★ 昨日は家内の定期健診で北播磨総合医療センターに行った。
そこで二人の方とお会いして、お互い会釈をしたし、一人の方とは簡単な会話もしたのだが、
それが、その方の名前もどんな関係でお会いした方なのかもさっぱり想い出さないのである。
ただ、どこかで何かの関係のあった方であったことは間違いないのである。
★ 最近はこんなことは多いし、
『記憶力の低下』はどんどん進んでいる感じなので、
『記憶力の低下』についてちょっと調べてみた。
そうするとこんな記述が現れたのである。
●中高年になると、「昔のような記憶力がなくなった」と思う瞬間があり、人の名前を思い出せない、といったことなどがあげられます。しかし、最新の研究により、記憶力と年齢には相関関係がないことがわかりました。
●最新の研究では「年齢を重ねても、脳の記憶力は低下しない」ことが医学的に解明されました。
●脳研究専門家の東京大学 池谷裕二教授によると、「115歳で亡くなったオランダ人の女性の脳を解剖したところ、脳の機能がほとんど老化していないことがわかった」とのことです。
●また、「どの年齢に関しても物忘れの回数がほぼ一定である」という実験結果も出ており、物忘れの回数と年齢の間には相関がないことが分かっています。
●「使わない情報」は半年くらいで忘れていきます。これは子供、大人ともに同じです。
●子供にとって、半年前という時間は「大昔」という感覚です。人生が数十年と経っている大人にとって、半年前は「最近」です。この時間感覚の差から、大人は「半年前(=最近)」が思い出せない自分にショックを受けることになります。
などの記述なのだが、どう思われますか?
★『使わない情報は忘れる』とあるのだが、
毎日が同じことの繰り返しで、確かに過去の情報を使う頻度がないことは確かである。
だから忘れるのだろうか?
話は変わるが、最近のテレビでは新しい『カタカナ語』がいっぱいである。
どんどん新しい『カタカナ語』を耳にするのだが、
耳にするだけで『使う機会』は全くと言っていいほどないから、
全然、覚えられないのである。
★ ホントに人間『記憶力の低下』はないのなら、
そう思うのは、毎日の生活の単純化にあるのかも知れない。
確かに、現役時代はいろんな情報も入るのだが、それに関連した出来事が繋がって、何度も遭遇するので自然に記憶されるのかも知れない。
世の大学の先生が言われていることなので、
『記憶力の低下』は年齢には関係なくて、
『毎日の生活の単純化』が原因だと思うことにしよう。
そう思えば『人の名前が解らなかったが』気にすることもないのである。
それは『記憶力の低下』ではなくて、その方との関係がなかったので、『使う機会』が無かったから、解らなくて当然なのである。
ちょっと、気が楽になった。