Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 砂漠へ

2012-01-12 16:31:28 | モロッコキャンピング 2012年



前夜まで後一日この川淵のサイトでゆっくり過ごすつもりだったが、急に気が変わって10時過ぎてメルズーガ(Merzouga)の砂漠を見に行くことにした。

ここトドラ峡谷のサイトはティネリールから10km山に入ったところで、ティネリールまでの素晴らしい景観に歓声を上げ、悪路に悩まされて下山した。ワルザザートからエル・ラシディアまでのアトラス山脈に平行に走る道路N10はカスバ街道(Route de Kasbahs)と呼ばれ、道路に沿ったオアシスにカスバをもつ村が連なっている。

 

 

ティネリールの町を外れると、急に道の両側にはビニール袋が散乱したゴミ箱をひっくり返したような有様で、数人の掃除人が草に絡まったビニールを取る作業をしていた。それにしてもこれが1km以上も続くと大変な仕事だ。
又モロッコは治安が良いのは、どこの道路を行っても数十キロごとに交通検問している警察官に負うところが大きい。砂漠の家一軒見えないところでも警官が数人立って車を停めて調べている。私たちは一度も検問に引っかかったことはないけど。

 

 

ティネリールから50km程行った処からカスバ街道のを離れエルフード(Erfoud)までの近道(80Km)があった。幸い道路の状態も良く、起伏のほとんどない道で、周囲は広大なオアシス地帯。村の広場では朝市が開かれて買い物客でごったがえしていたり、ある村では自転車が一番の交通手段らしく、若者皆が自転車に乗っている。

この国でいちばん酷使されているのがロバと農婦だろう。女性の加重労働は見てるのも気の毒なくらい。

 

 

 

 

途中で3台のフランス・キャンパーに追いついて、私たちまでそのグループの一部のように見える。村の中を4台のキャンパーが連なってゆくと、もともと通りにぼんやり座っている地元の人たちが驚いたように見る。ところが途中ですれ違ったのが10数台のフランスのキャンパーで、皆が笑顔で手を振り、中には両手を挙げて振っている人たちも居て思わず笑ってしまった。それにしても彼らと同じサイトにならなくて良かった。

 

 

砂漠の真っ直ぐな道路を走っているうちに、道端にたくさんの黒ヤギとらくだが群れている。望遠で見たらそんな砂漠の中に井戸があり、らくだが集まって水を飲んでいた。砂漠の中の道路標識にはラクダに注意、これがイギリスだと羊か鹿、ノルウエーやフィンランドだとトナカイに注意となるから国によっていろいろ面白いものだ

 

 

4軒の大きなテントが道端に並べられ、砂漠の民ノーマッド達が観光客にお茶のサーヴィスをするのだ。テントの前で呼びかけている人たちを尻目に先へ進む。

 

 

エルフードから15kmで着いたリッサニの町の入り口には立派な門があり、街の通りは日用品店や土産屋が並んで居る。通りはトラックや手押し車、ロバや、トラクターまであらゆる物がごちゃ混ぜでせわしない。



リッサニから35km砂漠の真平らな地の向こうにすみれ色の砂山が見えてきた。今夜のキャンプサイトは大砂丘のすぐ前で、これほど近くに砂丘を見るのは初めてかもしれない

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キャンプ旅行 メルズーガ(Merzouga)

2012-01-12 11:05:32 | モロッコキャンピング 2012年


 

 

サイトのすぐ近くにお城のようなカスバーがあった。近くへ拠ってみるとプール付きのホテルだとわかった。プールがあるほど水が豊富なのだ。

 

 

 

   

キャンプサイトからメルズーカの村は2kmほど、11時過ぎ散歩に行った。
町や村の入り口には必ず門があり、この村も例外でない。観光バスがここまでやってくるらしく、お土産店が数軒と砂漠冒険のトラベルエージェントが数軒あるばかりで、全く面白くない村だ。村までの砂丘近くにはホテルやキャンプサイトが並んでいるが、私たちの居るサイトが大砂丘に一番近いため今日もキャンパーが6台停車している。

 

 



こんな砂漠の乾燥地帯にまだ水の残っている沼地がありつがいの珍しいガチョウがすんでいる。又頭とお尻が白いこの黒鳥は砂漠地帯ではどこでも見られるが、ヨーロッパでは見られない。

 

 

 

 

太陽は焼けるほど熱いが、風が冷たい。お昼過ぎから急に風が強くなり、砂丘に行けないと心配したが4時近く収まってきたため、大砂丘を中腹まで登ることにした。大砂丘の向こう側がどうなっているかが知りたかったが砂丘の連なりが見えただけだった。この地域はアルジェリアの国境に近くモロッコからエジプトまでサハラ砂漠が広がっている。

 

 


私たちの反対側の砂丘の急斜面を登る一団が居て、望遠で見るとアラブ人の一団らしい。相当へたばって途中で寝転んでいる人や、両手両足で上っている人も居て、思わず笑ってしまった。

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