2-3週間前から野原で見つけた野生のほうれん草をお浸しにしたり、バター炒めで毎日楽しんでいる。
キャンプサイトのイギリス人やドイツ人に試しに食べないかと勧めても、皆しり込みして断られた。先週けいこさんのお家へ行った際、ショッピングセンターの後ろの草原で摘んだほうれん草を持っていきあげたら、ずっと以前から知っていて、食べていると言われて私の方がびっくりした。
おまけに 春菊は食べているの と聞かれてもっと驚き。
以前からこの花が春菊に似ているなーと思っていたけれど、確かめてみる勇気もなかった。
この第3週目の土曜日はタヴィラのマーケットが開かれる。
けいこさんと妹のかずこさんから、ショッピングセンターの後ろの草原に、まだ大きくなっていない春菊がいっぱい生えていると聞き、行ってみた。ほうれん草もあちこちふさふさと生え、春菊はあたり一面びっしり生えている。
もう花やつぼみがおおきくなっているのは避けて、柔らかそうな茎の太いのをビニール袋いっぱいに採った。
この日はお昼にオランダ人夫妻とお食事の約束で、一緒にレストランへ行ったが、野生のほうれん草の話をして勧めても、興味を示してくれなかった。亭主もお浸しやバター炒めなどは自分から進んで食べようとしないが、クッキングの中に刻んで入っているのは仕方なく食べている様子。
キャンパーに戻って、まずは大量の春菊を洗って茹で、ビニール袋に小分けして保存、一食分はお浸しにしてその夜に食べてしまった。
懐かしい春菊の味、もう忘れ去っていた日本の味だった。