ベスビオ火山の 火の色のバラ

真紅 (Crimson　red) の一重のバラ、ベスビアス　Vesuvius　(Hybrid Tea)。
これも一重ながらハイブリッドティです。古い品種ですが、真っ赤に燃える花色は古さを
感じさせません。中度ないし強い香りがあるそうです。

ベスビアスはイタリアの ヴェスヴィオ Vesuvio 火山の英語名で、真っ赤な花色はその火
の色をイメージしたものでしょう。
西暦79年8月24日のヴェスヴィオ火山の大噴火とその翌日の大火砕流でポンペイは完全
に埋もれ、１000年の眠りに就きました。1748年に再発見され、その後の断続的な発掘に
よって、紀元1世紀当時の建造物やありのままの生活の様子が明らかになってきたのだ
そうです。

作出者マグレディ２世 (～1926) は父 Samuel McGredy が1903年に亡くなってナーセリー
を継ぎ、多くの優秀品種を作出して 「アイルランドの魔術師 The Irish Wizard」 と呼ばれた
そうです。その子がマグレディ３世 Samuel Davidson McGredy III です。

作出者　　アイルランド　　マグレディ２世　　Samuel McGredy II　 1923年。
　　　　　　　(神奈川県川崎市　生田緑地バラ苑　111023)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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