六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

九州の屋根を1日に2度超える

2023-10-18 |  出撃 at 九州地方
 .怒りが込み上げる第1ランナー
 連日書いています九州のんびり旅の2日目後半になります。
 朝から熊本市電の撮影をして、9時過ぎに熊本駅にやってきて、取り敢えず駅の中のモスバでモーニングとしました。
 まだこれからの行き先を決めていなかったので、ここでゆっくり朝食と休憩がてらに、今日の旅程の計画を立てることにしました。
 長崎方面に行くのはもういいし、肥薩おれんじ鉄道は今の時期はおれんじ18きっぷも売ってなかろう。そうだ、阿蘇方面から大分に抜けよう!
 ということで、豊肥本線を乗り継いで大分方面に行くことにしました。難所の宮地ー豊後竹田間はちょうど昼過ぎに1本普通列車があって、まだ間に合います。

 10:40 ということで、豊肥本線の肥後大津行に乗ります。
 やってきたのは817系なのでクロスシートですね。肥後大津までの短距離にわざわざクロスシート車を入れなくてもよいのにと思って乗ってみたら、

 あれ、817系って近鉄みたいにL/C車になってたのか?
と思ってよーく見ると、座席が1組足りません。前はドア間5脚10人掛けだったのに4脚8人掛けになっています。しかも椅子の支柱が90度横向いてボルトで締められています。
 はっはぁ〜、さてはやりやがったな?
 つまりロングシート改造されたのです。どうりで車番も501番と変だなと思ったのですが、そういうことか。
 どこまでサービスダウンを進める気なのでしょうか?
 817系と言えば、JR史上最悪クラスのゴミクズ電車815系の汚名返上のために作られたイメージ回復の救世主だったのに、あろうことかその817系をこんな無惨な改造してしまうなんて勿体無い何てことをするんだ、もうなりふり構わずってところですね。
 そしてこの豊肥本線、熊本で乗った客が肥後大津へ向けてどんどん降りていくのかなと思ったら、途中の南熊本、新水前寺とどっさり乗ってきて、車内はかなりの混雑に。
 それならゴミクズ電車815系を本線ではなく、乗車時間が短いここの区間に入れればいいのに、一体JR九州は何を考えてるんでしょうね。甚だ疑問です。
 その後熊本地区の817系は全てがロング改造されたようだと知り、もうガッカリというか、この地で鉄道旅行したくなくなりますね。トホホ・・・

 .いよいよ九州の屋根越えへ
 怒りというか呆れの36分が過ぎて電化区間の終点駅、肥後大津に着きました。

 HONDAの二輪車工場が町内にあるよしみか、ここにクマモンベースというのがオープンし、作業着姿のクマモンがお迎えです。まぁこの笑顔で出迎えられたなら先程の怒りも飛び・・・ません。

 肥後大津からは半室転換クロスシートのキハ220の2両編成となり、1本前の列車からの乗り継ぎだったので、クロス部分にうまいこと座れました。ギリギリに接続する電車からだと座れませんね。平日の昼前なのに。

 列車はぐんぐんと勾配を登って行き、九州の屋根の一角である阿蘇へ向かいます。
 熊本大地震で崩落した阿蘇大橋を昨年3月に架け替え工事が完成した新阿蘇大橋を見下ろしながら、崩壊した線路の復旧区間を進みます。
 予想外にも立野で半分くらいの乗客が降りて車内は空いてきました。

 何年振りかに見る阿蘇の寝姿。中学3年の修学旅行で来た時に、阿蘇5岳を左(東)から順に覚えたものですが、今は最初の3つしか出てきませんw
 阿蘇にはSLあそBOYの撮影で2005年ごろに来て以来なので、かなり久しぶりですね。

 列車はこの宮地駅で熊本側の車両と大分側の車両が入れ替わる分岐点になっています。
 ここから先の豊後竹田までの県境越えの区間が最も列車本数が少ない難所となっています。

 駅の熊本側には転車台が残っていて、SLが走っていた頃は、ここで大勢のギャラリーが見守る中、転回シーンが見られました。
 もうこの転車台も草に覆われ、錆びついた悲しい姿になっています。

 留置線にはこの先の豊後竹田までの区間を山越えする気動車が1両ポツンと止まっていました。
 エンジンも止めているので、とても静かで、風の音だけが辺りを包み込みます。

 駅舎の中に入ると、お姉さんが1人いただけで、誰も他にはいませんでした。
 他に3人ほどいた下車客もそそくさと迎えの車やタクシーに乗って駅を後にしています。
 このお姉さんも熊本までの切符を買っていたので、大分方面の乗客は誰もいないのか?

 えっ、運転休止なのか?
 昼間に線路の保守を行うために列車の運転を休止する告知が貼ってあり、それで誰もいないのか? と一瞬愕然としたのですが、日付をよく見てみると、今日はその該当日ではありません。多分列車は動くと思います。

 ホームに戻ると暫くしてエンジンを始動し、大分側へ引き上げた後に入線してきました。
 あぁよかった、よかった。

 県境越えは短いキハ125の1両単行で十分ですね。
 本当に私一人だけなのかと思ったら、出発直前になって熊本からの特急が到着して、そこから4人ほどの乗り継ぎ客が乗車してきました。

 阿蘇の峠越えの風景を撮ろうとしたのですが、この窓の汚れ方の酷さったらありゃしない。
 寒くてガラスが曇ってるのではなく、汚れでドロドロなのです。
 大分を出て1日この区間を往復する運用でしょうが、その日のうちに車庫には帰らず、何日かこの区間に入れ子になる運用なのでしょうか? じゃないとここまで汚くならないでしょうに。でもまぁ九州のメンテナンスの悪さは国鉄時代からの定番でしたから、車庫に帰っていたも碌に洗ってないのかも知れませんね。

 宮地から40分ほどで豊後竹田に到着します。
 ここで2両編成のキハ200型に乗り継ぎます。
 乗り継ぎ時間が3分しかないので、駅の外には出られません。三重町は出た記憶がありますが、豊後竹田は出た記憶がないので、改めて下車してみたい駅ということにして、このまま先を進みます。
 列車は途中大野川に沿って美しい景色を展開しながら進みますが、ぼーーっと見ているうちに写真を撮り逃してしまいました。大分に近づくにつれて乗客が増えてきて、立ち客で一杯になる程混雑しました。

 豊後竹田から約1時間ほどで大都市の大分に着きます。
 8番線まである高架駅は九州の高架駅としては博多・小倉と並ぶ大きさですね(在来線のみですが)

 15:08 大分に到着
 赤い気動車が3本も並ぶ姿は壮観・・・とまでは言えないかw

 駅の外に出ます。
 前大分に来たのは2016年なので、九州では一番のお久になっていた県です。
 高架になって駅のうどん屋も駅弁屋もなくなり、AMUというJR九州の駅ビル形式になってどこにでもあるような通り一遍の駅ナカ風景になってしまいました。大分らしさを求めるよりも、東京発の全国チェーンのお店を置いた方が、売り上げが良くなりますからね。

 .本日2度目の九州屋根越え
 大分に15時過ぎに到着してさぁどうするか?
 まぁこれとて見る物もないので、このまま博多方面へ帰りましょうか。明日はまた西鉄の朝ラッシュ撮影で早いからね。
 ということで、こんどは久大本線経由で九州の屋根を越えることにしました。
 豊後竹田から乗ってきた列車がそのまま由布院行きとなるようで、大分で約30分待ちです。1本早い列車もあったのですが、1両編成で既に座れない状態だったので、1本遅らせて余裕で由布院へ向かいます。

 座席さえもう少し柔らかければ3ドア転換クロスシートの気動車としては申し分ないキハ200型に豊後竹田から2時間近く揺られて由布院に到着。 ここから乗り継ぎ待ちで1時間程度待ちます。

 時間があるので駅の外へ出ることにして、お約束のショット。
 もう旅行に出るときはこういうのしか楽しみがなくなってきましたからねというといい過ぎか。

 由布院の改札口を出て、真正面に快晴の由布岳が見えます。
 山間の盆地なので、山影が早々に落ちて、秋の日の物寂しさが漂います。
 おまけに日本語が全然聞こえてきません、6割中国語、3割朝鮮語、他はベトナム語か英語ぐらい、いったいここはどこの国なんだ?

 由布院を夕方17:47に出て1時間ほどで山越えを終えて日田に到着。
 ここから更に40分ほどの乗り継ぎ待ちで久留米行きの気動車に乗り継ぎます。

 20:37 久留米に到着。
 昼前から赤い気動車5本と黄色いの1本を乗り継いで九州の山越えを東へ西へと行き来してきました。
 けっこう疲れましたが、このぼーーっと乗っている無駄な時間を過ごすのが精神的な栄養補給になっているのかな?

 最終日はまた朝から西鉄電車の朝ラッシュ動画撮影になるので、二日市に移動してさっさと寝ないと。

 ちなみに本日の移動ルートを地図にするとこんな感じで、熊本から大分方向へぐるっと回って福岡へ。改札口を出なければICカードで最短距離で処理・・・なんてことはできませんよw
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くっそ不便になった? 諫早駅

2023-10-16 |  出撃 at 九州地方
 のんびり九州鉄道旅1日目(後編)となります
 .まずは腹ごしらえ

 9年ぶりに佐世保駅の改札を出て、表を散策して駅に戻ってきたのですが、駅弁を売っていたうどん屋さんはもうなくなっているようでした。改札を入って左手にあるこのお店は健在していました。

 ログキット という佐世保バーガーのスタンドです。
 注文してから作り始める焼きたてのバーガーが美味いんですが、その分値段が少々張ります。
 「おじいちゃん、さっき昼ご飯食べたばっかりでしょ!」 って聞こえてきそうですが、次またいつ佐世保に来れるか分からないので、ここで買って佐世保を味わっておきます。

 ということで、ハンバーガーSサイズ(648円也)を注文、前回はRサイズを頼んでえらいことになったので、今回は小さい方にしたのですが、ペロリと一瞬でした。ちょうど良い中間サイズのが欲しいですね。美味いから、これを食べるとどこかの安い冷凍バーガーが食えなくなりますって、そういえばもう4年近くあそこのバーガーチェーンに入ってないなぁ・・・

 .どうしてこうなった、諫早駅

 佐世保からは日中時間帯は竹松以北が各駅停車化したダウングレード版区間快速「シーサイドライナー」に乗って、大村湾を見ながら進みます。最後12両が残っていたキハ200系も全て他所に転属していったようで、52両もの大量投入されたYC1型が長崎県内をほぼ独占している状況で、このロングシート地獄に、ハウステンボスから乗ってきた外国人観光客らも閉口。定時運行以外に何のとりえもなくなった日本の公共交通機関のサービスの悪さを実感していることでしょうか。
 そうこう言いながら、列車は諫早駅に到着しました。

 夕方のラッシュ時とあって、駅は通勤通学客で混んで・・・いません。
 いや実は2両しかない列車は結構乗客が立っている状況でした。経費削減のために、連結両数を半分に減らして詰め込み作戦絶賛展開中の地方路線あるあるがここでも展開されていました。こりゃぁますます鉄道利用しなくなりますね。

 新装開店となった諫早駅で下車して駅の表に出てきました。
 見かけは立派なのですが、駅のホームから長ーーーーーーいエスカレーターを登って改札を出て、そしてまた長ーーーーーーいエスカレーターを2つ乗り継いで降りてきました。
 ここへ出てくるまでに5分以上掛かっていると思われます。どうしてこんな構造にしてしまったんでしょう?
 以前の諫早駅だったら下りの1番線で着いたら、そのまま改札を出て数段の階段で駅前に出られたのにねぇ。

 列車に乗るのにまたビルの中に入って、またエスカレーター2本を乗り継いでコンコースまで登って行きます。
 表示では3階となっていますが、ビルの6階分の高さはあるでしょう。これは並行する新幹線の線路が少し高い位置にあり、その新幹線の上を超える構造としたために、ここまで高い建物になってしまいました。さらに島原鉄道に乗り換えるには一旦下まで降りる必要があります。同じホームで島鉄に乗り換えられた昔は便利だった。

 新幹線と在来線の改札口が隣り同士に並んでいてそこでの乗り換えは一見便利そうに見えるのですが、この階だけのデザインに過ぎません。
 これなら新幹線を高い高架上にして、2階に駅舎という、新山口や徳山駅のようにすればよかったのに、JR九州の見せかけだけの設計には車両もしかり、構造物もしかりというところですね。こんなに不便になったら、わざわざ諫早駅で下車して外へ出ようとは思わなくなります。割と好きな駅の1つだったのに、いやはや・・・

 さてそんな諫早駅からは脱出すべく、メインイベントの非電化化区間の海沿いルート旅になります。
 諫早から佐賀・鳥栖方面に抜ける長崎本線ルートの列車は1日に8本で、昼間は8時から16時の間に12台の1本があるだけで、朝晩の通勤通学輸送に特化しているのは以前と変わりません。

 車両はキハ47の2両編成で、全部で5編成10両が江北ー諫早(一部は長崎)と、早岐の車両基地への送り込みを兼ねて、佐世保線でも走っているようで、電化区間の佐世保線の普通列車は全て架線下ディーゼル列車、そしてこちらの見捨てられた長崎本線は電気の流れていない架線下ディーゼル区間となります。

 17:34 定時に発車。
 下校の高校生と定時退庁の公務員かなというお客に僅かな数の旅人を乗せて列車は動き出します。
 九州と言えど、秋の日没は予想以上に早く、海沿い区間に来た時にはどっぷりと日が暮れていました。

 県境手前の小長井で残っていた高校生も全て降りて、車内は閑散。
 列車が小長井や肥前大浦止まりで設定されているのがよく分かります。

 18:38 諫早から1時間ちょっとで電化区間が再開する肥前浜に到着。
 ここから鳥栖行きの普通に乗ります、今日の最終的な行き先は上熊本です。

 鳥栖で降りると、昼前にうどんを食べた中央軒売店でまだ駅弁を売っていたので、焼売弁当を購入。
 これが今日の夕食になりました。
 鳥栖で乗り換えた813系区間快速の中で食べます。

 今日のラストランナーは銀水発の八代行きですが、817系を期待していましたが、入っていたのは821系イカ釣り電車。
 先に弁当食べててよかったというところでしたが、21時を回って大牟田以南はほとんど客が乗っていませんでした。
 この821系を福岡から熊本地区に全編成移動させて、熊本地区にいた817系は玉突きで鹿児島に転出したそうです。
 これで熊本へも来たいと思わなくなるかもね、どんどん世知辛くっていく・・・

ということで、九州1日目の旅が終わりました。

 こちらが今日の移動ログになります。北九州市と福岡市の間がほぼ一直線なのは新幹線を利用したためです。
 明日は朝に熊本市電の動画を撮って、その後は未定です。
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のんびり九州旅 1日目(前編) 佐賀・佐世保

2023-10-15 |  出撃 at 九州地方
 .西鉄の高架化区間を確認
 前記事からの続きです。
 大阪南港発のフェリーで新門司港に着いてからは、無料送迎バスで小倉へ出て、新幹線&地下鉄で天神(西鉄福岡)に来ました。

 西鉄福岡駅へ出入りする朝ラッシュ動画を撮影、約1時間の撮影を終えました。
 ここから下り電車に乗ります。

 西鉄福岡で入場して、JRに乗り換えるため、数駅先の雑餉隈で下車しました。
 この区間は高架工事が完成して、列車は揺れる事無くスーっと発着します。

 エスカレーターを下りると、そこは工事中で、駅名標や点字ブロックなどもそのままあるので、ここが以前ホームだったということが分かります。
 上の線路の部分だけ何とか開業予定に間に合わせたけど、下の駅の部分はまだ完成してなかったんですね。

 元地上駅の部分から高架を見上げます。
 このアングルで撮れば、まだまだ駅の工事が完成には程遠いのがよく分かりますね。

 雑餉隈の駅で降りたら、商店街を抜けてJR南福岡駅にたどり着けます。
 JRと西鉄の駅の間を数分で歩ける場所として、JR二日市ー紫に次いで近い区間として、私もよくここでワープしています。

 .さて、何処へ行くか?

 JR南福岡駅に着いて、ようやくここで「秋の乗り放題パス」を購入します。
 券売機の横には今はほとんど見掛けなくなった、きっぷ入れが置かれており、サービス悪化大進行中のJR九州の中での唯一?の褒めどころかも知れません。

 こちらが今回のお供である「秋の乗り放題パス」
 3日間の連続使用が条件ながら、値上げしても7,850円なので、青春18きっぷと大して変わらないコスパの良さです。

 いよいよフリーきっぷも買ったところで、さて何処へ行くか?なのですが、以前の撮り鉄として国鉄型や電気機関車を追っかけていた頃ほどの気合は無く、「貨物ちゃんねる」を直ぐに開けるような体制も取っていない今となっては、取り敢えず沿線の変化の状況でも列車内からチェックすることにして、今日は佐賀・長崎方面に向かう事にしました。
 ここは昨年に西九州新幹線が暫定開業したことにより、並行在来線が非電化にされるという荒療治というか酷い仕打ちを受けていますから、その状況を見ておきたいという事です。

 南福岡から乗った電車を鳥栖で下車。
 すぐ目の前に見てはいけないものを見てしまったようです。
 あーーー引き寄せられて行くーーー

 すいません、かしわうどん1杯!
 朝食は船内で4時半過ぎに食べて以来だったので、南福岡の駅前のファミマでおにぎり2個を買って食べたのですが、さすがにおにぎり2個だけじゃ物足りなかったのか、自動的にうどん屋に吸い寄せられていきましたw 天ぷらを乗せなかったのがせめてもの救い?
 うどんを食べている間に長崎本線の普通電車が出て行きましたが、既に座れない状態だったので、1本遅らせることにして11時台の江北行きに乗りました。

 12:02 肥前山口改め江北に到着。
 目的の長崎本線の非電化化区間は昼間は3時間に1本しかなくて、夕方まで列車は無いので、反時計回りで大村線側から諫早に入って、夕方の上り列車に乗ることにします。
 佐世保線の普通列車の列車番号にも後ろにDが付いているので、これはキハ47系などの気動車が入るのかと期待して1番線ホームに行ったところ

 がっかり、こいつ(YC1)が待っていました。右隣にいる青いのが長崎本線非電化化区間用のキハ47で、夕方までここで留置のようです。
 しかもこのYC1,エンジン掛けたまま置きっぱなしで、さっさとドアを開けて乗せてくれよと思いますが、運転室のカーテンを下して、乗務員は昼寝かスマホでゲームしてるかで、乗客を乗せる気などありません。これ九州の乗務員あるあるで、ホームに列車を据え付けても、発車の10分ほど前まではドアを開けずに、椅子に座って休憩するのがデフォです。ここにもJR九州のサービスの悪さを感じますね。腐ってるのは上層部だけかと思いきや、現場も現場ですわ。というかこれが昔からの九州クォリティーですんで。
 そうこうするうちに、肥前鹿島からの普通列車が到着し、テスト期間中なのか高校生がどっさり降りてきて、1番ホームは乗車待ちの高校生で溢れかえりました。運転士もようやくドア扱いして私たちは列車に乗り込めました。
 最低のゴミ車両:YC1型は1編成2両に2区画しかクロスシートがない、旅人に優しくない車両なのですが、最良の席を確保して発車。同じようにクロスシートを狙っていたと思われる運動部系の4人組女生徒は諦めて横のロングシートに座り、すぐ後から来た2人連れの女生徒が私の向いに座りました。

 2年前にキハ66のお別れで長崎に来た時も、私の向かいの席に遠慮なく女生徒が座って(特に夕方は私を囲むように3人座ってオジサン大興奮)、幸せなお見合い旅になったのですが、この辺の子はオッサンが座ってても躊躇いなしに向かいに座れる事に感心というか、私がイケメンだからなのかも知れませんが(それは無いって?)皆さんも佐賀・長崎近辺に旅行に来たら、この幸せなお見合いタイムを味わってみてはどうでしょうか? 避けられたからといって苦情は受け付けませんw
 列車は早岐に着いて、そのまま大村線に乗り換えても、まだ諫早に着くのが早いので、一旦佐世保まで行って、佐世保からまた良席に座って大村線旅を楽しむことにします。

 14:12 ということで、佐世保駅に着きました。
 2年前に大村線の撮影に来た時は、時間の関係で佐世保には寄らなかったので、佐世保に来たのは松浦鉄道からの乗り継ぎでホーム乗り換えをした2016年11月以来で、駅の外へ降りるとなると、更に前の2014年3月以来なので、9年ぶりとなります。

 佐世保で折返し次の長崎行きの列車まで50分無いので、商店街の方には行かずに、港の方を散策。
 平日とあってか、ほとんど人はいませんでした。
 
 ・佐世保から以降の行程は次の記事で書きます、
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2年ぶりに夜行フェリー旅

2023-10-12 |  出撃 at 九州地方
 9月は結局毎週出撃として関東へ4回、関西へ2回出掛けましたが、まだまだ療養で休んでいた時のブランクを穴埋めするが如く、10月に入っても第1週は大阪で南海電車の撮影に出掛けました。
 そして第2週と第3週は秋の青春18きっぷならぬ「秋の乗り放題きっぷ」が利用でき、上手い具合に2週連続で3連休となっているので、病気以降初めての3泊4日旅に挑戦、行き先は2021年9月以来約2年ぶりとなる九州で、往路は前日夕方出発の夜行フェリーで出る事にしました。山陽本線の普通列車の乗り継ぎ旅は、4月に広島で来ましたが、段々しんどくなってきたので、往路は寝て行けるフェリーで、帰りは一部新幹線を使ってワープと、鉄道旅から少しずつ離れて行きそうな感じです。

 やって来ましたニュートラムで大阪南港フェリーターミナル駅。
 ピンク編成に乗るのは初めてかも。内装もピンクのアクセントでエグい子です。

 17時の第1便は乗船開始が16時で、それまでは待合所でしばらく待つのですが、2年前はここに大阪府内の男子校?のサッカー部か何かの遠征団体が居合わせてめちゃくちゃ鬱陶しかったのを覚えています。秋は修学旅行のシーズンで、平日に何度か修学旅行の団体と乗り合わせる事があり、船会社のサイトにもその旨告知があるので、避けたい人は便をずらすなど対策が取れるようになっています。

 さて16時の改札開始で長〜〜〜い通路を歩いて6階の乗船口まで登って行きます。
 大阪南港はここの歩く距離が長いのが不便な所で、年寄りや体の不自由な人には辛いところ。

 今夜の宿は2等寝台、まだまだ体調が心配なのと、雨天など天気が悪ければ行く意味がないので、フェリーの予約は直前というか当日の昼頃に取ります。コロナ前までは1等1人用個室は比較的空いていたのですが、コロナ以降は他人と交わらない1等個室から先に予約が埋まりだし、5類格下げ以降は週末などはかなり前に1等1人個室は満席になってしまいます。
 船会社も新造船を建造して、1等船室を増やした船を建造しましたが、それでも1等船室から真っ先に埋まってしまうなど、コロナ以前とは全く旅のスタイルが変わりました。

 2等寝台(ツーリスト)の予約ですが、2日前までは窓のある20人部屋は1区画のみ予約を受付けていて、結構予約が埋まっていたのですが、2日前になって新たに閉鎖していた2つの船室を開放して予約を受けることにしたため、前日まで窓のある一番端のベッドが空いていたのですが、私が予約を実際に入れようとした当日の昼前にはさすがに予約が入っていて、端から3番目のベッドを選びました。

 出港の4時間ほど前の時点でこの部屋の予約は自分も入れて6名、14名分が空席で、出港までに飛び込みで取る人はいませんでした。このように閑散期に予想を超える乗客の予約が埋まると、閉鎖していた船室を開放して更に予約を受けるので、直前まで様子を見ながら予約をするのがベターです。ある意味掛けのような側面もありますが。
 
 そして何と言っても船旅の楽しみは食事。大阪南港ー北九州便の乗客は他に比べて低所得者層が多いのか、コンビニ弁当やカップ麺などを持ち込んで展望ロビーですすってる姿を見掛けるのですが、確かに夕食バイキングが1,800円、朝食とセットで2,000円ですから、貧乏学生などがそうするのは分かりますが、小汚いオッサンとかがスーパーカップの大盛麺とかをすすってるのを見かけるともうねぇ。でも船が替わってから、そういう人たちは目につきにくい船内レイアウトになった感じです。
 今回も毎度の如くお替りにカレー(船の中で食べるカレーはなぜか美味い)と〆は杏仁豆腐にポテトにコーヒーと、もうお腹ポンポンになるほど食べて極楽極楽。しかし結構しんどくなってきたので、すぐにベッドに戻って一眠りして起き上がろうとしたら、目眩がしてダウン。明日起きられるかな・・・。

         

 夜中の2時頃に目が冷めて、目眩は収まっていたので一先ず安堵。
 二度寝して4時に起床、4時半から営業開始のレストランへ行き、しっかり朝食を食べます。

 単品で頼むと400円の品ですが、夕食とセットなら半額の200円で食べられるので、第1便は必ず朝食も食べます。第2便は朝食もバイキングとなり、値段も800円になるので、先を急ぐ時などは朝は外で済ます事が多いというか、そもそも2便の到着時刻が遅いのでほとんど利用していませんね。

 船は順調に進み、北九州新門司港に5分早い5:25に着岸しました。
 これから九州3日間の撮影&乗り鉄三昧が始まります・・・のはずですご、その模様はまた次の記事で書く予定です。
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新幹線近トク 1・2・3を使って小ワープ

2021-09-23 |  出撃 at 九州地方
 前回記事の続きになります。
 旅程2日目の9/9は、青春18きっぷの4回目と肥薩おれんじ鉄道のフリー切符を使って福岡-鹿児島県の薩摩高城を往復して帰ってきました。
 翌9/10は青春18きっぷの5回目を使って、福岡→名古屋をひたすら移動となるのですが、今日はちょうど金曜日ということもあって、山陽新幹線の割引切符が使えることから、前日の晩に予約をしておきました。
 天気予報では曇のち雨と出ていたので、朝からの撮影は諦めてただ電車に乗り続けるだけの1日ということになります。
 しかし、前回記事にも書きましたが、山陽本線の上り列車の時刻が非常に不便になってしまったので、博多を朝6:42の電車に乗らないと、全区間鈍行では乗り継げないですが、さすがにその時間は間に合わない事があるのと、EF81の運用次第では、どこかで1ショット撮ってという事も考えていたので、少し余裕を持って博多8:51の快速で乗り継いで行けるように予定を組みました。
 結局EF81の運用には450番台が入ったため、撮影をせずに、博多7時過ぎの快速で上がりました。

 小倉に8時半に到着。下関10時半の電車なので、余裕があります。

 ということで、ここで久々にかしわうどんを食べます。
 小倉で時間がある時は、駅を出て魚町にある資さんうどんに最近は寄っていたので、駅構内の立食いうどんは久々です。
 小倉駅にはホーム上にある北九州駅弁の店舗と、3階乗換え通路にある玄海うどんの別々のお店があり、ホーム上のお店の方が10円安く、しかもベンチが空いていれば座って食べる事もできます。

 9時過ぎの電車で下関に到着。
 前回はここで小月行きに乗ったのですが、10時半の岩国行きまで1時間程度あるので、久々に駅の外へ出てきました。
 放火事件で駅が全焼した後、何度か駅周辺のリニューアルが行われて、改札口が移動したり、店の再編が行われて現在に至ります。コンコースも南に移動したので、駅前の店舗などへの出入りが楽にはなりました。

 新幹線近トク1・2・3きっぷ 2枚連続使用

 この空き時間を利用して昨晩予約購入しておいた新幹線の割引切符を受け取ります。
 今回の乗車区間は徳山→三原間なのですが、この切符は最大で3つ隣の駅までしか売っていないので、途中駅で継ぎ足しで買う形になります。分割は広島駅で行い、徳山→広島 2,500円と広島→三原 1,500円の2枚を買いました。今年の4月に新山口→広島をのぞみで1駅飛んだ時は通常きっぷなので 4,850円でしたから、駅間も長く乗ってる時間も長いですが、4,000円と安い価格で乗れてオトクです。おそらく最もパフォ-マンスが良い区間だと思います。

 10:30発の岩国行きに乗ります。終点の岩国まで乗ってしまうと後が大変な出費になります。

 乗換駅の徳山で下車。
 徳山駅も橋上化されて駅舎も大きく変わりましたが、急いで乗り換えするばかりで、駅の外に下りてきたのは駅舎改築後初めてです。

 駅の北側にあるアーケードの商店街。
 昔、駅から少し歩いて近鉄百貨店まで来たことがあったのですが、全然景色が変わっていて、どこにあったのか面影すらつかめませんでした。

 徳山からこだま号に乗ります。
 久々に500系に当たりました、最近は700系レールスターが多かったので、何年ぶりというところでしょうか。

 車内は見てのとおりガラガラ。3人ほどしか乗っていませんでしたが、広島からは結構乗ってきて、全ての窓側が埋まっていました。

 広島に到着。
 ここで8分間の停車時間があるので、一旦改札口を出て、2枚目の切符を改札機に通して入場しました。
 これで1枚目の切符は回収されますが、2枚目の切符は三原駅の中間改札を通るため手元に残ります。

 三原駅で新幹線から在来線に乗換え、今回は岡山でも乗り継いで姫路まで行くパターンです。
 三原発姫路行きの電車もあるのですが、それに乗ると姫路駅で弁当を買う時間がないので、1本早い電車で行くわけです。

ということで、初めて新幹線 近トク1・2・3きっぷを併用した山陽本線鈍行旅でしたが、だんだん年を取ってきたのか、疲れますねぇ。昔は全然平気だったのですが。
 9月中は緊急事態宣言が出ていることもあり、近距離遠距離ともに出撃はこれで終わりです。というか休みの日に限って雨予報で全然出掛けられません・・・。
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幻の撮影地から36ぷらす3を撮る

2021-09-18 |  出撃 at 九州地方
 .緊急事態宣言が出てる方が客が乗ってる
 前記事の続きになります。
 青春18きっぷが2日分余ってしまったので、最後の2日分を使うために今年4回目となる九州へ出撃することにしました。
 実際にに切符を使うのは9/9・10の2日間ですが、9/8に大阪から夜行フェリーで北九州へ向かい、翌朝9/9の朝から使い始めるという形です。

 もうすっかりこのブログではお馴染みになった名門大洋フェリーの大阪南港の風景です。前回は予約時間のミスで思わぬ出遅れとなりましたが、今回はしっかりと締め切り時間前に予約を済ませて無事17時発の1便に乗りました。これも毎回恒例の予約締切時刻ギリギリ買いです。

 今回は1等船室が3部屋ほど空いていたのですが、既に機材関係は全てしっかり充電を済ませておいたので、2等ツーリストでいいやということで、2等室です。一般客への割り当ては3部屋あったのですが、1部屋を除いて一番奥のベッドは予約済でした、残った1部屋も1番奥のベッドは片側だけ空いていたのですが、今回は荷物がフル装備なので、下段の方がいいと思い、部屋の中程を取りました。
 予約締切時間ギリギリになって予約を入れるのは、周りのベッドの埋まり方を見ながら一番マシな位置を予約できるからです。これは勿論空いている時にだけ出来る技であって、お客が多い時期にこれをすると逆に予約自体が取れなくなる場合もあるので注意を要します。まぁWEB予約を締め切った後で、港で直接割引無しで切符を買う人がいたら、運悪く隣のベッドにオッサンが・・・というケースも無くはないですが。

 定員20名の部屋に5名しか埋まらず、結局ガラガラでしたが、それでも先月夏休みに緊急事態宣言が福岡にまだ出ていなかった時は1部屋を私1人で貸し切りだったのに、緊急事態宣言が出ている今回の方がお客が乗っているのはこれ如何に。

 食事のシーンとか船からの景色とかはもう毎度の事なので省略します。

 .撮り鉄はマリンスポーツだ!
 9/9木曜日ということで、今日は36ぷらす3が鹿児島本線を南下する日なので、8月に来た時と同じく南を目指します。
 なお途中で西鉄電車の撮影もするので少し寄り道をしました。

 西鉄二日市で撮影していたら、どこかのバカチンが踏切突破しやがって、列車が非常停止。このせいで該当列車は踏切手前で5分程度停まった後に運転再開したのですが、西鉄の運転指令がどん臭いのか、他の列車をどんどん遅らせてしまい、乗る予定の電車が12分遅れとなって、結局予定時刻にJR二日市に戻れなくなってしまったので、予定を変更して大牟田まで西鉄に乗りました。それもオールロングシートの特急という最低の運用に当たるわ、余分な出費は出るわで幸先悪いですね。

 大牟田駅で西鉄からJRに乗換えます。
 西鉄の特急の方が所要時間が短いので、大牟田には先着して、コンビニで買い物する余裕までありました。

 10:10 鳥栖から乗るはずだった八代行きの普通列車に乗ります。
 八代までは大牟田からでも1時間半ほど掛かります。

 八代での13分間の乗り継ぎ時間で外の改札で、これも前回ご紹介した「1DAYのれる切符」を購入します。
 そして前回同様に薩摩高城駅で下車します。
 前回は結局薩摩高城から西方へ1駅戻ったのですが、今回は薩摩高城駅で降りて、西方駅へ向かって国道を歩きます。
 そして徒歩25分ほどで下の海岸へ下りて、砂浜や岩場を歩くこと10分で目的の撮影ポイントに着きました。

 15:00 海側から順光で36ぷらす3を撮影。
 このアングルは肥薩おれんじ鉄道のHP表紙に一時期掲載されていたので、一度トライしてみたかったもので、前に写っている砂の島の左端に1人地元鉄の人が撮っていて、そこがベスト位置なのですが、私は機材こそフル装備ですが、軽装だったので水深10cm 幅3mほどの水場を渡ることができず、南側の岩場からの撮影になりました。ここへ行く場合は、ゴム長かビーチサンダルが必要です。

 タイドグラフを見ると、この後30分ほどで最も潮が引くようなので待っていたところ、見事に潮が引いて、砂浜から歩いて行けるようになったので、砂島に入ってみました。潮位が45cmを切ったら普段の靴で入れます。

 砂島からの景色はこんな感じで、ヤシの木の背後に列車が入ります。但し手前の国道を大型トラックが走ると撃沈します。
 また日によって干潮の時刻が変わるため、いつ行ってもこのように砂島に入れる訳ではなく、波が高い日などは島自体が海の底に沈んでいるので、このように軽装で来れる事自体が珍しいでしょう。地元鉄の人も、この時刻に干潮になる日のタイミングを狙って撮りに来てたものと思います。
 大潮~中潮の干潮時しか島が現れないので、幻の撮影地なのかも知れませんね。1か月間のタイドグラフを見ましたが、36ぷらす3の通過時刻と潮が大きく引くのは月に2~3日しかないようです。
 海辺で久々の特撮ということで、風速計とタイドグラフ(スマホのアプリですが)睨めっこで撮影と、マリンスポーツの要素もある撮り鉄(本当は〇〇鉄ですが)の時間でした。

 撮影後に国道に上がると、10分ほどでバスが来るので薩摩高城駅には戻らず、西方駅までバスで移動しました。

 そして今日は他に寄る所もなく、再びおれんじ鉄道に乗って八代へ戻り、今日1日が終わりました。
 明日は下り坂の天気予報なので撮影は無理かな・・・
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不便になった山陽本線旅

2021-08-27 |  出撃 at 九州地方
 少し間が開いてしまいましたが、前回の九州出撃記事の続き。
 最終日の8/6は結局朝の撮影は見送って、延々山陽本線を上ってくるだけの1日というところまでを書きましたが、そこで思わぬトラブルというかしっぺ返しというか仕打ちにあったのでちょっとだけ愚痴を書きます。
 以前なら下関を午前10時に出れば普通列車を乗り継いで、その日のうちに名古屋まで辿り着けた(更にムーンライトながらで東京方面へも乗り継げた)ので、そのつもりで朝7時に福岡を出たのでしたが、ダイヤも少々変わっていることだし少し余裕を持ってと、30分早い9時台前半に下関に着きました。これなら大丈夫だと思って案内板を見たところ、

 何? 新山口まで行く列車がないだと!
 そうです、9時半・10時の電車ともども小月止まりとなっていたのです。その後の10時半の岩国行きがありますが、この電車ではもう米原までしか帰ってこれません。
 普通列車だけで帰って来れるのはなんと、8:50の岩国行きに乗らないと間に合わなかったのです。何ちゅう不便になったんや!
 乗り慣れた区間なので、これまでの感覚で来てしまったのが悪かったんですね。
 このまま10時半の岩国行きに乗っても広島や岡山での新幹線の乗り継ぎが悪くて3区間以上乗らないと時間を取り返せないので、このまま10時の小月行きに乗りました。

 10:09 2駅先の新下関で降ります。
 ここで山陽本線から新幹線に乗り継ぐことにしました。

 10:39 こだま号に乗って2駅先の新山口に向かいます。

 新下関ー新山口間は2駅ありますが、途中の厚狭駅は追加開業駅なので、最初に開業した時の特定特急券制度の恩恵が受けられて、特急料金も990円で済みます。

 700系レールスターの車内。
 8号車自由席は2X2シートなので、グリーン車並みの居住性を誇ります。
 ビジネスマンなどで意外と座席は埋まっていました。

 11時ちょうどに新山口に到着し、新山口11:09始発の岩国行きに乗換えます。
 ダイヤ改悪前はこの列車が下関を10:01に出ていたので、下関からそのまま乗ってればよかったんですがね。

 新山口からの先はいつも通りの鈍行旅に戻って、山陽本線をひた走ります。
 快晴の瀬戸内の眺めも久々に堪能。何度見てもいいですね。

 岩国ですぐ接続の列車は白市止まりなので乗らず、1本遅らせて30分後の糸崎行きに乗換えます。というか乗らざるを得ない。この広島管内は広島-岩国間が15分おきにあったのですが、今は途中の大野浦までで、岩国まで来るのは30分毎に半減です。更に東側の白市-三原間も30分毎から1時間に1本に半減されました。広島-岩国間でいうと、国鉄時代より本数が減った感があります。
 この列車は6両編成だったのですが、1本前の列車に乗り換え客がほとんど乗っていったので、見ての通りガラガラです。
 227系6両という余裕のせいか、途中の広島でもそんなに混まずに楽に帰れました。
 糸崎からは113系の姫路行きに乗ってしまえば、姫路・米原・大垣での乗り継ぎは以前と変わりません。ということは、広島支社管内が時刻が大幅変更になってたという事です。

 しかし本当に不便になりましたね。下りの列車乗り継ぎについては、かつての長距離鈍行だった岡山発下関行きが、その後3分割され、徳山で1分乗り継ぎながらも往年のダイヤを保っていますが、上り列車の乗り継ぎは本当に悪く、九州からの帰路にはなかなか使えなくなってしまいました。

 こういった企画物の割引切符もあるのですが、利用が週末などに限られたり、原則前売り限定発売なので、車両の動きや天候次第でその日の予定が変わる私のような旅のスタイルでは使い物になりません。今回乗った新下関→新山口間 2,160円も、予め前日に「近トク1・2・3きっぷ」を購入しておれば1,500円で済んだのですが。

 ということで、対策としては旅行回数を減らすか鉄道利用を避けるしかないのかな・・・
 ちょっと愚痴ばっかりになってきたので次の記事からは鉄道モノからしばらく離れることにします。
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お決まり構図に大挙する人々

2021-08-19 |  出撃 at 九州地方
 .焼酎のCMで一躍有名に
 九州遠征2日目の最後は、熊本県に戻って夕方から、あの場所へ行きます。
 前回の記事で書いた、三角線の住吉駅で降りて、国道を西へ25分ほど歩いた場所にある名所?です。

 こちらは現地に着く手前で見られた風景。
 有名な場所の他にもう1方向にも道が出ているようです。
 写真では伝えられませんが、歩いているうちにみるみる水かさが増え、凄い勢いで潮が満ちていました。
 ここから更に数分歩いて現地に到着。

 この場所ですこの場所。長部田の海床路です。
 有名なスポットとなっていて、南側は大きな駐車場になっており、多数の車で満車に近い車で埋まっていました。「福岡わ」ナンバーも何台もいたことから、夏休みを利用して遠方から旅行でやって来ているのが丸わかりです。
 親子連れも多く、こんな時間にガキがうろちょろして、連れて来てる親もどうかと思うが、入れ替わり立ち替わり100人位が来てた感じですね。

 .撮り鉄を馬鹿にできない?

 19:30 いよいよ日が暮れて黄昏てきました。
 CMで見た電柱が立ち並ぶお馴染みの姿を多くの人が三脚を立てて撮っています。

 19:45 夜のとばりが降りると海面に電灯の灯りが写っていい感じになります。
 この瞬間がシャッターチャンスという感じでしょうか。こちらはスマホなので、自動補正で明るめに写っていますが、実際は暗いです。
 日暮れの時刻は日々変わるので、8月上旬なら19時半ごろまでになります。

 20:00 ちょろちょろと邪魔なガキ連れの一家が帰って、入れ替わりに若者のグループが来ましたが、すでに撮るタイムミングのピークは過ぎていますが、この人らにとっとは別に構わないようでした。

 20:02 サイドに回って撮影。
 こちら側で撮ってる人はほとんどいませんでした。

 よく撮り鉄のニュースが流れると「みんな同じアングルで鈴なりになって、同じ写真を撮って、何の工夫も発展性も無い奴らだ。」という批判を見たり聞いたりしますが、結局ベストの構図・タイミングがやはりそこにはあって、それを撮りに多くの観光客がやってくる状況では、撮り鉄と何ら変わらない気がします。あっ「おい邪魔だ、どけー!」とか言わない所が違ってましたかw
 ただ撮った後は大人しく帰ればいいのですが、せっかく観光に来たんだからと街に繰り出して飲食店で飛沫キラキラ談笑タイムですから、その後の状況はお察しのとおりですね。
 なお熊本県内には時短要請が掛かっているだけでしたが、この3日後の8/8から蔓延防止措置重点措置の対象地域となりました。
 ここに来るのは、平日であっても夏休み期間中は外した方がいいなというのが分かりました。別の機会に再訪したいところですね。
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寂しいハートロック&黒い787

2021-08-17 |  出撃 at 九州地方
 九州遠征2日目の省略した部分の記事(その1)になります。
 8/5は熊本から南下して肥薩おれんじ鉄道に乗ってという所まで書いていましたが、川内行きに乗って、途中の薩摩高城で下車しました。
 海沿いに列車を撮影できる場所のロケハンだったのですが、駅の南側に新しい観光?スポットらしき物があったので、寄ってみることに。

 駅から海に向かって土の道を少し降りると前に河口の景色が広がります。
 そして真ん中に鐘らしきものと左に木の板がありました。
 私が着いたちょうどその時に白いワイシャツ姿の6人位の人が資料片手に上がってきてすれ違いましたが、自治体の調査員か何かのようでした。
 絶滅危惧種の蜂がいるので注意とのことで恐る恐る降りていきます。

 鐘があるところまでやってきました。
 こういうのを見たら鳴らしてみたくなるのが心情ですね。

 解説の看板には「放ちの鐘」と書いてあり、どうやら縁切りの願いを叶える鐘らしいです。
 恋人で訪れると大変ですね。鳴らすなよ、絶対に鳴らすなよw

 鐘の左側にはよくある恋人たちが鍵を掛けるハートロックのための木の板が立っていました。
 中央に形の穴がくり抜いてあり、対岸の山の中腹にハート型の山影が見えたら成就らしいのですが。

 うーん、何も見えません。
 というか、誰もここに鍵を掛けていません。
 多分「ここへ来ると別れる」みたいなウワサが地元の若者の間で広まってるのかも知れませんね。

 付近を検索しましたが、上手く列車を撮れる場所が見当たらないので、1駅戻って西方駅へ、そして定番の撮影地で撮るのかと思いきや、定番撮影地では逆光になってしまうので、別の場所でスタンバイ。
 定番撮影地には3~4人の撮影者が来ていたようですが、この日差しの強い中で撮ったら、逆光で完全に車体が黒潰れしていたろうにと。ただせさえ黒い車体なのに。

 14:58 ”黒い787“こと、36ぷらす3の通過です。
 この場所、訪問者が少ないので、ひざ下まで草に埋もれての撮影です。本当ならもう少し高い場所に登って俯瞰撮りしたかったのですが、腰のあたりまで草に埋もれての撮影になります。
 今回の遠征ではこんな形での列車撮影を想定していなかったので、虫除けなどを持ってきておらず、マダニ感染のリスクもあるのと、足元が揺れて不安定なので動画録りには不向きと判断して、途中まで登ったところで諦めて下からの撮影になりました。一応現地訪問から10日以上経ってますが発熱などは無いので大丈夫かな?西日本マダニの被害があるから、草むらに入っての撮影は注意ですね。
 せっかく鹿児島県まで来たので、順光で撮らないと勿体ないですもんね、なのでこうやってバリ順でいただきました。

ということで、2日目の昼の部分の様子でした。次の記事では夜の部分の様子を書きます。
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快晴の九州路へ(後編)

2021-08-15 |  出撃 at 九州地方
 九州出撃の後編記事になります。
 8/3大阪発のフェリーで翌8/4日に北九州に上陸して、日がなのんびり長崎本線を下って行きましたが、天気予報が好転したのを受けて急きょ8/5は熊本へ行くことにしました。

 朝6時すぎ、上熊本の電停&車庫にて
 元西鉄1000形で唯一残っている熊本市電5000型、これが動いてくれないかな? 4月に来た時は奥に入っていたので諦めたのですが、その後運用復帰という情報があり、今日も割と手前に出ているので期待してます。
 
 ということで、熊本市の中心街に来て、お城をバックに1時間近く路面電車の撮影。
 5000型は平日の朝ラッシュ時に1往復だけ動く限定運用に入るのですが、残念ながら代車が入ってきて動く姿を見ることは出来ませんでした。

 撮影を終えて熊本駅に戻ってきました。
 4月に来た時は駅前で工事をしていましたが、工事は完了して広々とした駅前広場にはなりましたが、暑い。日差しを遮る物がない。

 熊本市電を撮っている間に鹿児島本線の下り貨物が行ってしまい、ED76を撮り逃したので、今日の予定をどうするか?
 ということで熊本からは南の方へ向いて行くことにします。今日は木曜日だから、あの列車が撮れルンです。

 八代駅にやってきました。
 ここから先の区間は、JRは1年前から不通になっていて、肥薩おれんじ鉄道しか今は動いていません。
 
 肥薩おれんじ鉄道も利用客減少に悩んでおり、打開策の一つとして、おれんじ18きっぷよりも更に安い「のれる切符」というのを出していました。
 おれんじ18きっぷが当日の青春きっぷの日付印が押してあるのが条件で2,100円なのに対し、こちらの「のれる切符」は無条件で1,500円と格安の切符になっているので、今年末までですが、今のうちに乗らない手はありません。

 10:53 八代発の出水行きに乗ります。

 日奈久温泉を過ぎると右手に八代海(有明海)が広がります。
 波もほとんどなくて鏡のような景色が広がります。

 水俣を過ぎて、ちょうど鹿児島県に入りました。
 見えている高架橋は建設中の南九州自動車道で、これによって完全に景色が破壊されています。この件に関する記事は以前書いておりますが、いよいよ完成が近そうです。

 出水から川内行きに乗り継いで、阿久根を過ぎると、今度は東シナ海が広がります。
 こちらはいつも風が強くて、波もあるのですが、今日はこれでも穏やかなほうです。

 このあと薩摩高城で下車して、1駅戻って西方で撮影しましたが、この件については次の記事で書いています。


 15:37 西方で撮影後は、熊本方面へ帰ります。

 西方で乗車した時は高校生など10人ほどが乗っていたのですが、出水で大半が降り、残った3人も米ノ津で全員降りたため、米ノ津からは私1人だけの貸切状態となりました。2駅先の水俣でも誰も乗ってこず、その次の新水俣でようやく2人乗ってきました。
 たのうら御立岬公園で海水浴帰りの若者がどっと乗ってきて久々の盛況のまま八代へ向かいます。

 こちらが八代の手前で交差する肥薩線の線路。
 1年以上不通が続き、完全に草に埋もれています。鉄橋の所だけがハッキリ見えます。

 八代から鹿児島本線に乗り、宇土からは30年ぶり位に三角線に乗ります。
 途中の住吉駅で下車。

 18:58 夕暮れの住吉駅で下車して何をする?
 じつはここから25分ほど歩いてある場所に向かいます。

 やってきたのが長部田海水路。
 焼酎のCMで一躍有名になった海の中にある道路で、昼間の引き潮の時だけ道路が出現して沖に行ける場所です。
 この日は夏休み中とあって、平日なのに述べ100人近い人が入れ替わり立ち替わり訪れていました。
 「福岡わ」ナンバーも多く、遠方からの旅行客と丸わかりでした。
 長部田海水路については、これも別件で(2つ後の記事)後日記事を書きます。

 撮影後は、今日は福岡県内まで戻ります。
 最終の博多行きは817系2両編成でした。これで博多まで行くんかい?と思ったら、さすがに鳥栖でもう2両817系を繋いで、4両で博多まで行きます。

 結局福岡県内では泊まっただけで、翌8/6日もめぼしい機関車が動いていなかったため、撮影は中止にして、大人しく鈍行で山陽本線を上ることにして帰ってくるのですが、そこでまた一難ありました。これについても別件で記事を書きます。

 今回は「別件で記事を」のくだりが多くなってすいません。それだけ個別で1本書けるネタがある?ということです。でもあまり期待はしないで下さい。
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快晴の九州路へ(前編)

2021-08-13 |  出撃 at 九州地方
 五輪パラ特別体制でこの夏連休が取れない中、唯一の遠征計画を予定していたのが、8月上旬の九州行きです。コロナによる祭りの中止が無ければ8月上旬は東北行きもありでしたが、無くなりました。
 今年は去就が注目されている九州のED76・EF81の記録が大事として、九州を重点地区としていたので、機関車の記録として貨物列車の撮影に出掛けることにしました。

 .やっちまったー
 宿直明けの半日+3連休で8月3~6日の3泊4日で九州へ行くのですが、不便な山陽本線の苦行は避けて、楽なフェリー旅とする最近のパターンになぞらえて、今年3回目のフェリー旅です。
 往路は現地に早く着ける名門大洋フェリーの1便を最近はよく利用しています。この便が北九州に最も早く着ける便になる上に、WEB割だと3割引きになるので、他より安く行けます。
 船の予約ですがスマホから簡単にWEB予約が出来るので、九州の天気予報が5・6日は雨予報が出ている状況のため、直前まで行わず、このまま予報が悪くなるようなら旅行自体も取りやめや行先の変更もあるため、予約はせずに家を出ます。
 大阪へ向かう近鉄電車に乗ってたところで天気予報をチェック。少し予報も好転しているので、フェリーの予約をしようとサイトに入ったところ、

ガーン。第1便の選択ができません。
 あっそうだった、既に出港3時間前の締め切り時間を切っていました。やっちまったー。港の窓口で買うなら割引なしでも乗れますが、そこまでして1便に乗る必要もありません。
 仕方なく第2便の予約をすることに、割引率が低いため1等には乗らずに2等寝台で行くことにしました。

 大阪南港フェリー待合室に着くと、何やらスポーツの団体らしき男たちが。〇〇藤蔭と書いています。彼らの話では1便で〇大附属が乗ってるらしく、どうも九州で何らかの大会があるようでしょうか。彼らのカバンを凝視してみるとRUGBYと書いてあったので、ラグビー部の一行のようです。
 何年か前に京都で駅伝の大会があった時に帰りの選手たちが大量に乗り込んで、レストランが大変な事になった悪夢を思い出してしまいました。しかも今回は細身の陸上選手ではなくラガー達ですからね。どうなんのよこれ・・・

 .船室貸切の快適旅

 18:30 14時過ぎに予約サイトに入った時、1部屋丸々誰も予約が入っていない2等寝台があったので、その窓側を押さえましたが、さすがに夏休みなので、出港までの間に誰か予約が入るかなというところ、そうこうするうちに第2便の乗船開始となりました。
 他に一般客の出足も鈍く、結局私が乗船一番乗りとなりました。
 いつもなら出港の様子をデッキに出て動画撮影するのですが、今回は撮影はしません。自分の寝台に入って機器の充電のセットをしたら、レストランの開店案内を待ちます。ラガー軍団たちが押し寄せる前に一番乗りしないと・・・

 19:00 レストランの開店案内が入り、お待ちかねの夕食バイキングのためレストランへ。
 出港までまだ50分ありますが、1便であれば18時台に夕食を食べている時間なので、決して早い時間でもありません。とにかくラガー軍団がくる前にしっかり食べておかなければという心配ばかりが胸をよぎりました。
 
 今日はお腹をちゃんと空かせてきたので、1回目アラカルト~2回目カレー~3回目のデザートで終えずに、広告に載っていたコンニャク餅そして枝豆、最後はソフトクリームで締めます。
 レストランの利用客は予想外に少なく、大家族が近くにいた他は、運送関連の利用者が酒を飲んで大きな声で会話するいつもの光景も全く見当たりません。これは意外です。
 そして待合室で見たあのラガー軍団ですが結局レストランには来ませんでした。一般客との接触により生徒が感染することを避ける措置だったのでしょうか、個別の部屋での食事(弁当?)のようですが、せっかくの船旅ですから、一般客の利用の後にでも食堂に入れて、暖かいご飯とみそ汁でも食べさせてあげればと思いました。ちょっと可哀想。

 19:50 食事中にガガガーとエンジン音が高まり、大阪南港を出港しました。
 レストランは船の後部にあるので、旋回時のスタンスラスターの振動がモロに伝わってきます。
 最終的にレストランの利用客は数十人程度に終わりそうで、夏休みなのに寂しい船出に終わってしまいそうです。

 ここが予約した名門大洋フェリーでは「ツーリスト」と呼ばれる2等寝台。他社の船ではツーリストと呼ぶ部屋は雑魚寝のカーペット船室の場合もあり、この辺が統一されていないのがややこしいところです。

 部屋にはいります。じゃーーーん、貸し切り状態。ヒャッホーーーー。
 結局出港時刻までに誰もこの部屋を予約することなく、定員20名の船室をひとり占めです。一応私が予約サイトに入った、出港5時間半前の時点では、残りの2室には数人ずつの予約が入っていたのと、1等船室は3割程度、2等エコノミー(雑魚寝)室が意外と埋まっていました。

 窓際の寝台は上段になります。
 前回利用も上段で、頭打ちそうだから次は下段にしようと書いていましたが、一番奥の窓際が空いている場合は上段になりますが、ここを押さえるのが理想でしょうか?

 神戸須磨沖を航行します。
 少し小さいけど、右上上空に神戸空港に着陸する飛行機の姿が見えました。

 21:01 続いて明石海峡大橋の下をくぐります。
 2等船室なのに窓があって、しかもひとり占め状態なので、誰にも遠慮せずに写真が撮れます。
 そしてこの後は爆睡

 .朝はゆっくり急がず

 朝6時 周防灘は快晴です。
 天気予報では今日だけ晴れで、明日午後から雨、明後日は雨のち曇り まぁ天気次第で行き先を決めます。

 私1人だけなので、カーテンを開けて朝の光を船室に注ぎ込みます。
 これなら部屋の灯りは必要ありません。あとはレストラン開店を待つだけです。

 6:40 船内放送に導かれてレストランへ。
 朝のゆっくりと景色を見ながらの食事はいいもんですね。これが2便の醍醐味です。
 
 例のごとく、最初にパン食とアラカルト、そして次にカレーライス、最後はデザートの3部構成。
 前の記事で船によってカレーの味が違うと書きましたが、夜と朝でカレーの種類が違ってました。夜はビーフカレーで朝は野菜カレーになります。やっぱり両方たべないと。お皿も夜と朝とで色が違うのも乙です。

 7:30 船はもう小野田沖までやってきました。もう少しで北九州に到着です。

 8:07 新門司港の港内に入ります。ここから接岸するのに20分近くかかります。

 8:15 まもなく接岸、1か月ちょっとぶりに九州に上陸します。

 8:25 予定より5分早く接岸しました。
 結局降りたのも私が一番降りでした。

 ターミナルを出るといつもは1台だけの送迎バスが何と3台も。
 見慣れぬ紫色の観光バスまで止まっており、後ろの西鉄の車両に乗ろうとしたら、前の紫のが先発だからと案内されました。さっさと出さないとラガー軍団がやってくるよ。その心配は的中し、ラガー軍団は各バスに分かれて分乗となり、先発の私の乗ったバスにも乗ってきましたが、先生の指導でワイワイガヤガヤすることなく、大人しくしてくれたので助かりました。

 9:25 バスの分乗に手間取ったため5分遅れで小倉駅前に到着。
 これから九州内の旅が始まります。

 小倉駅の改札前に来ると、PCR検査(準備中)の会場となっていましたが、愛知県から来た人は対象外でした。
 そして先のラガー軍団も上がってきて、なんとそのまま電車に乗るようです。

 既にホームに止まっていた9:43発の区間快速には乗らずに33分後の快速に乗ります。
 ラガー軍団はこの9:43の区間快速に乗って行きました。
 33分後の快速ですが、鳥栖には先発の区間快速より10分早く着くので、急ぐ必要はありません。

 鳥栖でそのまま長崎行きの普通電車に乗ったのですが、すぐ直前にED76牽引の鍋島行きが通っていて撮影に間に合わなかったので、降りずにそのまま乗り鉄します。

 快晴の長崎本線の車窓(有明海)を眺める旅、青春18きっぷでここの区間に乗れなくなる日も近いので、乗るなら今のうちです。

 15:24 鳥栖から3時間20分 結局そのまま長崎駅まで来てしまいました。
 6月に長崎駅に来た時は改札を出ずにそのまま折返しだったのですが、今回は改札を出ます。

 高架駅になった長崎駅で下車するのは初めてで、工事の様子を見ます。

 旧駅舎側に歩いた所で、昔何度も乗り降りした長崎駅の残骸が一部残っていました。
 なおここの通路も8/16を以って閉鎖されるようで、見れるうちに来れて良かったです。

 駅前歩道橋から見る、駅前工事の様子。
 路面電車乗り場からは随分遠くなってしまいました。これだけの距離があるなら路面電車を駅に横付けしたらいいのにと思いますが、そんな粋な事はしないようで、発想力が乏しいんですかね。まぁ長崎県にとっては「新幹線」が欲しいんじゃなくて、「新幹線工事」が欲しいだけ(関係者談)ですから、開業後のことなんぞどうでもいいんでしょうね。
 その後駅前で路面電車を1時間近く撮影しました。

 .熊本へ移動
 明日の天気予報が好転したので、急きょ夕方から熊本へ向かうことにしました。

 18:48 この時間からどうやって長崎から熊本へ移動するのか?
 青春18きっぷによる鈍行旅では早岐経由のルートしかなく、早岐から特急を使っても熊本到着が23時台になってしまうので、別のルートを探します。
 ということで諫早から島原鉄道に乗ります。ただ、島原港からのフェリーは間に合いません。どうする?

 19:43 多比良駅に到着、ここで島鉄を降ります。

 駅から歩くこと約10分 多比良港につきました。
 ここで20時発の最終のフェリーに乗ります。
 
 有明フェリー船内
 写真を撮った時はガラガラでしたが、出港時に15人ぐらいぞろぞろと人が上がってきました。
 私の近くに来た数人は、みなグェンさんのようです。

 20:45 長洲港に到着
 ここから長洲駅まで徒歩23分。全速で歩きます。

 21:12 熊本方面行きの普通電車がやってきました。
 これに乗れば35分程で熊本に着くので意外と使えるルートかも知れません。

 これで熊本市内で今夜は滞泊、明日の撮影に備えます。続きは後編で。
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さよならキハ66・67出撃(後編)

2021-07-05 |  出撃 at 九州地方
 .2ヶ所で撮影&至福の移動
 現地1日目(6/23)の13時過ぎに長崎駅に到着したのですが、僅か10分で折り返し佐世保行きYC1形に乗ります。

 やって来たのが旧線区間の東園駅、5年ぶりぐらいの再々々訪問です。多分5回目ぐらい。
 駅を降りたのは3人ぐらいの撮影者、2人は海沿いで撮るようですが、私は山の方へ歩き、国道207号を諫早方面に歩きます。

 15:43 湾を見下ろす場所からハウステンボス塗装のキハ66・67を俯瞰撮影。
 前回来た時は国鉄色でしたが、天気が白っぽい薄曇りだったので、今回は後追いながらも順光でゲット。

 16:30 駅の近くまで戻ってきて、海をバックに真横からYC1型をスナップ。
 7月からは全部コレになるんですね。東園16:39発の佐世保行きに乗って移動します。

 途中の西諌早で大勢の高校生が乗ってきて、私が1人で座っていた端のボックス席に3人の女子高生が座って囲まれる形に。国鉄型じゃないけど幸せです。
 17:46 川棚で下車、女学生の後を付ける不審者のオッサンと化します。と言っても駅舎を出るまでの僅か30秒ほどの間でしたが。
 駅からはまた1人寂しく道路を歩いて撮影地に向かいます。

 18:28 道路陸橋から海を入れて、4連快速を撮影。
 まだここには来たことが無かったので、一度撮っておきたいシーンが撮れました。
 30分後の普通列車も録りましたが、意外と暗くなるのが早かったです。

 川棚から一旦早岐へ戻ります。次の列車の時間との関係で、店で食事をしてる時間もないことから、駅前のスーパーで弁当と総菜を買って、また下りの諫早行き普通に乗り込みました。

 早岐21:11発の普通 諫早行きの車内
 この時間帯で4両編成なので、結構ガラガラです。翌朝の諫早発長崎行きの朝ラッシュ運用のための送り込み回送を兼ねた運用なので4連になっていると思われます。
 これで実質夜行運用のこの車両の風景は見納めとなりました。

 .十分撮った?
 夜は大村空港道路近くで滞泊、翌朝は近くの国道を走るバスで移動、岩松手前の踏切に行きます。

 7時台に3本国鉄型が通るので、朝日を浴びて長崎に向かう4連快速を狙います。
 最初は3人ほどでしたが、この国鉄色の3本目が来る頃には10人近い人出で賑わっていました、というかキャパ限界でした。

 続いて10時台に通過する快速を千綿で撮るのですが、それ以外のロケハンと食料調達を兼ねて彼杵まで乗車。千綿駅近辺はお店全然ないですからね。

 9:13 千綿駅に到着 めちゃめちゃ天気いいです。
 大きなキャリーバッグを持った鉄子さん?も下車、この人昼過ぎの帰りの時にもまだこの駅に居ました。

 美しい風景とレトロな建物が大人気の千綿駅ですが、もうここに来るのはこれで最後になるのかなぁ・・・

 駅から40分ほど歩いて、大村湾を一望できる棚田の撮影地に到着し、快速列車を待ちます。
 ちょっとお姉ちゃん、柵の中に入っての撮影はまずいんじゃないの?
 車のナンバーからして福岡空港からレンタカーで飛ばしてきたのかな、マナー知らずの関東人だろな、知らんけど。

 10:08 1本目のキハ66は昨日も撮ったハウステンボス色でした。
 次の快速まで1時間あるので移動します。

 11:07 棚田の所から30分ほど歩いて、国道脇から俯瞰できる場所にきました。
 手軽に海を入れて撮れる場所ですが、車の音がうるさいので動画撮影には不向きかも。
 ここで11時台の1本だけ撮って、また丘を上がって棚田に戻って13時過ぎまで撮影しました。

 13:57 千綿駅に戻ってきて、北側から下り列車を海越しに撮影。
 これで全て撮影を終えました。

 14:09 佐世保行きの列車に乗ります。
 明日1日予備として取っておいたのですが、もうこれで十分撮ったので、これで帰ることにします。

 14:40 早岐に到着。これで完全にキハ66・67は見納めになりました。
 さようなら キハ66・67

 .再び航路で帰る
 現地2日目で撮影を終えたので、帰りはどうするか?
 明日の分のバリ得こだまを使う方法もありますが、今ならまだ大阪行きのフェリー2便に間に合うので、復路もフェリーで帰ることにしました。
 早岐から小倉までは在来線の特急2本を使って帰ります。往路と同じく博多までは特急〔みどり〕で2,350円で博多まで戻り、博多で一旦改札を出て改めて乗り直す形になります。早岐→小倉を通しで買うと、乗車券だけで3,300もするので、逆に高くつくからです。
 
 先に到着していた〔みどり』に続いてホームに入ってきた〔ハウステンボス〕と連結を行います。
 やはり〔みどり〕の方が空いていました。

 最初手こずった「九州ネットきっぷ」も一度使ったらあとは手慣れたもん。でもまたクレカの期限切れを迎えた頃にエラーで焦るんだろなと。
 
 博多から小倉まで普通(快速)列車で1,310円ですが、ネット割を使えば+160円で特急指定席に乗れるから、これを使わない手はありませんね。
 しかもたくさん本数がある〔ソニック〕ではなく、夕方から走り出す〔きらめき〕に乗ります。

 17:31 博多駅2番線に特急〔きらめき2号〕が入ってきました。

 なんか指定席の予約率が高いなぁと思ったら、6両編成中、この2号車だけが指定席(1号車はグリーン車)で、あとの4両は自由席だから、安くネットきっぷを利用する人はこの車両に集中します。

 久々に乗る787系 ソニックなら小倉まで42分で着いてしまうのですが、こちらは50分と僅か8分ですが、長く乗っておれます。

 18:29 小倉駅に到着 8分長いと言っても所詮あっという間です。

 小倉駅では何もせずに、18:40発の新門司港行きの送迎バスに乗り込みます。
 あれ、結構乗っているぞ・・・・そうか今日は24日だから天理教の人たちか。

 19:20 1日半ぶりに新門司港に戻ってきました。
 帰りの船の予約は、早岐を出た時に〔みどり号〕の中で予約・決済していたので、今回も検温だけで船に乗り込みます。
 ターミナル1階には天理教専用の受付カウンターが出ていました。さすが。
 
 帰りは2等寝台ツーリスト利用です。
 1便よりもたくさん1等個室がある船なのですが、すでに全部埋まっていました。閑散期の平日ですよ!
 
 ここが今夜のお宿。往きと比べると、その狭さ感は否めないですね。昔は雑魚寝の大部屋がデフォだったので、ツーリストですら上等感があったものです。

 今回は荷物が少な目なので上段にしましたが、キャリーがある時は下段の方が頭上スペースが広いので〇です。

 19:50 定刻に新門司港を出港  大阪まで12時間半の旅です

 20:00 早速レストランへ。
 2便は出港50分前の19時から開いているので、早い人達は一杯やって、もう食べ終わってるだろうから、出港直後に行っても多分そんなに混んでないとふみました。しかし、テーブルはそこそこ利用客で埋まっていました。蔓延防止期間が終わって、旅行客が戻ってきたら結構混むでしょうね。
 夕食バイキングは1便と同じ1,600円ですが、朝食セットは無料ではなく+550円となり、計2,150円となります。

 初めて乗る2便の食事ですが、基本的に夕食バイキングの内容は変わらないようです。

           

 往路同様に夕食後横になってるうちにそのまま寝てしまい、起きたら朝4時台、この船の2等ツーリスト室の一部は窓があって、誰かがカーテンを開けていました。多分端っこの下段にいた4人家族の子供かな?
まだまだ朝食までは時間があるので、寝台に戻ってPC作業で時間を潰します。

 明石海峡大橋も過ぎて、神戸の沖合を走ります。
 
 朝のお楽しみ、朝食バイキングを食べにレストランへ。
 2便の朝食券は青い1便と違ってオレンジ色の券が渡されます。

 2便の朝食バイキングが別途+550円(単独だと750円)なのは、和洋選べて朝からがっつり食べられるからですね。
 パン食中心にいろいろ選びます。昨夜食べ忘れたカレーライスも朝から食べましたが、1便とは少し味が違い甘めの味付けでした。
 それぞれの船のコックによって味が違うのも醍醐味。

 朝食を食べ終えたら既に大阪湾にに入っていました。
 1万5千トンの船体なので、湾内に入ってからが超鈍足で進みます。寝台に戻って下船の身支度をします。

 8:20 小型の船なら2~3分で接岸・下船できそうな距離ですが、ここからが慎重に岸壁に寄せます。
 1便の船よりも1.5倍の重さの船体なので、出力を絞らないと当たった時の衝撃が大きいですからね。

 8:30 定刻に接岸。下船開始
 初めての2便での一夜が終わりました。大阪も快晴です。

 いつもは下船したらさっさとターミナルを抜けて次の交通機関に乗り継ぐのですが、今日は1日余裕があるので、ゆっくり見物します。船首の部分を開けたら2階建て構造になっていて、上の階は斜めに掛けられた橋を通って降りるんですね。

 ターミナルまで戻ってきました。我々下船客と入れ替えに船内の掃除のスタッフさん達が大勢乗り込んでいきました。

 こうして3泊4日の長崎県への大村線キハ66・67乗り撮り収めの旅が終わりました。
 長椅子でせっかくの景色が楽しめない、味気ない銀色の車両ばかりで、もう大村線に乗ることも無いかも知れないし、長崎県に行くこと自体も無くなるかも知れませんね。

 ・・・・でも可愛い女子高生たちに囲まれるなら、また長崎県に行くのもありかなw もうそれ位しか楽しむものがないもんね。
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さよならキハ66・67出撃(前編)

2021-07-03 |  出撃 at 九州地方
 緊急事態宣言が6月20日で解除されてすぐの、6月22日~25日にかけて3泊4日で長崎県まで遠征しました。
 これは6月末で運用から離脱する長崎車両区所属のキハ66と67の最後の撮影のためです。
 本来ならもう少し早く5月中に行こうと思っていたのですが、中々緊急事態宣言が解除されなかったので見送っていたのですが、ようやく解除にこぎつけて遠征の運びとなりました。

 心配された天気ですが、東海~関東は連日雨模様だったの対して、梅雨全線が南へ下がったため、九州本土方面は週明けから晴れ予報となったので、直前ですがよっしゃー!と行きを決定、もし晴れなかったら見送っていたと思います。

←予定は宿直明けの6/22に出発して、公休の6/23・24の2日間で大村線の撮影、もし満足に撮れなかったら、年休として取っている次の25日も撮影に充てて、25日中には帰ってくるパターンです。



 .どうする交通機関
 関西と長崎の往復で、行きは大阪を14時以降の出発という条件で交通機関をどうするかの選択になるのですが、
  ① JR在来線利用・・・・・・青春18きっぷがないので  この選択は無し。
  ② 新幹線利用・・・・・・・バリ得こだま利用はいいが、博多宿泊になるのも如何なものかな  7,500円+2,350円+宿代
  ③ 航空機利用・・・・・・・スカイマーク神戸ー長崎便が安いが、1日1便しかなく往路が朝出発で時間が無駄に  8,800~9,800円
  ④ 船+JR九州利用・・・・・九州に朝着けて、寝てるうちに移動できる  6,410円+1,310円+2,350円
  ⑤ 夜行バス利用・・・・・・大阪から最安だが、長時間の缶詰は避けたい。USB充電しかないのも今一つ  6,000円
ということで、やっぱり行きはフェリーを使うことにしました。
 予約ですが、武漢肺炎下になってから、フェリーは2等雑魚寝が避けられるようになり、1等個室から埋まっていきます。6月の平日という閑散期なのですが、現地の天気予報をにらみながら結局Goを決めたのが出発当日だったので、1等個室は最後の1室しか空いてませんでしたが、かろうじてゲット。前回1等船室を使ったのはGoToキャンペーンが適用できて、実質半額になった9月の利用でしたが、今回は使えないので、船会社のWEB割を使っての3割引きの予約です。

 1等船室利用だと新幹線や飛行機よりも高くついてしまいますが、個室で寝られるのはやっぱりイイので奮発しました。
 なお九州内を3日間とも鉄道移動する場合は、青春18きっぷの九州版である「旅名人の九州満喫きっぷ 11,000円」もありますが、今回は2日間のみで撮影を終えて引き上げる場合もあるので、使いませんでした。3日目まで撮影となった場合は、帰りは飛行機になったでしょうが、なるべく避けるつもりでした。

 .2か月ぶりに船の人に
 無事WEB決済も済ませて、大阪南港へ向かいます。

 2か月ぶりなのに、なんか久々に来た感がありました。

 毎度の駅からターミナルへの歩道橋ですが、心がウキウキしますね。

 既にWEB決済済みなので、窓口には並ばす、体温チェックだけを受けに1階ロビーに下りて、また2階に上がります。

 フェリーターミナルから桟橋に行くとここで3方向に分かれます。愛媛行きが真っ直ぐ、門司行きは右か左へ、私が乗る1便は右側です。

 分岐路から通路を延々と歩いて、一旦地上に下りて、そこから長いスロープを上がっていきます。この措置は来年1月まで続きます。

 フロントで鍵を受け取って、今夜のお部屋である103号室へ。

 昨秋ぶりの1等個室。1人船室なので窓のない部屋です。荷物が多かったり、充電する機器が多い時はやはり1等室に限りますね。

 17:00 乗客桟橋は5分前には跳ね上げられ、17時定刻に出港。

 17:10 港の中で10分近くかけて180度旋回を行います。いつかオレンジフェリーに乗ってやるぞといいつつ未だに乗ってません。

 18:15 大阪からおよそ1時間で明石海峡大橋を通過します。

 明石海峡大橋を通過したら、お楽しみのレストランへ。通常17時の出港時刻から既にレストランは賑わっているので、普段ならもう少し時間をずらして行くのですが、旅行客もドライバーも少ないのか、既に空いていました。

 例によってバイキングの恩恵を受けて3回に取り分けての食事。上から1回目は和食風?で、2回目はカレーライスとサラダになぜか冷奴、そして最後はコーヒーとデザート(杏仁豆腐) 今回も満足満足の1,600円でした。
 あんまり遅く行くと、好みのおかずが無くなってしまうので、混雑を避けつつ最適な時間を見計らっての利用がコツです。

 部屋に戻ったら、機材の充電をしながら、少しパソコンで作業でもしようかと、その前にちょと横になって・・・・・・そのまま爆睡していましました。
 気付いたら瀬戸大橋もとっくに通過しており、愛媛県沖に入っていました。来島海峡も見ることなく二度寝。

 .九州上陸

 4:30 起きたら朝4時を回っていました。浴衣から着替えてデッキへ。夏至の時期なので、西日本とは言え結構明るくなってきました。東日本なら完全に夜が明けてる時刻。

 4:38 4時半からレストランが開いているので、昨夜夕食を食べる時に渡された朝食券を持ってレストランへ。夕食1600円を食べた人には朝食が無料になる券が渡されます。単独で朝食のみを食べる場合は300円。

 これが無料(300円)のモーニング。一応お代わりは自由ですが、朝からパンとサラダをかき込んでもねぇ。
 食パンは薄めでバターロールも今一つですが、コーヒーは旨いのでお代わり。

 5:18 新門司港の湾内に入ります。ようやく太陽が出てきました。

 5:26 船体を慎重に近づけて接岸します。船体が大きいほどこの接岸に時間が掛かります。

 5:29 所定より1分早く下船開始。9か月ぶりの九州上陸です。

 ターミナルに待機している送迎バスに乗り込みます。乗客は私を含め6名でした。

 6:06 門司駅での降車客が無かったので、小倉駅までバスは直行。14分早く到着しました。


 小倉から長崎までは鉄道利用なのですが、バスから小走りで上がれば在来線の特急に間に合ったのですが、ゆっくり歩いて上がったので間に合わず、小倉⇒博多間は新幹線を利用することに。

 駅近辺のチケット屋などを見てみたのですが、自動券売機などは無く、当然お店も開いていなかったので正規で新幹線の切符を買うことに。

 小倉から乗ったこだま号は昨夜の折返し運用のため、座席が全て東京方を向いたままでした。

 .安いきっぷで長崎周遊
 博多で約1時間半、朝ラッシュ風景を撮影し、9時半の特急〔みどり5号〕に乗って早岐まで行きます。

 ここで初めて「九州ネットきっぷ」を使います。
 既にJR九州のスマホアプリは2年ほど前から入れていたのですが、列車予約はした事なかったので、今回初めて。しかも登録時のクレカが有効期限が切れており、エラー続出で手こずったため、発車数分前でようやく手続きと発券完了というゴタゴタ。列車に乗ったのは出発2分前でした。
 博多⇒早岐は、通常は自由席でも3,420円するので、指定席で2,350円はかなり安いです。

 11:10 早岐に到着。ここで一旦改札を出ます。

 早岐から先は「ぶらり大村線きっぷ」を使います。
 博多から特急〔かもめ〕ではなく、〔みどり〕を使ったのは、諫早へ行くよりも早岐まで来た方が安く来れて、その先はフリーきっぷが使えるからです。

 早岐駅の壁にはキハ66・67引退の記念乗車券発売や思い出写真などのポスターが掲げられ、いよいよ近づく引退の雰囲気が漂ってきます。

 早岐駅でホームに降りるとちょうど上下の快速シーサイドライナーが入ってきたところでした。
 乗客はまあまあ乗っていて、意図する席に座れなかったのですが、すぐ次のハウステンボスでお婆さんたち3人組が降りたので、向かい合わせ席ですが進行方向右側の席が空いたのですかさず移動。
 当初の予定では途中駅で下車する予定だったので、車窓は撮らずに眺めているうちに、あっという間の大村線内の走行を終えて長崎線内に入り、電化区間を飛ばします。
  えっ、もう降りちゃうの? (´・ω・`)ショボーン 
 諫早からは(お約束の)可愛い女子高生たちが乗ってきて、空いていた私の向かいに2人座って、次の喜々津まで幸せなお見合いタイムとなりました。そのまま乗ってて良かったw
 喜々津で大半の乗客が降りてからは車内もガラガラ。

 13:02 終点長崎に到着 (区間)快速 シーサイドライナーの短い旅が終わりました。
 
 このあとすぐ折り返して、午後からは撮影に入りますが、その様子は後編で書きます。
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バリ得こだま使ってワープ

2021-04-15 |  出撃 at 九州地方
 九州最終日は朝10時に熊本を出発して帰路に就いたのですが、このまま青春18きっぷで延々と普通列車を乗り継いでも岡山辺りで終電になってしまうので、どこかの区間で新幹線などを使ってワープしなければなりません。先週は新山口→広島間のみだったので、通常料金でその場で買いましたが、今回は区間が長くなるので、通常料金だと1万円以上になってしまいます。
 そこで活躍するのが、山陽新幹線に設定された幾つかの格安プランのうち、長距離区間で使えるプランを比較しました。

 50歳以上の会員だけが使えるJR西日本のおとなびWEB早得が格段に安いのですが、問題は発売期間です。ほとんどが7日前までで発売締切りとなっています。
 そんな中、前日でも買えるのが日本旅行とJTBですが、JTBは取扱い店舗が駅近辺になかったりして限定されてしまうため、実質日本旅行のみとなります。しかも日本旅行のやつは座席が選べるのが嬉しい、さすがJR西日本系の旅行会社です。料金はどの社も7,500円前後なので似たり寄ったりですから、前日でに買えて座席も選べるのが最大のセールスポイントです。

 ということで、乗車前日になって当日の天気予報をにらみながら買うかどうかを決めます。もし翌日の熊本の天気が朝から雨なら、早々に熊本を出発するので先週同様に新山口→広島あたりで落ち着いたのですが、雨は降らず曇りのち晴れでしたから、熊本での撮影をすることにして、バリ得こだまを買うことにしました。区間は小倉→姫路間なので、定価よりも1,200円安くなって6,300円の出費です。
※悲報:バリ得こだまは、8月から8,400円へと大幅値上げになってしまいました。


 日本旅行のサイトにユーザー登録した後、乗りたい列車を選んで区間を指定していくと、クレジット決済専用の確認画面にたどり着きます、その後に座席を選べる画面が出て来て座席を選んで決定→予約番号が出て、その後クレジット決済会社のログイン後手続きが完了します。

  ーーー ここまでが前日の作業 ーーー

 明けて当日、

 熊本→久留米→小倉と在来線の電車を乗り継いだ後、JR西日本のみどりの券売機がある小倉駅の新幹線口の券売機前で、日旅のサイトにアクセスして、QRコード付きの画面を出します。これを券売機にあるQR読み取り部分にかざすと認識されて、発券されます。事前決済済みなので、クレカなどを挿入する必要はありません。現時点で最もスマートに切符を購入できる手段です。
 画面右側はセブンキオスクで貰えるお茶のバーコード。


 こちらが出てきた切符。
 1枚物のきっぷなので、新幹線改札口→在来線乗換口で抜けてそのまま18きっぷで乗車を続ければ切符は手元に残ります。


 14:23 乗車のこだま856号が入ってきました。
 元ひかり レールスターの700系7000番台です。

 5号車は私が乗った時点で前の方にお爺さんが1人乗っていただけで、私を含めて2人だけの乗客で小倉を出発。
 その後東へ進むたびに駅ごとに2・3人の乗客を拾っていき、一旦広島で吐き出し、また数駅ごとに乗客を拾っては岡山で吐き出しというのを繰り返していました。

 山陽新幹線のこだま号にグリーン車がない理由がこれ。
 100系時代から2✕2配列で、木目調の大きな肘置きをセンターに据えた座席で、大きくリクライニングする普通車指定席の仕様なので、これならグリーン車は必要ありませんね。なおN700系の間合い運用のこだま号を除きます。

 18:24 4時間のこだま号の旅を終えて姫路に到着。
 ここから再び在来線に乗換えて、新快速で米原・大垣と乗り継ぎ、23時過ぎに帰宅しました。


 今春使用した青春18きっぷは2枚。
 東は神奈川県から西は鹿児島県までで4往復使用しました。

 これで今月の遠征は終わりで、GWは飛び石で出勤になるため何処にも出掛けません。
 次に遠征になるのはGW後に代休を絡めた3連休が3回あるので、その辺りに出掛けようかというところですが、折しも三たび感染拡大が拡がってるので、感染の終息状況を見ながらとなります。
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鹿児島・熊本市電に乗り撮り

2021-04-13 |  出撃 at 九州地方
 .鹿児島市電を乗り撮り
 九州2日目は午前中に鹿児島市電を撮影します。

 朝7時半ごろから郡元の交差点にかかる歩道橋から市電の行き交う様子を撮影。
 鹿児島市内は意外と歩道橋が少なく、路面電車の長時間動画撮影は場所が限定されてしまいます。パシャッと写真撮るだけなら簡単なんですが、回しっぱ動画の撮影はそうはいかないので。

 鹿児島市電の車内ですが、感染防止対策のため、運転士の右側後ろの隙間のカーテンが閉められ、ここから前が見えないので、前面展望が楽しめません。当分の間は無理でしょうね。左側のこの位置からだと乗降の邪魔になるし。

 こちらは先月27日に完成したばかりの鹿児島駅前停留所。3線頭端式です。

 鹿児島駅前で30分程度撮影後、いづろ通りで下車。このから天文館にかけてが鹿児島の一大繁華街になりましょうか。
 両側歩道上にアーケードがあり、その先には大きなアーケード街に続いています。東京なんかより全然快適に買い物を楽しめますね。

 そろそろ遅い朝食にすべく天文館方向へ歩いていると・・・見慣れたバーガー店が2つ並んでます。さてどっちに入ろうかな? Mで始まる店の方に入ろっと。

 天文館の〇スバで朝食を終えて、1駅歩きます。
 天文館通りの1駅西に高見馬場の分岐点があり、ここのポイントマシンが路面上に剥き出しに取り付けられてるのが面白いです。

 高見馬場からは7000形リトルダンサーに乗って南へ南へ移動します。
 このリトルダンサーは運転席がバスなどと同じく右側にあり、さらに運転席右後ろ側はモニタ画面のスペースで壁になっているため、前面展望は絶望的な車両です。

 結局終点の谷山に到着(右側が乗って来た7000形)

 谷山は日本一南にある電停ということで、その標?が立っていました。駅舎は何となく人の顔みたい。・

 谷山電停から歩くこと数分、JR谷山駅に着きます。こんな立派な高架駅に変わっていました。列車到着時には吉田拓郎の「夏休み」の接近ジングルが流れます。

 谷山から下り列車に乗ります。2・3駅進むと一気に左側車窓に鹿児島湾が開けてきました。桜島は煙は上がっていないようです。
 指宿枕崎線に乗るのはまだ、787系つばめが走っていた頃に南鹿児島まで乗りましたが、それより南は20年以上前になります。

 喜入に到着。これより先に行ってしまうと、今日中に熊本にたどり着けなくなるので、残念ながらここで諦めて折返します。

 すぐに喜入から鹿児島中央に戻って鹿児島本線の普通に乗り換え、川内で2分接続で肥薩おれんじ鉄道に乗り継ぎます。

 再び西方で下車し、昨日撮り逃した上り貨物列車を撮影します。ED76 83号機で、パンタがピッカピカだったので、最後の検査明けかも知れません。
 前の記事で冒頭に「今年は九州を重点地区に指定」と書いていたのは、今年度中にED76とEF81が置き換えられてしまうためで、その撮影のために今年度中にまた九州に来るつもりです。

 東シナ海に落ちる夕陽を見て2日目が暮れます。

 .熊本市電を撮って帰路に
 九州滞在最終日の3日目は朝熊本市電を撮って、その後は帰路に就く行程です。
 朝の熊本市電の様子を撮影しましたが、残念ながら曇ってしまったので、今一つです。

 上熊本の電停の端っこから見る車庫の様子。元西鉄の5000形は一番奥に引っ込んでいるので動かないみたいです。映画撮影のためにクリーム色の熊本市電オリジナル色に戻された古参の1063号が出庫待ち中。

 上熊本電停は2線式で、朝6時台後半は出庫を兼ねて最短で3分おきに次々と電車が出ていきます。このあと先ほどの1063号車が入ってきたので、その車両に乗って市街地に出ました。

 交通局前・九品寺と撮影できそうか歩道橋を見たものの、今一つだったため、結局昨夏にも来た花畑町の歩道橋からの撮影になりました。

 花畑町で撮影を終えて、上通りのアーケード街を歩きます。朝9時過ぎなのでまだ街は眠っているようです。

 辛島町から熊本駅に戻ってきて今回の撮影は終了です。

 熊本駅前は昨夏来た時は駅前広場の工事中でしたが、今は完成して広々と使えます。
 初日の逆で今日は熊本を10時台の電車で乗り継いで小倉まで移動します。

 
 なお鹿児島市・熊本市ともに1日乗車券を発売しているので、鹿児島市は4回以上、熊本市は3回以上乗ると元が取れます。どちらの乗車券も購入後に乗車日をコインで削る方式です。

 この次の記事が今回の一連の最後の記事になります。
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