまだ残っています。

 .不知火海をバックにした撮影地の惨状
 袋駅で降りたのは、袋ー米ノ津間で不知火海をバックに走る、おれんじ鉄道と九州新幹線の撮影地があり、私が開設している鉄道撮影地メモに読者の方からひどい状態だと投稿があったので、現地確認方々訪れたものです。

 袋駅前から国道3号を鹿児島方面に向かって歩くこと約15分で肥後と薩摩の国境を越えます。
 歩いて鹿児島県入りです。この県境を越えてすぐの交差点を山側に入っていきます。

 歩いて数分ぐらいで、新幹線の線路が見えてきますが、この場所はあまり撮影には向いていないかも知れません。
 望遠でどアップなら何とか見れるかも。さらに山道を上がって行きます。

 サミットを超えて視界が広がると、見えてきました。
 あああぁぁぁ。
 コンクリートの橋脚が、立ってる立ってる。

 少し下ってきて、新幹線の定番ポイントに立ちます。
 立ち並ぶ橋脚だけでも酷いもんですが、その上に道路橋が横たわるのですから、完成後にはかなり見通しが塞がれてしまいます。

 10:11 少し待って、九州新幹線の上り列車を撮ります。
 一応撮れるには撮れますが、うーん何ともやりきれない感じです。
 もうおれんじ鉄道の築堤は完全に高架道路の橋脚に阻まれて、ブツ切り状態です。

 おれんじ鉄道の写真はもう撮れないので、山から下りてきました。
 国道にあるバス停へ下りてくる途中に工事現場を見ることが出来ますが、何でこの場所に作ったのかねぇ。他にもっといい場所は無かったものかと怒りを通り越して悲しみすら覚えます。

 国道に下りてきた所にちょうどバス停があるので、ここから出水駅まではバスで移動します。
 おれんじ鉄道の列車の時間がちょうど開いているのですが、上手い具合にその間隙にバスの便があります。なお土休日はバスの本数が大幅に減るので注意。

 .東シナ海をバックにした撮影ポイントへ
 おれんじ鉄道のもう1つの定番撮影ポイントとして、薩摩大川-西方間のカーブがありますが、ここも撮り難くなったと聞いたので確認に行きます。

 出水で再びおれんじ鉄道の列車に乗って、西方で下車します。
 こちらも5年ぶりの訪問です。さてどうなってるかな?

 駅を降りて北へ歩き始めたら、いきなり踏切が鳴り出して、えぇ、こんな時間に列車なんか無いはずだがと思いつつ、慌ててカメラを構えて撮影。
 試運転列車のようです。それにしても暗い。

 まずはこの定番ポイントに来ました。
 この写真は並行する道路から撮ったのですが、以前来た時は東側の段上に登って撮ったのですが、南側の上がっていく所は私有地として塞がれており、正面アタックで登るしかなさそうです。
 さらにサイドから狙う場所は線路と道路の間にある木(上の写真の右側の草木)が成長して足回りがほぼ邪魔になっていて、サイドからはほぼ絶望でした。

 定番ポイントの北側からのアングル。
 ここは以前と特に変化はなさそうです。以前は最大11両編成の特急つばめが通っていたのですが、今は旅客列車は2両しかないので、後ろが切れる心配もありません。

 おまけですが、こういうアングルもあります。
 ただ、下の岩場に流れ着いたゴミなどが結構写ってしまうようで、今ひとつの感じでしょうか? 架線柱や継電器も入ってしまうし。

 .鹿児島経由で宮崎へ抜ける
 2箇所で撮影した後、今夜の滞泊地である宮崎へ向かうのですが、まだ少し時間があるので、もう1箇所撮影してみることにします。

 川内の1つ手前の上川内で下車します。
 ここで降りたのは475系717系が現役で走っていた頃なので、15年ぶりくらいでしょうか?

 上川内-川内間の鉄橋はトラス型鉄橋なので、上川内の北側にある鉄橋に行ってみましたが、河川敷の草木が伸びていて、3両ぐらいが限度でしょうか?
 1本だけ撮って駅へ戻りました。

 川内から再びJR九州の電車に乗り換えて鹿児島中央に到着。
 鹿児島に来るのは2013年夏に肥薩線回りで来て以来の4年ぶり、何か変わってるかな?

 表玄関に下りてきました。
 特段変わった感じもなく、冬場の時期だけなのか知りませんが、どこでもやってそうなイルミネーションでライトアップされていました。

 駅前に出たらやっぱりこの場所に佇みたくなるのは鉄っちゃんの性でしょうか。
 鹿児島市電を見て少しの時間を過ごします。以前は2100型の復刻塗装しかいなかったのですが、今回は旧型車の復刻塗装も見られました。

 鹿児島中央18:46発の延岡行きに乗車し、3時間程乗って宮崎に到着しました。
 ホント2日連続で天気予報が外れてクソみたいな天候でした。明日そこは天気予報通りに晴天であることを願い。

 
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鉄道より快適な船で再度九州へ

2017-12-25 |  出撃 at 九州地方
 .鉄道ファンの鉄道離れ?
 今月初旬にスペワやサロンカーあさかぜ撮影のために山口・北九州へ行ったばかりですが、年末の休みとして再度九州へ行くことにしました。
 これまでなら12月初旬に赤い青春18きっぷを2~3枚買ってきて、18期間に入ると毎週のように出掛けていたのですが、赤券がなくなった事や撮るものが減ってきたので出撃回数も大きく減らしています。
 今回は南九州方面まで足を伸ばそうかと思い、年休を2日取って5泊6日の旅としました。1日目は当直明けなので昼から出て大阪14時の新快速で下って行くのですが、ダイヤ改悪で長距離鈍行の下関行きに接続出来なくなってからは、必ず新幹線で2駅ほど追いかけないとなりません。そうやって下関行きに乗っても小倉に着くのが日付が変わった0時4分になり、泊まるのは結局小倉駅北口の小汚いネットカフェになるというパターンになるので辟易、それなら値段もトータルで大して変わらないフェリーで行った方が体も楽だし、暖かい食事もとれるので、先を急がないのならフェリーで行くようになりました。
 これまでは主にコスパの関係で、青春18きっぷの無い期間の利用にしてたのですが、もう青春18きっぷ期間中であっても楽なフェリーでいいわとなり、今回は往復共にフェリーを利用することにしました。これにより時間を有効に活用できるようになりましたが、鉄道ファンの鉄道離れの一端を象徴する動きとなるでしょうか。

 .今回は名門大洋フェリーで
 さて今回はいつも利用している阪九フェリーではなく、大阪南港から出る名門大洋フェリーを利用することにしました。これは新門司港着が1便だと5時30分と最も早いので、行動プランによってはこの1便は利用しがいがあります。
 ということで、何年かぶりに大阪南港からフェリーに乗ります。この名門大洋フェリーに乗るのは2回目です。

 大阪南港フェリーターミナルの最寄り駅である、その名も「フェリーターミナル」駅で下車します。

 駅を降りて長い歩道橋を渡るとターミナルが見えてきます。
 前乗った時も今回と同様に今にも雨が降りだしそうな天気でした。

 インターネット決済のため1階のチケット売り場へ下りなくてもよく、歩道橋からそのまま乗船口を通れるのですが、乗船口を通ったら結局一旦地平へ下りて、そこから5階の乗降口まで長いスロープを上がって行かなければならず、この辺りは改善してほしいところです。雨だと濡れるし。

 ようやく息を切らせながら5階まで上がって来ました。
 まぁこの高さまで重油の燃えるニオイを嗅ぎながら上がってくることで、ある種の普段とは違う船旅感を味わえる一面でもありますが。

 大阪南港を17時定時に出港します。
 進行方向が決まったタイプの船なのか、バックで出た後に90度ターンで船首を西へ向けて走り出します。

 クリスマス・イブに悲しみがいっぱい捨てられている大阪南港を後にします。
~間奏~
 空もついにパラパラと泣きだし、泣いたらあかん~泣いたら~

 船内はクリスマスということでツリーなどが飾ってありました。
 日曜の夜とあって土日を関西で楽しんで九州へ帰る家族連れが多く、小さな子供の姿もたくさん見掛けました。船内では九州弁が飛び交っていて、乗ったらもう故郷みたいなもんです。
 それ以上に目立ったのが、「EKIDEN」とロゴの入ったジャージーを着た、見るからに高校生の軍団、それも男女・複数校、何かあったんかいと思ったら、京都で全国高校駅伝大会があったんですね。
 ボランティアと思われる企業の陸上部らしきオッサン達もおりました。どこが勝ったのか興味ないけど。

 大阪南港から西へ向かうルートの場合は、神戸のかなり沖合いを通るので、ちょうど話題になっている世界一大きい?クリスマスツリーを見ようかと思ったのですが、雨にも煙って神戸の港すらほとんど見えませんでした。
 18:10 明石海峡大橋を通過、この辺まで来ると神戸港発のルートとほぼ同じ場所を走ります。狭くて危ない海域ですからね。

 船旅の楽しみが船内レストランでの食事なのですが、なんと満席により案内停止で待たされることに、大釜のご飯がなくなって炊き直しをしてるとのこと。
 バイキングで取り放題、おかわりし放題なので高校生らが食うわ食うわ。一応90分の時間制限はありますが、運動部の連中なので女子でもおかまいましに食いまくります。
 結局レストランに入れたのは30分後の18:40になりました。色々プレートに取って、おかわりにカレーを食べて餡蜜餅にコーヒーブレイクしてるとあっという間に90分の制限時間になります。
 1便がいいのは運賃がネット決済だと3割引になるのと、夕食バイキングを利用すると朝食が無料になる券をくれることで、こうやってお客さんの心を鷲掴みにしているワケですね。さすが大阪の会社でんな。

 12/23からの3日間はクリスマス・イベントとして、20:30にエントランスホールでお子さんにお菓子が配られました。大きなお友達にはありません。
         

 今回乗った客室は2等ツーリストタイプで、カプセルホテルよろしく細長い箱が2段になったのが1室に5列20名となっていて、カプセルホテルというよりは、かつてのB寝台車のソロのような配置になっています。

 列によって上段同士・下段同士が向かい合わせになり、2人組の旅行者だと並んで取れるのがミソです。
 私は荷物が大きいので下段にしましたが、向いのベッドには誰も来なかったので、楽々空間を占拠できました。救命胴衣の収納箱の上が大型トートバッグも楽に置けるスペース(荷物を置いて写せば分かりやすかったですね)がありますが、むき出しで置くので金目の物を置くのは心配です。

 寝台は通路側が頭になっていて、頭の上に蛍光灯とこの蛍光灯のスイッチの横にコンセントがあるので、充電も楽に行えます。カプセルホテルだとテレビはあるのですが、コンセントが無いので困ったものでしたが、最近は泊まってないので分かりません。

 1便は早朝に着くため消灯時間も21:30と早く、ベッド室も22時には灯りが消されます。
 バイキングで腹一杯食ってお腹ポンポンなので22時過ぎには爆睡となりました。
         

 翌朝4時半から朝食バイキングが始まりますが、混んでると踏んで20分ほどずらして5時前に行くと、半分位しか人はいませんでした。ゆったり滞在プランで朝食を遅くずらしてる人が結構いるのかも。パンは女の子サイズなので、しっかりお代わりして、日中の歩き撮影に備えます。

 5:30 定刻に新門司港に到着したのですが、強風のため慎重に接岸したので下船開始が少し遅れました。

 下船後はターミナル前で待機している送迎バスに乗り込みます。
 大勢の高校生がいるのでバスに乗れるのか懸念してましたが、どうやら別の貸切バスで行くのか、一般客を半分程度乗せただけで発車しました。
 写真には隠れていますが、送迎バスの右側後ろに熊本行きの高速バスも待機していました。
 送迎バスはこれも最近のパターンである門司駅で降りてJRの駅へ向かいました。
 時間さえ合えば快適なフェリーを利用する機会が増えるとなると、鉄道ファンの私ですら、今後は鉄道離れが進んでしまいそうです。
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おもしろ道路標識

2017-12-04 |  出撃 at 九州地方

 こういう道路標識があると、思わず撮りたくなること間違いないでしょう。
 スペワの園内にある宇宙人向け?の道路(というか空路かも知れません)標識の幾つかですが、このように遊び心のきいたのが街中に1つや2つあってもいいと思いますね。道交法の関係で残念ながら公道上には設置は出来ませんが。
 ネタとしては十分な価値のある標識です。
 左上の金星人のやつ以外は普通に道路標識にあるタイプの色と形なので、一瞬見間違えてしまい・・・ませんね。右下のやつなんかは錆が垂れててリアルです。多分設置から27年経ってるんでしょうね。

 他にも園内にはこういった柵に注意書きのプレートが貼り付けられているので、こういうのを探すのも楽しいものです。
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さよならスペースワールド

2017-12-02 |  出撃 at 九州地方
 ポートピア・つくば博覧会の成功に続き、リゾート法の施行も後押しする形で、全国各地に次々と大型テーマパークが開園していった1980年代の終わりに建設され、バブル最盛期の1990年4月に珍しい宇宙をテーマとした、その名も「スペースワールド」が北九州市の八幡製鉄所遊休地にオープン。スペースシャトルの実物大模型がそびえ立つ姿は北九州市のシンボル的存在にもなりました。
 バブル崩壊後もある程度の入場者数を維持してきましたが、やがて頭打ちになり、巨額の赤字を抱えて新日鉄から別会社に営業譲渡されました。その後巻き返しを図って昨年は最高益を出した矢先に突然の閉園発表。新日鉄との借地を巡る交渉決裂という噂ですが、最高益を上げたことで、借地料を大幅に上げてきてブチ切れたんでしょうか?その辺はよく分かりません。

 1.行け(か)なかった26年間
 私も一度行こうと思って90年代の初めに、山口県在住のお友達とのデートコースで提案したんですが「あんまり面白くないらしいよ。」の一言でボツになった経緯があり、結局その後は北九州へ行くことはあっても、廃止になる車両などの撮影で忙しくて、ここまで至ってきました。
 さて前置きが長くなりましたが、いよいよ12月いっぱいで閉園ということで、たまたま下関へサロンカーなにわを使った偽あさかぜ号が走るので、それの撮影も兼ねて行くことにしました。
 10月の3連休の時に快速電車の中からみた光景は、ゲートからの長蛇の列で、最後の1ヶ月だから平日でも混んでるかも知れないので開園前に並ばずに10時ちょっと過ぎに着くようにしました。

 いよいよスペースワールド駅に着くので感慨深く車窓を見ていると思わぬサプライズ。
 ここの線路を走る列車を見たのは2回目、機関車が新しくなっていました。前の機関車はもう退いたのでしょうか?

 こちらがおなじみの電車から見た風景。
 天気予報は朝から1日晴れの予報でしたが、冬型の気候で雲がどんどん流れてきます。

 スペースワールド駅で下車。
 実はこの駅では以前に1度下車したことがあるので、今回が初下車ではありません。

 撮っておきたいのが、この駅名票。
 閉園後はどうなるのかわかりませんが、取りあえず押さえておきましょう。
 駅名票は吊り下げ式のみで、中央に2枚あるだけです。他に柱に白いプラスチックのプレートもありますが、あんまり見栄えは良くありません。

 改札口に下りてきました。
 言っておきますが、早朝とかじゃないですよ。午前10時です。誰~も居ません。まさか休園日?と思わんばかりです。

 駅を出て歩道橋を渡るとシャトルがどんどん近くなってきます。
 私の前にようやく2組の母子連れグループがやってきて、休園日ではないのは確信できました。

 2.いよいよ入園

 正面ゲートを見下ろす歩道橋からの俯瞰。
 入場券を買う人の列は、数人程度。

 「27年間ありがとう」の壁絵。
 何かで聞いたフレーズだと思ったら、100系新幹線が山陽新幹線から引退する時に山口県内で掲げられていたのとくしくも同じフレーズです。

 いよいよチケット売場へ。
 フリーパスを買おうか悩みましたが、寒風吹きさらすクソ寒い日にジェットコースターなんかに乗ったら完全に風邪ひいてしまうので、入園券のみ購入しその都度必要分のアトラクションチケットを買うことにしました。

 こちらが只の入園券。フリーパスはオレンジ色で目立つ色ですが、こちらは寒々しい青色です。
 入園券と一緒に簡易な園内ガイドも配布され、それを見ながら園内を回ります。

 ゲート前ではフリーパスで入場する人には手首に輪っかを巻いてくれるのですが、只の入園券の私は何もなく半券をもぎ取られて中に入ります。

 ゲートから真っ直ぐ進むと正面にファイナルのモニュメントがあり、名残惜しの市民の人たちでしょうか、記念撮影をしていました。

 園内入って右手に進むとスペースシャトルのある所に行けるのですが、至近距離までは行けないようです。
 手前の所では何やら工事も行われているようです。
 凄い音を立てて走るヴィーナスGPというコースターは2編成あるうちの1編成は試運転中ですとして、1日中お客を乗せずにカラで走っていました。

 反時計回りに進んで最初に入ったのが宇宙博物館。

 館内には宇宙船のジェットエンジンや鋼体の一部が保存されています。

 この辺が本来のテーマパークとしての目的の一つを担っている場所であります。

 エントランスにはこの博物館を訪れた内外の歴代宇宙飛行士の手形レリーフが飾ってあり、この博物館が誇るべき展示です。

 またスミソニアン博物館からの期待を寄せた奨励状?とでもいうのでしょうか、と並べて閉園寄せての宇宙開発事業団からの書面も展示されていました。

 また別の建物に月の石、いん石ならぬいん鉄が展示されています。

 3.映像系シアターを見る
 園内には幾つかの映像系シアターがあるので、まずそれらを見て廻ることにしましょう。
 その中でも1日に3~4回しか上映しないIMAXシアターがあるので、午前中にこれを見ておきます。今までいた宇宙博物館とは正反対の側にあるので、園内を横断する形で歩いていきます。

 途中に見えてきたのが複数のアトラクションが同居しているスペースドーム。
 てっぺんの所が錆びています。これも味というやつでしょうか。

 しばらく進むと見えてきたのが、巨大スクリーンを擁するギャラクシーシアター。
 誰も並んでいません。大丈夫かな?

 民間の映画館が既にデジタルIMAXに変わっているなかで、今でも全国に数か所残っているフィルム式IMAXシアターの1つがここの劇場である。

 国内はもちろん、世界でも指折りの大きさを持つ、こちらのスクリーン。
 デジタル式のシネコンだと、どうしても縦が短いから、この大きさは圧巻です。
 最初の12分間でスペワのCMを延々とやり、その後にメインのドキュメンタリーが40分間あります。
 フィルム式の映像が更新されていないのか、結構中身としては古い作品でした。子供には少々難しい内容です。

 続いてやってきたのが、4Dヴィジョン・ポップステラという劇場。
 ここで流れていたのはBBC制作の森の中のリスの戦いを描いたもので、何が4Dかというと、3D映像+動物の激しい動きに伴って風や水しぶきが掛かるという仕組み。こちらは子供でも楽しめそうな内容です。

 昼食をはさんで午後にまいりましょう。

 映像系の最後が3Dプラネタリウム館。
 やはりプラネタリウムであれば敷居が低いのでしょうか、先ほどの2つに比べて、こちらは結構な行列で、14:30からの回は満席になりました。

 博覧会でのシアターと同じように前室があって、プレイベントこそありませんが、内容的にも最も新しいものでした。
 天空の星なので映像の多くが白黒のCG画像ですが、普段教養の無い人も、ここでたっぷり教養を得た感に浸れます。

 4.見て踊って楽しいライブショー
 3Dプラネタリウムが終わって次に向かったのが、15時から開始のキャラクターたちによる歌と踊りのライブショー。

 この日は15時開始でしたが、17時開始の日や、ショーが無い日もあるので、平日で訪問してショーがあったのでラッキーでした。

 大人から子供まで楽しめるショーで、音楽はおなじみのアメリカンポップス・映画音楽が中心です。
 キャラクターの他に踊りのお姉さんたちと、ピンクのウィッグを被った賑やかしの兄ちゃんが交互で出て盛り上げます。

 演奏がちゃんと生演奏で行っているのもいいところで、全演目が終わったあとに、バンドだけでの挨拶もあるのがちょっと感激しますよ。

 PA・ミキサーを操るお姉さんも間近で見られます。オマケショット。
 ぜひ予定をチェックして見ておきたいショーです。

 5.園内点描
 先ほどのショーで踊っていたキャラクターですが、他の時間では園内を回って、お客さんとの記念写真に応じています。

 こちらはアンパンマンに登場してきそうなキャラクター。その名もアントントン、アント=蟻のキャラクターだそうです。

 こちらはバロンバーロックという、悪の親玉のキャラクターで、昔居たオリックスの八カセみたいな色使いで、あーあ小さいお嬢ちゃんが泣き出してしまいました。

 こちらは園内の所々で待機というか放置されている乗り物で、お金を入れると一定時間背中に乗って移動することができ、時間がきたらその場所で止まるので、そこでお客さんは放置。次に見つけた人がまたお金を入れて動かすみたいな自由気ままな乗り物です。

 これは何でしよう? かつて何かのアトラクショで使われていて、終了したまま残っている建物のようです。
 同様に土休日のみ開演するお化け屋敷なんかも平日だったので閉じたまま殺風景でした。

 こちらはイベント広場で、何やら組み立てをしている様子。
 閉園日が近づいていますが、まだまだ最後の日に向けて工事が行われていて、目の当たりにできるのがここらしくていいですね。
 普通の遊園地だったら、こういった風景は覆いで隠すのが通常ですが。

 こちらが座席が限りなく剥き出しに近い状態で高さ60m・最大時速115km/hで疾走するタイタンMAXですが、重装備な私には、乗れと言われても難しい。
 このクソ寒いのに、みんな我慢して乗っていました。まぁ風邪ひいても土日ゆっくり休めばいいのか、自分はそうはいきませんので。

 こういった大道芸人によるパフォーマンスもありました。
 バーテンダー世界大会で3位にも入った事がある増田タカノリという人で、ピンで回っているそうですが、こういう人のギャラはどういう仕組みになっているか分かりません。

 一通り見回って、早や夕方5時。小さい子ども連れのお客さんたちも次々帰宅の途に就き、園内も消えそうな夕日の中、寂しさが倍増してきたので、この辺で私も失礼することとし、最後にグッズを購入して園をあとにしました。今回ジェットコースターなどには乗りませんでしたが、全ての展示を見てさらにコースター類まで乗るとなると、待ち時間も含めてたっぷり夜まで掛かります。

 27年間ありがとうで終わってしまうには勿体ない施設や宇宙関連の資料などがあります。「赤字が理由じゃない」と言っていたように、賃貸借による合意が決裂で閉園に至るなら、運営会社と新日鉄との仲を取り持つコーディネーターがいなかったのでしょうか? 運営会社は存続するのなら、名前や内容を変えて同じ場所で違った形での遊園地としてオープンするのかも知れませんね。
 以上スペースワールド訪問記でした。  次回の記事はあの列車の撮影について。
 
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2ヶ月ぶりに九州へ 船旅

2017-12-01 |  出撃 at 九州地方
 10月上旬に西鉄の撮影に出掛けて以来、およそ2ヶ月ぶりの遠征で、しかもまたまた阪九フェリーで神戸から北九州へ乗り込みます。今回は何をしに?
 だいたい分かると思います。


 最近何度も使うようになった六甲アイランドフェリー乗り場、青春18きっぷ期間外では抜群のコストパフォーマンスで、しかも快適な船の旅に慣れたら、乞食きっぷによる地獄旅には戻れなく・・・いや、多分戻れます。

 切符を買った時に何やら紙片を渡されました。
 なになに、船内レストランが都合により、いつもより1時間遅い19時30分の営業開始って?
 何か昼間に間合い運用でレストランを使ったクルーズでもやって、夕方からの準備に間に合わないのでしょうか?
 食堂の利用開始が1時間遅れますという割には、一般客の乗船開始が普段より10分早い17:20に始まりました。どういうこと?
 その答えは乗船してすぐに分かりました。

 そう、修学旅行の団体が乗っていたのです。それも3校も。(写真では2校しか写ってませんが、実際は松浦市立志佐中学校も乗り合わせていて、中学校ばかり3校です。一番右は私が入った自由席のJ室)
 飯野といえば、大学4年の時に合宿免許でえびの市に滞在していたので、飯野界隈も自転車で回った事があり、地元の女子高生の○○ちゃん・・・以下省略、愛野といえば、島原鉄道の撮影で訪れて馴染みのある場所で、松浦市・・・こちらは馴染みがありません。
 私が入った部屋の隣から、宮崎県の中学校が3部屋、反対側の左舷に2校が部屋を取っていました。
 となると3つの中学校ばかりで2等大部屋をかなり占領していましたが、彼ら以外に団体客はなく、どこやらの国の人達がいないので、すこぶる快適でした。

 こちらが私が入ったJ室、完全に貸切でした。
 一応出港時刻の18時30分までは部屋の扉を開けていましたが、結局誰も入って来なかったので、出港後は直ぐに閉めて占領。

 船は定刻より3分早い18時27分に出港しました。
 定刻より遅れるケースはあっても、早く出るのは珍しいですね。恐らく予約した客が全て乗って、出札カウンターにも誰も来ないから早く出したのでしょう。

 いつもなら出港後は程なくしてレストランに
行くのですが、今日は修学旅行生の団体で出港時から貸切になっているので、子供たちが食事を終えるまで一般客は待ちます。
 結局窓側のカウンター席が空いているので、中央のホールに中学生を入れたままで窓際席に入れる形にして30分前倒しで19時過ぎには一般客もレストランに入れました。バランス云々言わんで。

 22時になると2等客室は消灯。
 私1人だけで部屋を占領するのは気持ちいいのですが、こうやって明かりが消えてしまうと少々不気味な感じがあります。
 しかも送風口からの風が強くて寒いので、片側を完全に締め切って見たものの、夜中に何度か目覚めた時には寒さを感じえませんでした。

 デッキへの扉には、修学旅行生の事故対策として外出禁止の張り紙が各所にしてありました。
 ありゃりゃ、これではせっかくの告白タイムの場所が・・・或いは「夕飯終わったら、デッキへ出てこいや!」的なことになるのを恐れて外出禁止措置にしてるんでしょうね。でも今日乗ってる学生たちは非常に大人しくて行儀がよいです。
 まぁ今日はさすがに寒風が吹き付けているので、大人も含めて誰も外へは出ていませんでした。中国人なら出てたかも知れませんが今日は乗ってなかったのでそういうのも見られません。

 夜明け目前の6時50分に港に入り、定刻より3分早い6時57分に着岸しました。
 神戸港を出港したのも3分早かったので、まるで計ったかのような感じです。

 フェリーターミナル前には普段の日なら西鉄の送迎バスが1台ポツンと停まっている(連休期間は増車あり)のですが、今日は修学旅行生の到着を待つ地元のバス会社のバスで埋まっていました。
 右から東肥観光・島原鉄道・宮崎交通がそれぞれ2台ずつの計6台。
 ということは各学校ともに80人位、つまり2クラスずつということでしょうか。学生たちは一般客の下船が完了した後の7:15に下船となるとのことでしたが、フライングで数名の女生徒たちが降りてきたところで連絡バスは発車。

 激混みだった10月の連休時と違って、連絡バスには数名しか乗っておらず、こんなに乗っていないのも初めてでした。
 シーズンオフでも結構ジジババの小団体がいて、この連絡バスもそれなりに乗っているのですが、今日は修学旅行の団体様の予約が入っているので他の団体をシャットアウトしたのかも知れませんね。さすが修学旅行最強です。
 私が中学生の時の修学旅行は九州でしたが、8クラス340人もいたのでフェリーなどは使えず、貸切の新幹線に2校で乗り合わせて九州まで往復しました。地元神戸に港が有るのですが。

 さて連絡バスは45分かかって小倉駅に到着。
 いつもは先を急ぐので小倉まてまは乗らずに門司駅前で下車して早々にJRに乗り換えるのですが、今日は時間に余裕があるので小倉駅まで乗りました。

 さて、今日はある場所へ行くのですが、続きは次の記事で。
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