シュロップシャーの若人、残りの人生50年

バラ図鑑の編成のめどが立ってきました。

第2集はオースティンがイングリッシュローズ第1号を発表
した1960年以降のバラですが、260品種ほどでまとまりそう
です。まだ今春の仕上げの取材で最新の品種が増えるかも
しれませんが、150ページに収まりそうです。

洗い直して発見したオースティンのバラ、ア・シュロップ
シャイア・ラッド ( シュロップシャー・ラド)　
A Shropshire Lad　(Shrub. English Rose) 。

ソフトなピーチピンクで、カップ咲きからロゼット咲きに進み
ます。フルーティな強い香りがあります。

シュロップシャーはイングランド中西部の州で、農産物や
チーズが名産ということです。

品種名はハウスマン (Alfred Edward Housman，1859-1936) 
の同名詩集の発刊100周年で命名されました。
「シュロップシャーの若者」と題されたその詩で、彼はこう
詠っています。

　　人生70年の、20年は過ぎたから
　　私の寿命はもう50年ほどしか残っていない
　　花の盛りを眺めるには　50年ではあまりに短い
　　だから私は森へ行こう
　　白い桜花の雪景色をこの目で見よう

詩集はかなりのベストセラーになり、曲も付けられて流行した
そうです。
しかし作者が20才だったわけではないかもしれませんが、50年
でも短いとは！！
私にはもう70過ぎで、20年も残っていません。目も悪くなっ
てしまいました。しかしまだ10年くらい頑張りたいですね。

作出者　イギリス　オースティン　
　　　　　　David C. H. Austin (1926-2018) 1997年。
　　　(埼玉県久喜市　実野里フェイバリットG＝廃業　
　　　　　　　　　　　2008年5月24日、2009年5月16日)
　　　(神奈川県川崎市　生田緑地ばら苑　2012年10月12日)

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上３枚は　実野里フェイバリットG=廃業　2008年5月24日。

これは　同　2009年5月16日。


これは　生田緑地ばら苑　2012年10月12日。