大きく開いた アネモネローズ

ちょっと早いかと思いながら訪ねた実野里フェイバリットガーデン。
けっこう咲き始めていました。

これはたとえようもない柔らかなピンクの、一重大輪のバラ、
アネモネローズ　anemone rose (Hybrid Laevigata)．
レヴィガータ Laevigata というのはナニワイバラの系統です。

花の直径は８～10cmほどもあり、 香りが強いそうですが、雨上がり
の夕方で香りは分かりませんでした。

この花は去年も目についたのですが、昨日行ってみるとますます
素晴らしい花なので、よくよく見てみると小さな布の札があり、裏側に
anemone rose　と記載してあります。
この布は去年も見た気がしますが、バラにアネモネというのは変だと
思い、名前だと思いませんでした。
しかし帰ってきて調べると、確かにこれが品種名なのでした。

大きく開いた花の中心にしべが丸く広がる様子は、なるほどアネモネ
に似ている気もします。
梅や椿にサクラの名を付けるようなものですね。

ドイツ、 ヨハン・クリストフ・シュミット Johann Christoph Schmidt　1896年。
なんと100年以上も前の品種とは驚きました。
しかし少しも古さを感じさせない美しさです。
　　　　　(埼玉県菖蒲町　実野里フェイバリットガーデン　080511)


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