Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへーポルトガルの干ばつ

2018-03-17 10:08:37 | 再びポルトガルへ2017-2018

タヴィラに着いた翌日10月18日に夕立のような激しい雨が降り翌朝も午前中1時間ほど激しいにわか雨が降った。

ポルトガルは昨年夏から恒常的な干ばつに悩まされていて先週の英語新聞の一面記事が干ばつで水源地が完全に干しあがっている写真を載せていた。一時的なにわか雨ではこの干ばつは解消されないとのこと。もう今は奇蹟を望むしかないと、まったく悲観的な記事だった。

その新聞の出た翌日2週間ぶり急激な土砂降りになり、シャレーの上の覆いから落ちる雨を受けるべくバケツを2個置いたところ、30分で雨は止んでいつもの青空になった。なんと驚くことに雨水はバケツ一杯になって6リッターの水のボトル4杯分になった。この雨水は持ってきた鉢植えのプランツにやるが、それだけでなく来春トマトやかぼちゃの種を植えた時の水やり用。今度はいつ雨が降るか判らないから今からしっかりと蓄えておく。

キャンプサイトの水は地下水をくみ上げているとのことだが、消毒薬が入っていて、ティーを作っても日本茶にしてもまずくて飲めない。植物にしても発芽に影響があるらしく、今春3月に植えた種はほとんど出なかった。

ポルトガルは1年のうち300日は太陽が出ていると言われるくらいで、毎日青空が続き、私たちのようなホリディー気分の人たちには良いだろうが、農業を営む人たちには、奇蹟を願い、神頼みをするしか方法がないのだろう。どうしても干ばつに強いオリーヴやぶどうが主生産物になる。オレンジの木の下にはいつでも水やりできるように長いゴムのチューブが配置されている。それでも川や水源地に水がなければ枯れるしかないが・・・。

2週間前にポルトガルの中央部あたりに家を買ったアランとエプリㇽ夫妻は、庭の草花が枯れて悲惨な有様、雨が欲しい・・・とe-mailを送ってきたが、その2日後に一時的にでもにわか雨で潤ったらしく、庭の植物も彼らも天を向いて神に感謝したとメールをくれた。

雨が多くて寒いヨーロッパ北部から来た人たちには、毎日の青空はしあわせのシンボルみたいに思えるが、今季2回目のにわか雨にはもっと降ってほしいと、30分でやんだ時にはがっかりした。

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