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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

西洋すいとん

2008年05月07日 | 食べ物
昨日の昼食はシュペッツレ。
これはドイツに興味を持っている人なら誰でも知っているパスタだ。
が、昨日のはドイツ南西部出身の義父のおばあさんから伝わった料理だそう。
義父とその両親はポーランド出身のはずなのだが、そのまた1世代上の人たちはドイツに住んでいたらしい。
で、ともかく、そこの人たちは比較的大雑把だったらしく、細くて小さいシュペッツレは面倒だ、ということで、まるですいとんのようなものにしたらしい。



生地は小麦粉、卵、水、牛乳、塩少々をまぜ、この写真くらいの硬さに練る。
(写真でわかるかな~、お料理好きの人だったら、これでどのくらいの固さか理解してくれるかも!)



沸騰したお湯に塩小さじ1をいれ、スープスプーン1杯程度を投入する。



左端に見えているのはベーコンの細切れを多めの油でゆっくりと炒めているもの。
これが、シュペッツレのソースになる。



茹で上がったら、湯を切り、ベーコンの油いためソースと混ぜる。
レタスのサラダのもこのベーコンソースを加える。
この組み合わせは夏の料理なのだそう。
義母に言わせると、「簡単だから」とのこと。
夏場は農作業で忙しく、昼食を準備するのに時間が取れないので簡単な料理が「夏の料理」となるのかな、とわたしは理解した。
義父母は農家出身でも、農業をやっているわけでもないのに、この料理が好きなようだ。
私もお勧め。
おいしかった!
日本でも簡単にそろえられる材料でできるから、帰省したら知人友人に披露しよう!

ポーランド料理

2008年04月28日 | 食べ物


先日の昼食は焼き餃子だった。
数週間前に作ったものを冷凍保存しておき、それをフライパンで焼いたのだから、本当に中国の餃子の食べ方と同じだ。
つまり、作りたては水餃子、その水餃子が日にちがたって、硬くなったのを焼いたのが日本で知られている一般的な餃子だ。

もちろん、ドイツ生まれのドイツ育ちのドイツ人の義母が中国餃子を作るわけなく、この餃子の中身はシロップ漬けのさくらんぼだ。

この料理は義父のおかあさんから習ったものだそう。義父は両親とともにポーランドからドイツにやってきた移民だ。たまたま義母の近所に住んでいたらしく、知り合って結婚したそうな。
で、ポーランド人の夫のおかあさんにいくつか料理を伝授されなければならなかったようで、これがそのひとつ。
「ピローゲン」と呼ぶそう。
私から言わせれば「ギョーザ」なのだが、まあ、仕方がない、ピローゲン、なかなか私達日本人にはびっくりする料理だ。



生クリームを添え、ナイフとフォークで食べる餃子、なかなかすさまじいものがある。日本人にとってはね。
このすさまじい餃子、私も伝授されなければならないのかなぁ~
やっぱ、中身は野菜やひき肉でしょう!

珍しく、外食

2008年04月20日 | 食べ物
今日は日曜日。
いつものようにプールに泳ぎに行く前に、某クドナルドに行ってみようと夫が提案した。
私たちは、めったに家の外で食事をしないので、私はわくわくしていた。



これは、日本の某クドナルドにはない、魚の形をしたバンズに、スティック状の白身魚フライ2本がはさんであるもの。
まあまあ・・・・




コーヒー2種。大きさと値段の違いだけ。
が、運悪く、夫の大きいほうのカップは、髪の毛入りぃ!
日本だったら、某クドナルド存続の危機につながる大問題かもしれないが(?!)夫は外食に慣れていないせいもあり(?!)何も言わず、飲み干した・・・・
これ、ドイツ流?!


もちろん、これだけの量では夫婦でやせの大食いの私達には足りない。
プールに行く前にパン屋に寄った。
パン屋でパンを買い、義母が持たせてくれたケーキ、りんごなどをプールサイドで広げ、2回目の昼食のはじまりはじまりぃ~


「果実汁」の作り方

2008年04月10日 | 食べ物
私のジュース騒ぎに気を良くした(?!)義母は、ジュースの作りかたを披露してくれた。


これは、出来上がったジュースをビンに保存したものだ。

このままでは濃く、甘みもないので、後で水で薄めたり、砂糖を加えたりして飲料にする。

このジュースの作りかたを見て(主な作業は私が外出中だったので撮影できなかった)、かなり驚いた。
さくらんぼ、さまざまな種類のベリー類(イチゴなどの核のない食用小果実)を混ぜて蒸すのだ。

上は、ジュース作り専用の鍋で、下側のこの部分に蒸すための水を入れる。


鍋の上側のこの部分にベリーを入れて、蒸す。
蒸されてベリーは汁分を排出する、それが下の写真の管を通って、別の鍋に集められる。


下は集まったジュース。


これはジュース(果実のうまみ汁)を取られた後のベリー類。
食べてみたら、酸味は残っていたが、おいしい部分はすでに無くなっていた。
何かに再利用して、食卓に上るのかと思ったら、堆肥になる運命だそう。


わたしは今まで、ジュースというものは果実などを圧搾して作るものだと思っていた。(りんごは圧搾するそうだが、大量に採れるので業者にやってもらうらしい)
この方法がここで普通とはいえ、今の時代、これをやっている家庭がどのくらいあるのだろう。

もしかして、この義母は周囲の同年代の女性と比較すると化石みたいな生活をしているのではないか。もちろん、材料も自家栽培、添加物など一切使っていないこのジュースを私は自慢に思う。

だけど・・・

2.30年位前にドイツに嫁にきたら、もしかして、このジュース作り、覚えなくてはならなかったかも・・・と思うと、遅れて嫁にきてよかった、とほっと胸をなでおろす・・・・というのが本音。

不気味ジュース報告

2008年04月10日 | 食べ物
前回の記事のコメントに、満天さんが「むせないように」と忠告してくれた。
なるほど、と思い、授業中に不気味ジュース2種を試飲するのをやめた。
もしむせたりしたら・・・
みんなろくにドイツ語が話せないのに咳き込んでいる私を無視するわけにもいかず、「りすさん大丈夫?どうしたの?」と言いたくておろおろするだろう。
わたしもむせながら「このジュース、変」をどのように表現するか考えなくてはいけない。

で、それは正解だった。

色はこのように2種ともきれいなのだけど・・・・
香りにいたってはすでに、ザウアークラウトのほうはザウアークラウトそのもので「やばいぞ!」と思いながら口にした・・・
ぶは~
なにこれ?ザウアークラウトそのままじゃん!塩味ジュースだぞ!
何でこんな飲料が存在するのだ?!わざわざジュースにする必要なんかないではないか!

意気消沈して赤カブに挑んだ。
薄ら甘いけど、なんだか土臭い・・・なにこれ・・・土の味・・・・
くわぁ~

目の前には義母がいて笑い続けていた。
これらのジュースは、昔からあったのだそうで、薬代わりに飲んでいたそう。
赤カブジュースは造血に、ザウアークラウトジュースは糖尿病にいいらしい。

「こんどから、ちゃんと何が入っているか読んでから、買いなさい」
と、釘を刺された。
読んだのだけど・・・海の塩入りって書いてあったけど、まさか、本当に塩味だとは思わなかった私。



不気味なジュース2種

2008年04月08日 | 食べ物
このジュース、スーパーで見つけました。
赤カブジュースとザウアークラウトジュースです。
どんな味がするのか、楽しみです。

赤カブは、普段酢漬けになっているのを食べますが、ジュースになるのだから、酢は抜きで甘いのでしょう。
でも、ザウアークラウトはどうなんだ!?
酢漬けのキャベツをジュースにした、ということだから、甘酸っぱいのかな?
ううう、不気味だけど、興味あるぅ~

明後日の、ドイツ語レッスンに持っていて飲む予定です、報告は後日します。

今日の昼食

2008年04月05日 | 食べ物
我が家の魚料理は、情けないことに、冷凍物だけ、だ。
義母は冷凍庫から袋や箱に入った魚塊を取り出し、焼くだけ・・・・
下の真ん中のはタラ、周りは成型魚棒、とでも言うのだろうか、魚肉の細切れを集めて固めた物だ。あまり、からだに良さそうじゃないけど・・・夫の魚信仰に負けているみたい・・・



これは菊芋(もちろん自家栽培)と、りんごをみじん切りにしたものをあえたサラダ。砂糖とレモン汁少々で味を調える。
生の芋をサラダにするのがちょっと抵抗あるが、結構おいしい。お試しあれ。



これは一人分お皿。
真ん中にタラ、左に菊芋サラダ、ジャガイモサラダ、全粒粉スパゲティ。
もちろん、おかわり自由。もっと食べろ、と義母はうるさい。

私は魚にしょうゆをちょいとたらして食べるんだ!



これはデザートの「ブディング」。プリンと言葉の響きと見た目が似ているので騙される。これ、生暖かいんだぁ~
暖かいカスタードクリームをなめているような感じ。


焼きそばソーススパゲティ

2008年04月04日 | 食べ物
夫が日本食材を買ってくれた。
この辺りには店がないので、インターネットでドイツ国内のアジア食品取扱店に注文するのだ。

夫は、
だし無し味噌汁を怖れて、こんなにたくさんだしの素を買った・・・・

念願の焼きそばソースも手に入った。
夫は、「スパゲティとその焼きそばソースで、焼きそばを作って」とのたまった。

無謀とも思われる注文に少々むかつきながらも、焼きそば麺がないので、仕方なく、作ってやった。(しかも、スパゲティは全粒粉製品で体にはいいだろうがバサバサした食感で、私は飲み込むのに苦労する・・・)

初めは、夫が焼きそばソーススパゲティを食べるのを見ているだけだったが、
「どうしたの?りすも食べてください」
と、機嫌よく言うので、仕方なく口にした。

うまっ

今日から、我が家のメニューになった「焼きそばソーススパゲティ」。
ドイツ人が考案した、新メニュー!



また、味噌汁?

2008年04月02日 | 食べ物

義母は、息子(私の夫)が最近砂糖を控えているのに協力して、砂糖をあまり使わないケーキを焼いている。

砂糖を摂りたくなかったら、ケーキなど食べなければいいものを、長年の習慣で、ケーキを食べないわけにはいかないようだ。

変・・・

おまけに、夕食のリクエストに味噌汁を希望することが多くなった。
日本にいたときは、ほとんど夫は味噌汁を口にすることはなかったし、私も、「味噌汁はヨーロッパ人にきついだろう」思っていた。

普通は今の状況では、私が味噌汁をほしがるべきなのではなかろうか?!

変!

まあいい、今日は豆腐入りだよ~


スーパーで見つけた、怪しい豆腐。
なんだか、チーズみたいな風味だけど、まあ、豆腐だ!
たくさん召しあがれぇ

今日の昼ごはん

2008年04月01日 | 食べ物
今日の昼食は復活祭のために使った材料を再利用。
マカロニのなかに、余ったハム。(冷凍保存したもの)
赤いソースは西洋わさびと、赤カブを混ぜたものを水とクリームでのばしたもの。
加熱すると、山葵の辛味は無くなります。


お皿の上方には、キャベツのサラダ。
これは出来合いのもの。



いつものように、義母はたっぷりとマーガリンを使います。
私は油分を多く摂ると具合が悪くなるので、いくらおいしくても腹7,8分くらいにしておきます。

味噌汁

2008年03月26日 | 食べ物
ここで味噌汁を作って食べることなど、計画になかったので、汁椀や箸の用意をしてこなかった。

数日前、夫が「味噌汁を食べたい」と言うので、本当にたまげた。

ここの街には貴重なアジア食材店で、500グラム3ユーロ50セント(約560円)の味噌、1ユーロ70セント(約270円)の豆腐を買って、味噌汁を作ってあげた。

だしの素がなかったので、だしが入ってない間抜けな味!ま、ドイツ人だから、だいじょうぶかな?


で、スープ皿に味噌汁を盛り付け、食べさせた・・・
私はだしなしの味噌汁は遠慮した・・・



「ねえ、なんだか変な味」と、夫。
ううう、だめだったか、出汁なし味噌汁!
侮れないドイツ人!

ケーキ2種

2008年03月25日 | 食べ物
孫が来る、ということで、義母は2種のケーキを焼いた。


左はスポンジの間のクリームにブルーベリーが入っている。もちろん、去年の夏に栽培した自家製ブルーベリー。右は珍しく、バタークリームだ。


中央にはクリームで作った薔薇の花。少し前、義母は料理の本を見ながら、バタークリームでどのように、花を作るか説明してくれた、けど、私が理解できたのは30パーセントくらいかな
わたしはバタークリームがだめなようで、このケーキを食べた後、寝込んだ

復活祭の食卓

2008年03月25日 | 食べ物
これは買ってきたハム。
機械はハムやパンを切るためのもの。これは割合と最近調達したものらしい。ゴーカイにウイーンと切る。ああ、私もやってみたかった

ハムは2種類。真ん中に置かれた色を塗られた卵からその大きさがわかる。肉、食べすぎ!

パンは昨日焼いたもの。ワインは自家製のさくらんぼ酒。酒類がだめな私にも飲みやすいハムも大昔は自家製だったそうだ。

で、皿にはこのように盛り付けられる。皿の上のほうの赤い物体はホースラデッシュをすりおろしたものに、赤カブを混ぜたもの。辛いものがだめなヨーロッパ人が復活祭にホースラデッシュを口にするのは、何か意味があるのだろう。

西洋餃子

2008年03月23日 | 食べ物
先日、私が外出している間に義母が作ったもの。
この、ほとんど洗面器の容器もなんだかいい感じ・・・


餃子だ!!
と、喜んだものの、まさか、本当に餃子であるわけない・・・・

このように、泡立てた生クリームを添える・・・
これって、いったい何・・・?

丁寧に切ると、中からさくらんぼの甘いソースが出てきた!
うーん、凄い!
誰か日本で「ドイツの家庭料理」と称して広めてほしいものだ。
あっと驚くデザート!

復活祭

2008年03月22日 | 食べ物
今週末は復活祭だ。
このヨーロッパの宗教的な行事の内容はどうでもいいとして・・・
うちでは要するにもっといろいろな食べ物を作る日なのだ。

ドイツ人主婦はあまり料理をしない、とやはり日本から嫁に来た女性に聴かされたことがあるが、彼女の姑がそうなだけであって、人はそれぞれ違うのだ!

義母などは、何か行事があると、ほとんど1日中料理をしている。

私はそれを手伝わなければならない・・・!

ああ、なんだか階下でばたばたやっているぞ・・・
行かなくては・・・・
怠惰がお得意のわたしとしては結構、どうにかしたい・・・と秘かに思いながらなんとなく義母と一緒に台所に立っている。